焦らない方が恋愛は上手くいく? 恋愛で焦らないコツ3つ
「周りはみんな彼氏持ち! 私も早く彼氏がほしい!」、「今の彼氏と今すぐ結婚したい」……など、恋愛や結婚に焦っていませんか? 「恋愛に焦りは禁物」と言いますが、焦ると恋愛はうまくいかないものなのでしょうか? 今回は焦りがもたらす恋愛への弊害と、恋愛で焦らないコツについて男女心理に詳しい織田隼人さんの解説をもとに紹介します。
焦ってしまって恋愛で失敗したことのある女性は○%
まずはじめに、焦ってしまって恋愛で失敗したことのある女性の実態について見て行きましょう。
焦ってしまい、恋人選びを失敗した女性は約4割!
マイナビウーマンが実施したアンケート結果によると、焦りが原因で恋人や結婚相手選びを間違えてしまった女性は36%、約4割もいることがわかりました。
Q、恋愛や結婚において、焦って相手を選んだばかりに失敗してしまった、という経験がありますか?
はい……36%
いいえ……64%
詳しい失敗談を聞いてみると、「クリスマス前に、焦って交際した彼が浮気性で、すぐに別れた」(25歳/その他/事務系専門職)など、イベント時に恋人と過ごしたくて焦って相手を見繕った人や、「まわりが全員彼氏持ちだったので、自分もいたほうがいいかと適当な理由で好きでもない人と付き合ったが、結局興味が持てなくて3カ月もちませんでした」(38歳/その他/秘書・アシスタント職)など、周囲に置いてかれないよう、焦って適当な人と交際して失敗した、というコメントが挙がりました。
また、焦って結婚相手を選んで失敗したという人の中には「結婚に焦ったあまり、相手の家庭事情を把握せず痛い目にあった」(35歳/その他/事務系専門職)というコメントが。結婚は相手の親族を巻き込むイベントのため、焦って選ぶと、こういった落とし穴があるようですね。
また、「早く付き合いたい!」「早く結婚したい!」など、相手との関係を早く発展させたいばかりに失敗した経験のある女性は24%いることがわかりました。
Q、恋愛や結婚において、焦って相手を選んだばかりに失敗してしまった、という経験がありますか?
はい……24%
いいえ……76%
一体どんな失敗をおかしてしまったのでしょうか? ここからは女性たちの失敗エピソードを見ていきましょう。
女性が焦って失敗したこと3つ
焦って迫りすぎてしまった
・「早く進展するように、積極的に迫ったら、引かれて別れた」(25歳/その他/事務系専門職)
・「飲み会で感じがいいと思った人に焦ってアプーチしてしまって、連絡しすぎて引かれた」(39歳/金融・証券/秘書・アシスタント職)
結婚をアピールしすぎてしまった
・「結婚をアピールしすぎてしまい、相手が引いてしまった」(35歳/その他/事務系専門職)
・「結婚がいつになるか問い詰めてダメになった」(28歳/情報・IT/営業職)
深い関係になろうと急いでしまった
・「交際は早めに進めたほうがよいかと思い、ホテルに誘ったら、真面目な人だったので『まだ早いよ』と引かれました」(38歳/その他/秘書・アシスタント職)
・「前のめりになりすぎて、付き合う前から泊まりに行ったりして軽く見られてしまった」(34歳/不動産/営業)
<女性が焦って失敗したこと>
・焦って迫りすぎてしまった
・結婚をアピールしすぎてしまった
・深い関係になろうと急いでしまった
焦ると恋愛がうまく行かない理由4つ
なぜ、焦ってしまうと恋愛はうまく行かないのでしょうか? 男女心理に詳しい織田隼人さんに聞いてみました。
焦ると自分が求めていない人を選びがち
恋愛や結婚を焦りすぎると、「世の中の男性全員が恋愛対象」といった状態に陥ってしまいます。そのため、心に余裕があるときは「この人は遊び人だ」、「私とは性格が合わなそう」と普段なら避けるような相手を、間違って選んでしまうことがあります。焦るあまり、「目標達成(恋愛や結婚)」が最重要項目となってしまうのです。
相手への思いやりに欠けてしまう
人は焦ると、「自分のことでいっぱいいっぱい」になってしまい「思いやりの欠けた人」になりがち。しかし「思いやりのある人」と「思いやりのない人」だったら、あなたはどちらを恋人にしたいでしょうか? きっと前者ではないでしょうか。焦って思いやりのない人間になると、恋愛につながるチャンスを減らしてしまいます。
人間関係は急いで構築できるものではないから
あなたは昨日はじめて会った人と、1年前から交友がある人、どちらを信用できますか? きっと「1年前から交友がある人」ではないでしょうか? 人は、時間をかけて相手を理解し、「信用」していきます。もちろん、「馬が合う」という言葉があるように、会った瞬間すぐに打ち解けるケースもあるでしょう。しかしそのような場合においても、お互いについて理解し、信用に至るには時間がかかるものです。
このことから、短期間で彼氏が出来たり、短期間で結婚までこぎつけることができたとしても、2人の間には「信頼関係」がないため、うまくいかないことが多いでしょう。
手段が目的化してしまうから
恋愛や結婚は「幸せになるため」にするものです。それなのに、「彼氏を作ること」「結婚すること」が“目的”になってしまうと、自分の幸せを無視してでも目的を実現しようとして不幸になります。恋愛はあくまでも、「幸せ」の要素の1つ。どんなに焦っていても、「この人と交際(結婚)して幸せになるだろうか?」と自問自答を忘れないようにしましょう。
恋愛で焦らないコツ
最後に、恋愛で焦らないコツについて紹介します。
周りと自分を比べない
仲のいい友人はもちろん、職場の同僚や同期など、周りが「結婚ラッシュ」だと焦る気持ちもわくでしょうが、安易に周りと自分を比べて焦るのはやめましょう。人と比較するのがやめられない、という人は、いろいろなコミュニティに入ることをオススメします。さまざまな知り合いがいることで、「比べることの意味のなさ」を実感できれば、自然と比べることが減るでしょう。
恋愛以外に夢中になれるものを持つ
人生における「恋愛・結婚」の優先順位を下げるのも1つの手です。人生は恋愛だけではありません。趣味に打ち込むのも楽しいですし、仕事で大きなプロジェクトを成功させることも大きな意味を持ちます。資格取得のために勉強したり、スポーツをして健康な体を手に入れるのもいいでしょう。とにかく恋愛以外で、自分が真剣に取り組めるものを見つけましょう。恋愛の優先順位が下がることで心に余裕ができれば、いい恋愛・結婚相手に恵まれるかもしれませんよ。
いい加減な自分を認める
理想が高かったり、理想に自分を向かわせようとする人ほど、焦りやすい傾向があります。理想と現実のギャップを「問題」だと捉え、解決しようとしてしまうからです。いわゆる「がんばり屋さん」ほど焦りやすい傾向にあるのですが、そういう人は「がんばらない」、「いい加減な自分を認める」ことで、焦らなくなれます。
焦ってしまったときは「まあいいや」を口癖に。口に出すことで「いい加減な自分」を認めることができ、焦る気持ちが消えていくでしょう。「いい加減」という言葉には「ほどよい程度」という意味もあり、決して悪い状態だけを指す言葉ではありません。幸せな恋愛や結婚を望むならば、高すぎる理想を求めるよりも、自分にとっていい加減を求めましょう。
まとめ
恋愛で焦ってしまう心理や焦らないコツについて紹介してきました。いかがでしたか? 「今すぐ彼氏がほしい!」「半年後には結婚したい!」と焦っている人は、まず落ち着きましょう。織田さんからもあったように恋愛に焦りは禁物です。すてきな出会いを逃さないためにも、ぜひ「焦らないコツ」を実践してみてくださいね。
(監修:織田隼人、文:マイナビウーマン編集部)
※画像はイメージです
※マイナビウーマン調べ
調査日時2017年6月12日~2017年6月15日
調査人数:273人(22歳~34歳の働く既婚女性)