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【お得な自治体15】品川区は妊娠したら1万円分のカタログギフトがもらえる!

フォルサ

知っていますか? 自治体によって助成金や補助金といった手当ての中身や額、またサービスは大きくちがいます。引っ越しを考えるときに、将来結婚、妊娠、子育てなどが控えた女性にとっては抑えておきたいポイントですよね。東京とその近郊地域の自治体のサービスで、アラサー女性が気になる部分のみをピックアップしてご紹介。

今回の『【お得な自治体さがし】 東京+αの地域別 もらえるお金とサービス』は、品川区です。実は、山手線「品川駅」は港区に、「目黒駅」は品川区にあるってご存じですか。大崎駅、五反田駅などは新しい街づくりが進行中ですが、旧東海道沿いは昔ながらの街並みが残っています。交通便もよく住みやすさランキングでは、上位にくるだけあって家賃は高めです。武蔵小山商店街、戸越銀座商店街という大きな商店街や、東京都立潮風公園や都立林試の森公園に加え、東京湾沿いにはしながわ水族館や船の科学館などの施設もありファミリー層にも人気があるエリアです。

品川区の助成、サービスの特色

●特色ある教育事業~学校選択制と小中一貫教育~

品川区の特色は児童教育にあります。全国に先駆けて学校選択制を実施。近所の小・中学校に縛られずに区内の好きな学校へ通学できます。また、小学校から中学校に進学するときにおこる不登校などの「13歳問題」の解消に「小中一貫教育」を実施。1年生から9年生まで同じ学校で学ぶ一貫校体制を取っています。ただし、中学で別の学校を選択することも可能です。ユニークな取り組みとしては、小学校の登下校時に当たる午前8時と午後3時に合わせて、花の水やり、買い物、犬の散歩などして地域の住民みんなでこどもを見守ろうという「83運動」という取り組みもあります。安全面から小中学生には全員「まもるっち」という防犯ブザーが配布されます。

品川区に住むのにオススメな人

●将来子どもの教育に力をいれたい人

妊娠すると1万円分のカタログギフト(中身は後述)がもらえるなど、妊娠時から子育て世帯へのサービスがいろいろとある品川区。将来、子どもの教育に力を入れたい人は、品川区の小中一貫校は選択肢にいれてもいいのではないでしょうか。放課後に利用できるすまいるスクールでは、6年生まで学校内で子どもを安全に預けられるので、毎日、塾や習い事をさせるための費用を節約できます。家賃は安くはありませんが、職場への通勤便の良さや、物価が都内では安いほうというメリットは、一考の余地ありです。

品川区基本情報

●主要駅

大井町、大崎、五反田、目黒、武蔵小山、天王洲アイルなど

●家賃相場(順位は23区内で高い順)

ワンルーム:8.89万円(9位)
2LDK:19.73万円(7位)

●物価(メインスーパーの商品価格)

場所によって大型スーパーから小型スーパー、地域の商店街もあります。価格帯は安め。
商品の参考価格:牛乳(1L):185円/食パン(6枚切り):195円/たまご(10個):208円/トイレットペーパー(12ロール):380円
※東急ストア武蔵小山店
※※価格は本体価格

品川区で受けられる助成やサービス

●住まい

・飼い猫の不妊・去勢手術費の一部助成……オス:4000円 メス:8000円

・しながわ水族館入館料の割引 ……区民・区在勤・在学者は割引料金で入れます。入館料:大人800円(通常:1300円)

●女性の健康

・乳がん検診(超音波検査+視触診)……34歳、36歳、38歳の年齢なら、自己負担500円で受けられる。

・子宮がん検診……20歳以上の偶数年齢なら無料で受けられる。

・20歳からの健康診査……勤務先等で健診を受ける機会のない人が対象。問診、血圧測定・血液検査・尿検査などが無料で受けられる。

・ストレスチェックサービス(こころの体温計)……パソコンや携帯電話を利用して気軽にメンタルヘルスチェックができる。

●結婚

なし

●不妊治療

一般不妊治療医療費助成事業……妻の年齢が43歳以下の夫婦が対象。夫婦合算の医療費自己負担額の1/2を年間最大10万円まで助成。所得制限なしだが通算5年まで。

●妊娠・出産

・妊婦健康診査票14回分と妊婦超音波検査受診票1回分

・出産・子育て応援事業……妊娠したら1万円分のお祝い品がもらえる。 ベビー服、マミーバック、木製玩具などを育児用品カタログギフトから選べる。

●子どもの医療

・子どもすこやか医療費助成……中学3年生まで、保険適用医療費自己負担額(通院・入院・入院時の食事負担金)を全額助成(保護者の所得制限なし)

●私立幼稚園

・入園料補助金:上限 10万円 ※所得制限なし

・保育料補助金:月額7000円から1万3200円 ※子の人数と所得による

●保育園

・認証保育所保育料補助制度……認可保育園の標準時間保育料と、実際に各認証保育所に払っている基本保育料との差額を助成してくれる。月額1万円~4万円 ※子の人数と所得による

・生活支援型一時保育オアシスルーム……保育園に通っていないこどもを臨時に預けられる。1時間500円で午前8時30分から午後5時30分までの間で、必要時間利用できる。

※認可保育園の月額保育料:3万7200円(第1子・中間階層世帯)

●教育

・すまいるスクール……各小学校内にあり、学校の授業終了後に移動、6年まで預けられる。利用料は、午後5時までなら1カ月250円。午後7時まで延長利用する場合は、1カ月4250円。教員免許を持ったスタッフが指導する勉強会での補修が1カ月500円で受けられる。区内在住なら、私立小学校に通っていても利用できる。

・多子世帯の給食費補助制度……多子家庭の給食費の保護者負担を軽減するために、区独自に給食費を援助する制度、小学校から中学校までの児童・生徒が3人以上いる世帯が対象。1食:240~320円(小1~中3まで)

※助成やサービスに関する情報は、2016年5月17日時点のものです。

品川区ホームページ
http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/

★次回の「お得な自治体さがし」は浦安市の予定です。お楽しみに!

(岩崎弘美/フォルサ)

◆『お得な自治体さがし』バックナンバーはこちら

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