水産缶詰の購買理由調査 「さば缶」が大人気の「ツナ缶」を抜いた理由とは?
マーケティング事業のソフトブレーン・フィールド株式会社は、株式会社クレディセゾンと共同で、7月1日~8月11日の6週間における水産缶詰の購買に関する調査を行った。全国規模の調査で、データ総数は1,801(男642・女1,159、すべてレシートデータによる)。
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これによると、同期間内の売り上げ総合ランキングの1位は「はごろもフーズ」376レシートで、以下「マルハニチロ食品」323レシート、その後に「PB(プライベートブランド、小売店や卸売業者の自主企画商品)」、「極洋」、「いなば食品」と続き、全体の94.0%を主要10社が占めた。
日別調査では、さば缶が7月31日以降、売り上げ全体の約40%でトップ。前日7月30日に、テレビ番組で「さば缶が健康によい」と紹介された影響で、通常売上率の高いかつお・まぐろ缶(ツナ缶)よりも高数値だった。
購買理由の設問でも、番組放送の前4週(7月1日~28日)と放送後2週(7月29日~8月11日)の比較データにおいて、さば缶の購入理由を「試し買いしてみたくなった」と回答した率が39.2%から47.4%と、8.2ポイント増えていた。
また購入の決定要素の設問でも、「味」「量・大きさ」「食べやすさ」といった要素がそれぞれ30~60%台の数値を集める中、「体に良い」を挙げた人が13.3%から27.8%へと一挙に14.5ポイントも増えた。