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今あえて磨きたい! 現代版「女性らしさ」マニュアル

秋カヲリ

心理カウンセラーの萩原かおりです。女らしくいたいと悩む女性は多くいますが、「女性らしさ」とは一体何でしょうか。かわいいこと、けなげなこと、弱弱しいこと、気遣いができること、さまざまな要素が女らしさとして考えられますが、好感度の高い「女性らしさ」は時代によって移り変わっています。現代ではどんな女性らしさが魅力的に映るのか、じっくり解説していきます。

現代版「女性らしさ」とは

自分の母親と自分を比べてみると、多少なりとも価値観のちがいを感じることはないでしょうか。あるいは「お母さんと同じ時代を生きていたら、ちがう道を選んでいたかもしれない」と思うこともあるかもしれません。同じ女性であっても、時代によって環境がちがうので「女性の常識」も異なります。それでは、現在の「女性らしさ」について考えてみましょう。

現代版「女性らしさ」の定義

主体的に動きつつ、サポートもできる

女性は男性よりも周囲との協調性を重んじる傾向が強いため、視野が広いです。その特性を生かして、昔は前を突き進む男性のサポート業務に回ることが多かったものの、最近では女性が主体的に活躍することも社会から求められています。そのため、男性も主体性のある女性に魅力を感じるようになってきました。「付き合うならかわいい子がいいけど、結婚するならしっかりした人がいい」といった考えを持つ男性は現代にはとても多いです。

自ら積極的に動きつつも、きちんとまわりに目を配ってサポートも行える女性は男性にない魅力があります。そのような面を見せることができると、男性からはもちろん、女性からも「女性らしい人だな」と好ましく思われるでしょう。

先回りして行動できる

女性らしさと言えば、やはり男性以上にきめ細かい「気遣い」をイメージする人が多いのではないでしょうか。誰かがケガをしたときに、さっとバッグから絆創膏を差し出すと「さすが女の子だね」なんて言われた経験がある人もいるのではないでしょうか。これも「誰かがケガしたときに渡せるように」という女性らしい気遣いを感じるからです。

強いて絆創膏を常備しておく必要はありませんが、何らかのトラブルや課題などを想定して先回りして行動できると「女性らしい気遣いのある人だな」と思われます。たとえば、仕事で資料の送付を依頼するときに「あの資料を送ってください」と言うのではなく、「あの資料が~~に保管されているので、それを送ってくれませんか」と言うと相手の行動を先回りしたていねいな言い方になり、気遣いが感じられます。

「ありがとう」をたくさん言う

男性同士のやりとりでは、あまり「ありがとう」という言葉は出てきません。たとえば男友だち同士の居酒屋での会話なら、「メニュー取って」と言われたら黙って渡す、というだけで会話が終了しますが、女友だち同士であれば「ごめん、そこのメニュー取ってくれる?」「はい」「ありがとう」という会話が生まれるでしょう。

このように、女性はちょっとしたことでも「ありがとう」と言う文化があります。私の夫も、一緒に住むようになってから格段に「ありがとう」と言う回数が増えました。私から「もっとお礼を言って」と伝えたわけではなく、女性特有の「ありがとう文化」に触れるうちに伝染していったのだと思います。これも紐解いていくと気遣いにつながりますが、横のつながりを大切にする女性らしいコミュニケーションであり、女らしさとつながっています。

現代において「女性らしさ」があるといいこと

女性らしい人とは、やわらかさがあり、しなやかなコミュニケーションができる人です。さまざまな人と関わることが多い現代において、こうしたやわらかくしなやかな人はどんなシーンでも円滑にやりとりでき、周囲に心地よさを与えます。

やっぱり気になる? 男性が求める「女性らしさ」

女性らしさは男女問わず好意的な印象を与えますが、男性からはどんな人が「女らしいな」と思われるのでしょうか。実際にアンケートを実施し、男性が求める「女性らしさ」について質問しました。

【男性に調査】僕たちが求める「女性らしさ」

114人の社会人男性に、女性に求める「女らしさ」について聞いてみました。

Q.男性に質問です。ズバリ、女性に一番求める“女らしさ”とは?
1位 気遣い……43.0%
2位 外見の女らしさ……28.9%
3位 家事能力……17.5%
4位 動作の女らしさ……8.8%
※有効回答数114件。(単数回答式、5位以下略)

昔から言われるような項目が並んでいますが、外見や動作など外側から感じられる女性らしさよりも、気遣いが圧倒的に「女らしさ」として注目されいます。

見た目より内面? 男性が求める「女性らしさ」とは

アンケートの結果から、男性が女性にどんな「女性らしさ」を求めているのか分析していくと、やはり「自分(男性)には持っていないものを持っている」女性に魅力を感じることがわかります。

気遣いができて家事能力があり、女らしい外見や動作をする女性はいわゆる癒し系の女性。話しているとほっとできるような安心感を与えられる女性は、男性から「女らしい人だな」と好感を抱かれます。

「女性らしさ」を高める方法

それでは、「女性らしさ」はどうやって高めるのでしょうか。誰でも実践できる女性らしさを高める方法についてご紹介します。

「女性らしさ」を高めるには……

取り急ぎできることとしては、以下の3つが挙げられます。

相手目線で話をする

話をしているとき、一方的にならず相手目線で話せる人は「気遣い上手で女性らしい」という印象を与えます。自分の話をするときも、相手が営業職の人であれば「営業の人だったらこういう風に考えることがあると思うんですが、それと同じように……」と相手が理解しやすい状況でたとえるなどしてみましょう。女らしい気遣いを感じさせることができます。

聞き上手になる

女性は男性よりも自慢話をしないもの。自分の話ばかりせず、相手の話を上手に引き出す女性は聞き上手で、女性らしい魅力があります。会話するときは自分の話よりも相手の話をたくさん聞くと相手は心地よく感じて、「女らしい人だな」と思うでしょう。

顔まわりに手を当てる

顔まわりに手を持ってくる仕草は女性らしい印象を与えます。たとえば、笑ったときや驚いたときに口元に手を当てたり、考えているときに頬に手を当てたりすると女らしい雰囲気を纏えます。このような仕草を上記二点に加えて行うと、より「女性らしい」という印象を与えることができますよ。

仕事の場でも活かせる「女性らしさ」

企業の社長や人事はよく「女性のほうが優秀」と言います。もちろん男女問わず優秀な人はいますが、女性のほうが視野が広く、バランスよく働く人が多いのでこのように言われるのだと思います。また、コミュニケーション能力が高くチーム力を高めることができるのも女性が多いです。

無理にサポートに徹する必要はなく、自分の仕事をきちんと進めながら周囲にも目を配って気遣いある仕事をすれば、チーム全体が活気づいて会社全体の力が高まります。こうした働き方は、女性らしい強みとして高く評価されるでしょう。

女性らしさに縛られる必要はない

女性らしい魅力は今も昔も評価されており、その人の長所として受け入れられます。とはいえ、女性だからといって女らしくいなければならない、ということではありません。

気遣いができること、家事ができることは男女問わず魅力になるもの。「女性だからこうしなきゃ」と思うのではなく、単純に自分が理想だと思える人物像に近づけるように過ごすのが一番です。

(萩原かおり)

※画像はイメージです

※マイナビウーマン調べ(2015年7月にWebアンケート。有効回答数114件。22歳~39歳の社会人男性)

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