「Aくん」はいいけど、「Bくん」はイヤ。女子に聞いた! スキンシップとセクハラのちがい
例えば、AくんとBくん、二人の男性に同じように肩を触られたとき、不快に感じるか、なんとも思わないか、捉え方がまったく異なることがあります。触れている側からすれば、何がちがうのか疑問に思うかもしれません。今回は「イヤじゃないスキンシップ」と「セクハラ」のちがいについて、社会人の女性のみなさんに聞いてみました。
日頃の言動が左右する
・「相手の言動次第だと思う。いつも爽やかな会話をしてる人なら、少しくらいは気にならない」(28歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「その人のキャラだと思う。男女、分け隔てなく接するタイプの人ならそれほど嫌な気がしないかも」(24歳/食品・飲料/専門職)
・「自然な話の流れや、その場の流れでのボディタッチはいいけど、不要なものはセクハラ」(30歳/団体・公益法人・官公庁/その他)
女性の体に触れることが多い人でも、日頃の言動が爽やかでいやらしさを感じさせないならセクハラだと思われることも少ないようです。逆に、いつも下ネタ全開で開けっ広げな性格の人も笑って流せてしまうかもしれませんね。
触りかたの問題
・「バストや腰、お尻はセクハラだと思う」(22歳/情報・IT/技術職)
・「肩を軽くたたかれるのはいいが、なれなれしく肩を組むのはセクハラ」(33歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「ねちっこいボディタッチは、セクハラ認定です」(31歳/その他/その他)
「触れる」「軽くたたく」くらいなら、あまりセクハラの要素は感じられませんが、「撫でる」「何度も触る」となると不快に感じる女性も多いため、セクハラだと捉えられやすいようです。
「誰に」タッチされるかが重要なポイント
・「自分が相手に好意があるかどうか」(32歳/学校・教育関連/技術職)
・「その男性をどう思っているかのちがい」(30歳/人材派遣・人材紹介/秘書・アシスタント職)
・「される人によるのではないかと思う。好きな人なら全部ボディタッチで、嫌な人なら全部セクハラ」(33歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
これが世の中の男性をもっとも困らせる判別方法です。同じことをしているのに許される人と許されない人がいるという矛盾が生じてしまうので、男性からすると納得のいかない回答かもしれません。
スキンシップとセクハラの境界線はとても曖昧……。不快に感じていても、上司や目上の男性だと、注意するのもなかなか大変ですしね。でも、泣き寝入りしてエスカレートしても困ります。自分を守るためには、望まないスキンシップをとろうとする相手にはっきりと「やめてください」と言う勇気も必要かもしれませんね。
(ファナティック)
※画像は本文と関係ありません
※『マイナビウーマン』にて2015年11月にWebアンケート。有効回答数200件(22歳~34歳の働く女性)