うわああ! この世はなんて理不尽なんだ! 部活で上下関係をたたき込まれたエピソード4つ
小学校時代にはほとんどと言っていいほどなかった上下関係ですが、中学に入り部活動に入部したことで上下関係の厳しさを実感した人も多いのではないでしょうか。そんな部活動で上下関係をたたき込まれた経験を、社会人の女性に聞いてみました。
あいさつは上下関係の基本
・「あいさつしないと囲まれて怒られるので、誰にでも元気よくあいさつする癖がついた」(30歳/機械・精密機器/事務系専門職)
・「どんなに離れていても走ってあいさつにいかなければいけない」(22歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
先輩を見かけたらすかさずあいさつしなければと神経をとがらせていた人も多いでしょう。今考えれば運動部のあいさつは決して正しいあいさつの言葉とは言えないものも多々ありますが、それでも当時はその独特のあいさつをすることが当たり前でした。
先輩の言うことは絶対服従
・「先輩は神様だと思えと言われた」(29歳/学校・教育関連/技術職)
・「先輩の言うことが5分後にはころころ変わるような部だった」(27歳/情報・IT/事務系専門職)
とにかく道理が通っていない先輩の言う言葉。中には先輩よりも賢く、筋道の通った考え方をできる人がいたとしても、それは発揮してはいけない能力です。間違っていても正しいのが先輩の言葉なのです。
経験から得た知恵
・「たとえ先輩が、とある先輩の悪口を言って同意を求めてきたとしても、絶対に同意してはいけない。あとで、自分が言ってたことになって本人に伝わっている」(28歳/機械・精密機器/営業職)
・「先輩よりいいラケットを使ってはいけない」(25歳/医療・福祉/専門職)
先輩より新しいユニフォームやスポーツグッズをもっていったばっかりに、それが原因で目をつけられたなんて経験はありませんか? こういった微妙な先輩の心情をくみ取らなければいけないなんて、後輩も大変です。
すべての順番は先輩から
・「先輩が箸をつけるまで後輩はごはんを食べてはいけないと怒られた」(29歳/金融・証券/営業職)
・「テニス部は上下関係が厳しく、先輩より先に帰ってはいけないというルールがあった」(28歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)
とにかく何をするにも先輩が最初。後輩はその後という決まりのはずなのに、なぜか練習の準備をすることと、掃除は後輩が先にやらなければいけません。不平等と思っても、それが上下関係の現実です。
昨今は行き過ぎた上下関係の意識によるいじめも問題になっていますが、当時学んだ上下関係に関する規律は社会人になってからも役に立つことが多いもの。当時は理不尽だと思っていたことも今となっては経験しておいてよかったと感じることもあるでしょう。そういった面では当時の先輩たちに感謝するべきなのかもしれませんね。
(ファナティック)
※画像は本文と関係ありません
※『マイナビウーマン』にて2015年9月~10月にWebアンケート。有効回答数149件(22歳~34歳の働く女性)