年金、老後、貯蓄。女性の67%が将来の不安は「お金」と回答
生活者の意識・実態に関する調査を行なっているトレンド総研は、25歳~49歳の女性500名を対象に、「女性の資産運用に対する意識・実態調査」を実施した。調査期間は7月19日~22日。
●女性が感じる”将来の不安”第1位は「お金に関する不安」
「将来の不安の有無」について質問したところ、97%もの人が「将来に不安がある」と回答した。
将来の不安の内容を具体的に聞いてみると、7割の人が「教育費や老後の貯蓄など、お金に関する不安(67%)」と答え、「体の衰えや病気など、健康に関する不安(65%)」、「親の介護や家族の健康など、家族に関する不安(62%)」といった悩みを押さえて1位となっている。
また、現在感じている「お金に関する不安」の内容については、「年金が支給されるかどうか。また、給与が少なく昇給もあまり期待できないために、老後に備えた貯蓄が十分にはできないのではないかと感じている」(千葉県・25歳・未婚女性)、「貯蓄はしているが、年金の支給額は減るだろうし、子供に迷惑をかけずに老後を過ごせるかどうかが不安」(愛知県・42歳・既婚女性)などが多くあげられた。
●「資産運用」のイメージは”難しい”、”怖い”
「資産運用に対する関心」について聞いたところ、93%が「関心がある」と回答。さらに、「資産運用に対する関心は高まっていると感じますか?」と聞いたところ、「感じる」と回答した人は71%にのぼった。
「資産運用に対する関心は高まっていると感じる」と答えた人を対象に、「関心が高まっていると思う資産運用の方法」を具体的に聞いたところ、「外国為替(FX)(46%)」、「株式投資(44%)」、「不動産運用(24%)」が上位にランクイン。次いで、「不動産投資信託(REIT)(22%)」、「海外株式投資(22%)」などが僅差で続いた。
これらの資産運用の方法に対して実際に行ったことがある人を調べたところ、「株式投資(38%)」、「外国為替(FX)(14%)」、「不動産投資信託(REIT)(10%)」については比較的高い値となったものの、「海外株投資」、「不動産投資」については少ないことが分かった。
なお、「資産運用に対するイメージ」については、「難しい(65%)」、「怖い(55%)」といった回答が多く、資産運用が”危ないもの”という考えが少なくないことがうかがえる。一方、28%の人が「儲かる」と回答しており、ポジティブな意見もみられた。