【ランキング】鍋の具材37選! 定番から変わり種まで大特集
鍋料理は具材を変えることで定番から変わり種まで、全く違う味を楽しむことができるのが魅力。今回は鍋奉行のライターuzuraさんが鍋で人気の具材や、おすすめの具材を、ランキングを取り入れながらまとめてくれました。さらに水炊きやレモン鍋などの鍋料理をご紹介していきます。
鍋に入れてぐつぐつ煮るだけで、おいしい料理ができ上がる鍋料理は忙しい日の味方。家族での食事にはもちろん、一人暮らしでも重宝するレシピです。
そんな鍋で人気の具材をランキング形式でまとめてみました。他にも定番の具から変わり種の具材まで、みんなが挑戦しているものを大特集!
具材の切り方や入れる順番もわかりやすく解説していきます。水炊きやキムチ鍋はもちろん、目新しい鍋のレシピもピックアップしてみましたので、ぜひ参考にしてください。
人気の鍋の具材をランキングでご紹介
まずは人気の鍋の具材をトップ15までランキング形式でご紹介します。
こちらのランキングは鍋好きの筆者が「好きな鍋の具」を周りに聞いて多く登場したものをランキングにしています。
1位から3位までは白菜、ネギ、豆腐といったどんな鍋にでも適応できる具材がランクイン。
肉類は4位以降といった結果となりました。海鮮系は肉よりも少し順位は落ちましたが12位に食い込みました。海鮮鍋よりも肉を使った鍋の方が人気があるようです。
【定番の鍋】におすすめの具材37選
定番の鍋と言ったら何鍋を思い浮かべますか? 寄せ鍋やキムチ鍋などいろいろありますが、どんな鍋にも登場回数の多い具材たちをジャンルごとにご紹介していきます。
野菜
くたくたに火が通った野菜は鍋の代名詞といっても過言ではありません。それくらい重要な鍋の野菜のラインナップをみていきましょう。
白菜
ランキング1位に選ばれた白菜は鍋に必要不可欠な存在です。低価格で購入できるうえに量が多く、保存も効くので冬はストックしておきたい食材です。手に持った時に、ずっしり重量感のある白菜のほうが葉が詰まっていておいしいんだとか。
ネギ
火を通すと中心部分がトロトロになっておいしいネギは2位にランクインしています。ネギは余すところなく食べられる食材。鍋では青い部分を取り除いてしまう方もいますが、火を通すと苦みが抑えられてまるまる1本おいしくいただけますよ。
もやし
低価格でゲットできるもやしはかさ増しも可能なため、1人暮らしなど家計の強い味方です。シャキシャキ食感を残したい場合は、断然あと入れがおすすめです。
人参
鍋に彩りを添えてくれる人参は、鍋の表面の見える位置に置いておきたいですよね。輪切りにした人参を電子レンジで加熱してから鍋に乗せると、見た目も美しいですよ。
キャベツ
もつ鍋などに欠かせないキャベツはひとくちサイズにカットしてから、くたくたになるまで煮込みましょう。キャベツを鍋に入れるとたくさん食べられるので、野菜不足な時や冷蔵庫にキャベツが残っている時などにぴったり。
大根
大根は大きく切って入れたりおろしにしたりして、いろいろな食感を楽しめる食材です。輪切りにしてお肉と重ねてミルフィーユ鍋にしたり、おろしにしてみぞれ鍋にしてもいいですね。
春菊
香りのいい春菊はお肉と一緒に食べるとお肉のしつこさを消してくれる食材。実は春菊は葉と茎によってゆで時間が違うため、分けて入れた方がおいしく仕上がります。シャキシャキ感を残して召し上がれ。
肉
鍋のだしが取れる肉は、相乗効果で野菜のポテンシャルも高めてくれる、鍋に欠かせない食材です。
豚肉
豚肉はどんな鍋料理にも合わせやすいオールマイティーな食材です。鍋では火が通りやすいしゃぶしゃぶ用やバラ肉が人気です。
鶏肉
水炊きなどに使われているのが鶏肉です。鍋に入れる鶏肉は脂身が少ない部位を使うことが多いのでさっぱりとした味付けにぴったり。鍋に入れる場合は「もも肉」や「むね肉」、「手羽」がおすすめです。
つくね・つみれ・肉団子
うまみがギュッと凝縮されたつくねやつみれ、肉団子は鍋に入れると絶品です。特に軟骨入りのつくねや、ぷりぷり食感が味わえるつみれなどはスープとの相性もバッチリ。
牛肉
肉好きの中で根強い人気がある牛肉は、鍋に入れると高級感を味わうことができます。すき焼きやしゃぶしゃぶなど肉がメインの鍋に使われていて、ガッツリ鍋を味わいたい時に向いています。
ホルモン(もつ)
福岡の代表的な料理「もつ鍋」にも登場するホルモンは好き嫌いが分かれますが、一定の層からは人気の食材です。モツの脂が野菜にしみこみ、絶妙な味わいに仕上げてくれますよ。
海鮮
鍋の雰囲気がガラッと変わる海鮮鍋は洋風にもアレンジしやすい食材ばかりです。和風の鍋に飽きたら、海鮮を使った洋風鍋を挟むのもおすすめです。
タラ
脂身が少なくたんぱく質がしっかり取れることから、ダイエット食材としても知られている「タラ」。引き締まった白身魚は寄せ鍋などシンプルな鍋で味わい深さを発揮します。
エビ
どんな鍋とも相性が良く洋風鍋にも和風鍋にも、はたまたエスニックふうの鍋にもよく登場します。生のエビは下処理が面倒なので冷凍シーフードに頼ってみるのも一つの手です。
ホタテ
癖がなく食べやすい味からクリーム系の鍋とも相性がいいホタテ。ぷりぷりで柔らかい身をクリーム系の鍋でコトコト煮込んだら、だしが効いた洋風鍋が完成します。
かき
ぷりぷりの食感で人気のあるかきは、入れるだけでぜいたくな鍋へと変身します。しかし自宅で調理するにはちょっとしたコツが必要。臭みが出ないように下処理したり、鍋に入れるタイミングが重要です。
カニ
うまみが引き立つカニ鍋はお店で食べるのもいいですが、ぜひ自宅で挑戦してほしい鍋です。味付けや鍋の締めも自由に決められるので、自分好みのカニ鍋を楽しむことができますよ。
きのこ・豆腐・こんにゃく類
きのこや豆腐、こんにゃく類は元の味が淡泊なため、どんな鍋でも邪魔をせずに引き立ててくれます。スープの味がしみ込んだ具材はいくらでも食べられそうです。
豆腐
主張しすぎず大豆のうまみが感じられる豆腐は、大人から子どもまで人気の食材です。湯豆腐なら絹を、鍋には木綿、すき焼きには焼き豆腐など、豆腐の種類を鍋によって変えてみるのがおすすめ。
エノキ
ほぐしたエノキを鍋で煮込むとシャキシャキした麺のような形状になり、よく噛んで食べるため満腹感が得られます。ヘルシーで食物繊維の多いえのきはダイエット食材としても注目されています。
しいたけ
肉厚でジューシーなしいたけは鍋のスープの味が染み込んで、噛めば噛むほど味わいが広がります。野菜だけの鍋を作る時は、だしが取れるしいたけを入れてみましょう。
しらたき
つるつるな歯ざわりで麺のように食べられるしらたきは、あったらいくらでも食べられる食材です。あく抜き済みのものを使うと、カットしてそのまま鍋に入れられるので調理が楽ちんなところもポイント。
こんにゃく
味がしみ込むまで時間がかかりますが、待った分だけ美味しさは格別です。歯ごたえがいいこんにゃくはたくさん噛むことによって自然と満腹感を得られます。
まいたけ
シャキシャキの歯ごたえがクセになるまいたけは、長く煮込んでも食感が楽しめるので最後までおいしく召し上がれます。手でひとくちサイズに分けてから鍋に入れましょう。
しめじ
つるつるの傘の部分の食感が楽しいのがしめじです。低価格で購入することができるので鍋に食材をもう少し加えたいというときにぴったり。
はるさめ・マロニー
はるさめやマロニーは鍋のスープを吸って、麺のような形状になるので締めにもぴったりな一品。締めのラーメンの代わりに入れると、とってもヘルシーです。
油揚げ
油揚げを使う際にどうしても油の量が気になる場合は、鍋で油抜きをしてから入れましょう。その際、沸騰したお湯を油揚げにかけてキッチンペーパーなどでふき取ればOK。鍋が油っぽくならず、ふわふわの油揚げが楽しめます。
餅・餅巾着
餅や餅巾着はモチモチな食感で、鍋がより楽しくなる食材です。火が通りやすいように、鍋用の薄くスライスされた餅を使うとおいしく仕上がりますよ。
変わり種
和風の寄せ鍋に飽きたらいろいろな具材を使ってアレンジを楽しみましょう。変わり種の具材も、合わせ方によってとってもおいしくなりますよ。
チーズ
鍋に入れると、とろっと溶けてマイルドに仕上げてくれるチーズ。お肉との相性がいいのでミルフィーユ鍋や豚キムチ鍋などいろいろな鍋にかけて楽しめますよ。
トマト
加熱されたトマトは甘味が引き立ち、生で食べるよりもうまみが凝縮されます。洋風鍋に仕上げたいならまずはトマト缶とコンソメを入れてみるのがおすすめです。
餃子
水餃子からエビ餃子までいろいろなタネを楽しめる餃子は、鍋の中で見つけると少し得した気持ちになれる食材です。モチモチな皮から飛び出してくる中身がたまないおいしさ。
パクチー
クセのあるパクチーは好き嫌いが分かれますが、好きになるとどんな鍋にも入れたくなる食材です。エスニックふうの鍋にはもちろん、寄せ鍋とも相性がいいのでぜひ試してみてください。
ソーセージ
ソーセージはぷりぷりの食感と親しみやすい味付けで、大人から子どもまで愛されている食材。コンソメの鍋でポトフ風にしたり、キムチ鍋でチーズと一緒に入れるのもおすすめ。
シュウマイ
お肉のように下処理をしなくても、お肉感が味わえるのがシュウマイです。最初からひとくちサイズになっているため、鍋にそのまま投入するだけ。準備が楽ちんなお助け食材です。
ベーコン
おつまみとして食べてもおいしいベーコンの塩気は、鍋に入れてだしとして利用しましょう。白菜とベーコンをミルフィーユにすると、しっかりとした味付けの重ね鍋が完成します。
せんべい
バリバリと硬いせんべいを思い浮かべるかもしれませんが、鍋用のせんべいを入れるとモチモチサクサクの食感が楽しめます。青森県の郷土料理「せんべい汁」に使われているせんべいを鍋に投入するだけで、いつもと違う食感が味わえますよ。
レモン
輪切りのレモンを入れると見た目も華やかなさっぱりした鍋がいただけます。鍋といったら冬のイメージですが、鳥塩レモン鍋などにすると1年中楽しめます。
湯葉
豆乳のコクや味わいが感じられる湯葉は入れると鍋が少し上品な印象になります。湯葉で野菜を巻いてそのまま食べたら、マイルドでおいしい鍋が楽しめます。
具材の切り方や入れる順番をおさらいしよう
鍋の具材が決まったら早速カットしていきましょう。鍋は火が通りやすいように食材によって切り方や入れる順番にもポイントがあります。しっかり覚えて目指せ鍋奉行!
具材の切り方
食材によって具材の切り方はさまざまですが、定番の具材の切り方を中心にご紹介していきます。知っておくと煮込む時間の短縮ができますよ。
野菜は火の通りによって厚さを変える
野菜は火が通りにくい根菜と火が通りやすい葉物で大きく分けることができます。根菜はなるべく熱が当たる面が大きくなるようにカットするのがポイントです。
〈野菜の切り方〉
大根:いちょう切りにするか、輪切りのまま使う場合は火の通りがよくなるように隠し包丁をする。
人参:薄めの輪切りにする。
白菜:葉と芯の部分にわけて、葉はざく切りに、芯はそぎ切りにする。
ネギ:好みによって斜め切りかぶつ切りにする。
肉は食べやすい大きさに切る
肉はお好みで食べやすい大きさにカットしましょう。火が通ると縮んでしまうので少し大きめに切っておくことが大切。
海鮮は煮崩れしにくい大きさに切る
エビやホタテはそのまま投入できますが、魚は煮崩れしにくい大きさにカットしてから鍋に入れましょう。こちらも少し大きめに切っておくと、バラバラになって食べにくくなることが防げますよ。
具材を入れる順番
具材は火が通りにくい食材から入れていくのが基本のスタイルです。食材のジャンルごとに入れる順番をレクチャーしていきましょう。
(1)根菜類・魚介類・白滝・鶏肉
硬い野菜や火をしっかり通したい魚介、鶏肉などは1番初めに入れてだしをとりましょう。白滝も初めに入れることで味がしっかり染み込みます。
(2)きのこ類・豆腐類
きのこや豆腐は鍋が温まってから入れるようにしましょう。きのこは火が通りすぎてしまうと食感が無くなってしまいます。豆腐には味をしみこませたいのでこのタイミングがベストです。
(3)牛肉・豚肉・つみれ・牡蠣
だしが沸騰したタイミングで牛肉や豚肉などの肉類とつみれや牡蠣を入れましょう。肉や牡蠣は入れるタイミングが早いと固くなってしまうので、沸騰後に入れるのがベスト。あくをとって丁寧に仕上げましょう。
(4)野菜・海藻
葉物の野菜やもやし、長ネギなど火が通りやすい野菜は最後にサッと火を通すくらいが食べごろです。海藻類も軽く加熱するくらいが丁度いいので一番最後に入れましょう。
定番から変わり種までおすすめの鍋の種類
鍋料理はアレンジ次第でいろいろな姿に変身します。レパートリーを増やすと毎日鍋でも飽きずにたべられそうですね。
定番の鍋から変わり種まで様々な鍋をご紹介していきます。
【水炊き鍋】シンプルなうまみを感じてみて
シンプルに食材のうまみが引き立つ水炊きは、鶏がらスープを使ってだしをとりましょう。つけだれはさっぱり食べられるポン酢しょうゆで召し上がれ。誰でも簡単にできるオーソドックスな鍋です。
【キムチ鍋】ピリ辛に仕上げてやみつきに
ピリッと辛いキムチ鍋は食欲をそそる人気の鍋。キムチ鍋の素を使うといろいろな調味料を買わなくても、キムチ鍋を楽しむことができます。キムチの素は余ったら炒め物などにも使える便利なアイテムです。
【豆乳鍋】マイルドさとコクの好バランス
マイルドな豆乳鍋で具材をコトコト煮込むと、ホッとする優しい味わいに仕上げてくれます。乳製品が苦手な方でも豆乳鍋なら美味しく食べられるかもしれませんよ。
【ごま油鍋】ゴマの香りで食べる豚とキャベツ
ごま油の香りで豚とキャベツがもりもり食べられるごま油鍋。キャベツを多めに買ってもペロリと食べられちゃうほど、食欲を掻き立てます。食卓に出したら争奪戦になりそうなやみつきレシピです。
【レモン鍋】見た目もかわいいさっぱり鍋
レモンの輪切りが浮かんでいる見た目が華やかなレモン鍋は女子会にもピッタリなメニューです。鰹と昆布のだしで肉も野菜もさっぱり食べられます。ぜいたくに牡蠣を投入してもおいしいですよ。
【エスニック鍋】ナンプラーがおいしさを引き立てる
エスニックふうな鍋に挑戦したいなら、魚のうまみが凝縮されたナンプラーが大活躍します。レモンを入れて本場の爽やかな風味も取り入れてみましょう。お好みでパクチーを入れてもおいしいですよ。
気になる鍋の具材は見つかりましたか?
鍋はスープや食材によって何通りもの組み合わせができる料理です。そのため、飽きずに何日も連続で鍋を楽しむことができます。具材を切って煮込むだけの鍋は忙しい日でも重宝しそうですね。
好きな組み合わせを見つけて、寒い日や忙しい日の定番料理にしましょう。
(uzura)
※画像はイメージです