バーテンダー世界チャンピオンおすすめ―炭酸水メーカーで作る簡単カクテルレシピ

このところの炭酸ブーム。炭酸水は血行を促進し、整腸作用もあるので、美容効果が高く、女性には嬉しい存在です。簡単に炭酸水が作れる家庭用炭酸水メーカーはこのところ爆発的な人気。洗顔に使ったり、オリジナルドリンクを自宅でアレンジして楽しんでいる人も多いと思います。
【今、注目のダイエットはこれ!『炭酸水ダイエット』】
そこで、世界最高峰のカクテルコンペンション「IBAワールドカクテルチャンピオンシップ」で3年連続世界1位の栄冠に輝く、トップバーテンダーの高橋直美さんに、家でも簡単に作れるソーダカクテルづくりの秘訣をご紹介いただきました。
作り方のコツ
1材料をミックスするにはシェーカーを使いますが、家で作る場合はバースプーンで材料と氷をしっかりステアするだけで充分。2カクテルは冷やすことでそれぞれの持ち味を閉じ込めることができるので、使う材料は冷蔵庫で冷やして置きます。
3グラスに氷はたっぷり。次にリキュールとお酒を注ぎますが、リキュールの温度が高いと味が半減しますので、グラスの底から上にまわすように充分ステアします。結露でグラス表面に水滴がつけば十分に冷えた証拠。
4お酒の後、濃度をジュース類などで口当たり良く中和します。最終の炭酸水は氷の上に注ぐと炭酸が飛ぶので、氷に直接当たらないよう気をつけること。氷と氷の隙間に静かに注ぎ込みます。
リキュールがない場合
リキュールがない場合は濃縮還元のジュースとアルコールでオーケー。お菓子作りに使う製菓用リキュールでも代用できます。モナンという銘柄の製菓用リキュールは70種類以上のフレーバーがあり、バーなどでプロも良く使用します。カクテルは甘味と香りアルコールのコンビネーションが重要。香りが足らない場合はトッピングで香りをプラスします。(やり方は下記に)
相性のいいジュースとアルコール
グレープフルーツやレモンライムジュースはどんなお酒にも合い、相性を選びません。おすすめは今、人気のクランベリージュース。ベリー系のジュースにブラウン系スピリッツ(ブランデーなど)をミックスするとカクテルらしい深みが出ます。ジンは使い勝手がよく、お酒に迷った時はジンを使うと失敗がありません。
高橋さんおすすめのカクテルレシピ
女性好みの爽やかなベリー系カクテル
クランベリージュース 20ミリリットルライチリキュール30ミリリットル
ブランデー5ミリリットル
炭酸水 full
カットライム
「彼と飲みたいベリー系のカクテルです。ライチリキュールがなければ、オレンジやカシスなどの濃縮還元ジュースで代用できます。おつまみには、カマンベールやブリ―などの癖のない白カビ系のチーズが良く合います」(高橋)
就寝前におすすめの安眠カクテル
ティーリキュール 20ミリリットルジン15ミリリットル
生姜スライス 2枚
炭酸水 full
カットレモン
「ティーリキュールは香草系リキュールといいますが、生姜をデコレーションすることで味が際立ちます。ティーリキュールは製菓用のリキュールでも代用できますが、より香りを楽しみたい時は、ダージリンなどの手持ちの紅茶の茶葉をティーバックから取り出して、最後にトッピングすると上質な味になります。
おつまみにはピクルスやオリーブなどを。ビネガーの酸味が香草系リキュールにうまく調和し、炭酸の血行促進作用、さらに生姜が身体を温め、優しく入眠に誘ってくれます」(高橋)
(安藤のり子)