「Aカップ」「Bカップ」などと聞いてなんとなくサイズをイメージできても、実際にどれくらいのバストなのかはよく分からない人が多いでしょう。
また、「自分はCカップだけど、その割に小さく感じる。Cカップってどういうふうに見えるものなの?」などと気になっている人もいるはず。
そこで本記事では、各カップサイズ×アンダーバスト別に、見た目がどう変わるのか解説します(※)。
■ブラのサイズはトップバストとアンダーバストで決まる
まずはブラのサイズがどう決まるか理解しておきましょう。ブラのサイズは、以下の2点で決まります。
*1.トップバスト(胸の一番高い部分)とアンダーバスト(胸のふくらみ直下の部分)の差
2.アンダーバストの大きさ*
1がどれくらいあるかによって「Aカップ」「Bカップ」などのカップサイズが変わってきます。1とカップサイズの関係については、以下の表にまとめました。
カップサイズ
トップとアンダーの差
Aカップ
9.0~11.0cm
Bカップ
11.5~13.5cm
Cカップ
14.0~16.0cm
Dカップ
16.5~18.5cm
Eカップ
19.0~21.0cm
Fカップ
21.5~23.5cm
Gカップ
24.0~26.0cm
ブラのサイズを決める上で、カップサイズだけでなくアンダーバストも重要です。
例えば、同じCカップでもアンダーバストが65cmだったらC65、75cmだったらC75といったように、違うサイズになります。
このアンダーバストが大きいほど、同じカップサイズでもカップの容積が大きくなるといわれています。
以下が実際にD65のブラとD75のブラを並べた写真。手前がD65、奥がD75です。奥のD75の方がカップがやや大きいと分かります。
▶次のページからは、カップサイズごとの見た目について画像と共に紹介していきます。
■【カップサイズごとの見た目】Aカップ
Aカップは、トップとアンダーの差が9.0~11.0cm。分かりやすい谷間はなく、胸に少しだけ膨らみができている程度です。アンダーバストによる見た目の違いは以下の通りです。
◇アンダー65(A65)
アンダー65は平均より細め。そのため、きゃしゃな見た目をしているといえるでしょう。
ブラのカップサイズはアンダーが小さいほど容積が少なくなるとされているので、ブラもAカップの中では最小クラスです。
◇アンダー70(A70)
日本人のアンダーバストの平均は約70cmです。そのため、アンダー70の人は標準体型であると考えられます。
アンダーに少しボリュームが出る分、同じAカップでもA65よりは大きく見えるでしょう。
◇アンダー75(A75)
アンダーが75だと、きゃしゃというより健康的なイメージが強くなるでしょう。
アンダーバストがある分胸の体積も大きくなるので、補正力の高いブラでしっかり盛れば谷間をつくることも夢ではありません。
ちなみに上の写真はA75のブラジャーです。比較のために肉まんを置いています(以下同)。
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■【カップサイズごとの見た目】Bカップ
トップとアンダーの差が11.5~13.5cmだとBカップになります。「Aより少しは大きいけど小さいのでは」というイメージが強いかもしれません。実際はどうなのでしょうか。
◇アンダー65(B65)
Bカップではあるので、Aカップよりは胸にふくらみがあります。ただ、アンダーが細いのでA70・A75と比較しても大きさが分かりにくいかもしれません。
バストがすっきりしているので、洋服の種類を選ばず着こなせるのはメリットでしょう。
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◇アンダー70(B70)
Bカップの中でも平均的なアンダーバストの持ち主です。B65よりは胸の存在感があり、盛り方によっては谷間も望めるでしょう。
これくらいのサイズから下着の種類が増えてくるので、選ぶ楽しさがありますね。
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◇アンダー75(B75)
Bカップの中でもアンダーバストがやや大きめなので、その分胸の体積も多め。Bカップながら「Cカップなのでは」と間違うほどのボリュームを感じさせる場合も。
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■【カップサイズごとの見た目】Cカップ
Cカップは、トップとアンダーの差が14.0~16.0cm。差がこれくらいあるとふくらみをしっかり感じられそうですが、実際はどうなのでしょうか。
◇アンダー65(C65)
C65は、Cカップの中でも意外に小さいと感じやすいサイズのようです。アンダーが65cmで細めの体型なので、きゃしゃな印象を与えるのでしょう。
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◇アンダー70(C70)
アンダーが70cmのCカップは、Cカップの中でも平均的なサイズといえます。自然なふくらみがあり、ブラで寄せ上げれば谷間もつくれるでしょう。
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◇アンダー75(C75)
アンダー75のCカップは、Cカップの中でも大きい部類に入ります。見せ方によってはDカップくらいに盛ることも可能です。
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■【カップサイズごとの見た目】Dカップ
Dカップのトップとアンダーの差は16.5~18.5cm。ここまでくるとだいぶボリュームがありそうですね。
◇アンダー65(D65)
アンダーが細くきゃしゃ、かつDカップのなかでもカップの容積が少ないサイズなので、あまり「DカップらしいDカップ」に見えにくいかもしれません。
また、服を着ると胸の大きさが分かりにくくなる可能性も。それでも細い体にしっかり胸がついたメリハリボディであることに変わりはありません。
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◇アンダー70(D70)
アンダーが日本人平均に近い70cmなので、多くの人が「Dカップ」と聞いて想像するDカップに近いかもしれません。無理せずとも自然な谷間が出てくるサイズ感です。
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◇アンダー75(D75)
D75にもなると、ボリュームがしっかり感じられるでしょう。アンダーが75cmなのでトップは91.5~93.5cmという計算になります。数字を当てはめると、大きさがよりイメージできますね。
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■【カップサイズごとの見た目】Eカップ
Eカップはトップとアンダーの差が19.0~21.0cmとなるサイズ。なかなかボリュームがありそうですが、実際はどうなのでしょうか。
◇アンダー65(E65)
体はスレンダーなのにバストはしっかり大きいというメリハリボディ。
とはいえアンダーが小さい分胸がそこまで目立たないので、服選びにはさほど苦労しないでしょう。
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◇アンダー70(E70)
アンダー70は平均的な数値であるため、E70は胸が適度に目立つEカップらしいEカップといえるでしょう。谷間もしっかりつくれるサイズです。
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◇アンダー75(E75)
E75くらいになると、服の上からでも胸の存在が目立つサイズ。胸を強調できる一方、「着る服を選ばないと太って見える」というお悩みが出てくる大きさでもありです。
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■【カップサイズごとの見た目】Fカップ
トップとアンダーの差が21.5~23.5cmだとFカップになります。Fカップの重さは、なんと両胸で約1.6Kg。相当大きいイメージですが、実際の見た目はどうなのでしょうか。
◇アンダー65(F65)
アンダーが65ということは、細めな体型のはず。それでいてバストがFカップあるとなると、まるでモデルさんのような体型といえそうです。
Fカップの中ではアンダーが最小なので、F70・F75と比べると「Fカップの割に小さい」と感じてしまうかもしれません。
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◇アンダー70(F70)
F70ともなると、服の上からでも胸の存在が目立つでしょう。谷間も簡単につくれるはず。
着る服によっては着ぶくれしてみえる場合もあるため、服選びにはやや苦労しそうです。
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◇アンダー75(F75)
Fカップはトップとアンダーの差が21.5~23.5cm。アンダーを75cmとすると、トップバストは96.5~98.5cmになります。胸囲100cm超えまであと少しと考えると、大きさが理解できるでしょう。
大きくてうらやましいと思う人はいるかもしれませんが、当事者の中には太って見えることに悩む女性もいるようです。
参考記事はこちら▼
■【カップサイズごとの見た目】Gカップ
トップとアンダーの差が24.0~26.0cmだとGカップになります。重さは両胸で約2.1キロ。2リットルのペットボトルを常に持ち歩いているような状態なのです。
ここまでくると未知の大きさ……という読者はいるかもしれませんが、実際、どれくらいの大きさなのでしょうか。
◇アンダー65(G65)
出ているところはきちんと出ていて、しまっているところはギュッとしまっている、メリハリボディの持ち主といえるでしょう。
なかなかいない体型なので、下着を探すのに苦労するかもしれません。
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◇アンダー70(G70)
細身な割にボリューミーなバストというのはG65と共通する点です。それでもG65よりアンダーにボリュームがあるので、全体的に大きく見えやすいでしょう。
◇アンダー75(G75)
G75になると、トップバストは約100センチに到達します。この数字を見ると、圧倒的な大きさを感じますよね。
かなりボリュームがあり、下着によってはワンサイズアップしたHカップの方がフィットする場合も。
■胸の見た目に影響するのはカップサイズだけでない
本記事では、カップサイズごとに見た目の印象を解説しました。
しかし、見た目に影響するのはカップサイズだけではありません。本文でも述べたように、アンダーバストの大きさも影響します。
また、骨格や胸の形、姿勢によっても印象はだいぶ変わるでしょう。
大事なのは見た目の印象にとらわれすぎず、自分のバストの長所を見つけてあげることではないでしょうか。
これを機に、バストケアを始めたり改めてバストの採寸をしてみたりするのも良いかもしれませんね。
(ガラクティ)
※一部の画像はイメージです
※バストの見た目は骨格や胸の形、下着などの諸条件によって変わります。本記事で紹介する各バストサイズについての解説は例であり、これに当てはまらないケースも存在します。