今回のお仕事ハックは「趣味がなくて毎日がつまらない」とのお悩みに、コラムニストのヨダエリさんがアドバイス。
趣味がなくて毎日がつまらない
これといった趣味がなく、何のために毎日働いているのかが分からなくなる時があります。推し活や映画などの趣味がある友達は休日の楽しみのために働いていると言っていてうらやましいです。趣味がない人間は何をモチベーションに働けばいいのでしょうか?(制作職/20代)
趣味がない人間は何をモチベーションに働けばいいのか。
このテーマについて語る前に、ちょっと気になった箇所があります。「何のために働いているのかが分からなくなる時があります」という一文です。
これって、趣味云々以前に、そもそも働くことで得られる充実感みたいなものがない、ということなのかな? と。
例えば、クライアントに喜んでもらえたとか、上司にほめられたとか、自分でも納得のいく仕事ができたとか、要は努力や苦労が報われる瞬間があると、それが仕事へのモチベーションになると思うんです。それがそもそもない、ということですかね?
だとしたら、おそらくその原因は、①楽にできる仕事しかしていない、②反響が届く環境にいない、③職場にまともな人がいない、のどれかかと。
で、それぞれの対策は、①仕事で自分なりの工夫や努力をしてみる、②周りに自分の仕事の出来について感想をきいてみる、③転職を考える、などが考えられるかなと。
「いや、仕事は真面目にやってるし周りから評価もされてます、でも仕事を終えた後の楽しみがないんです!」
ということであれば。
楽しみ、作りましょ! (本題に移動・笑)
想像すると仕事をがんばれる、そんな楽しみを!
趣味がない、と思っている人、たぶん結構多いです。
なぜなら、多くの人が「継続的に行うものでないと趣味とは言えない」と思っているから。
でも、辞書で調べると、「趣味」とは「好きでしている物事」とあります。つまり、別に継続していなくても、好きでしていることなら趣味と言っていい! いや、趣味と言えるかどうかは、もはやどっちでもいい!
大事なのは、楽しい、面白い、おいしい、気持ちいい、など、何らかの形であなたがリラックス&リフレッシュできること。つまり良い時間を持つこと。
例えば、仕事帰りに「ちょっといい◯◯」を買って帰る。ちょっと高いクラフトビールとか、2千円のステーキ弁当とか、人にあげたことはあっても自分用に買ったことはない2粒1000円のチョコレートとか。
「帰りにあれ買って帰るぞー!」と思うと、今日の仕事もちょっとがんばれる気がしませんか?
外食も、いつも行く店じゃなく、隣駅の気になる店に行ってみる。休みの日にはホテルのアフタヌーンティを予約してみる。ハマったら次は別の店に行ってみる(これでヌン活が趣味に!)。
残業が続いているなら、仕事が一段落した時の癒やしプランを妄想する。「サウナ行ってアカスリもしてもらって、その後は呑みながらチヂミ食べるぞー!」みたいな。
ちなみにこれ、私の友達が実践してます。新大久保にある24時間営業の女性専用サウナ「ルビーパレス」が彼女の行きつけ。私のおすすめは横浜の「スカイスパ」。比較的すいていて値段もお得な平日が狙い目です(回し者ではありません!)。
まずは、「気になる」「行ってみたい」「やってみたい」を思い浮かべてみてください。手帳やスマホに書いておくと実践しやすくなるのでおすすめです。私もスマホのメモ帳にあれこれメモしてます(笑)。
楽しみって、降ってくるものじゃなくて、作るもの。そしてそれは、ささやかなものでも全然オッケー。やってみると、それが自然と仕事のモチベーションにつながってくると思いますよ!
Point.
・「趣味とは継続して行うもの、だから自分には趣味がない」と思っている人は多い
・でも本来、趣味とは「好きでしている物事」のこと。もっと気楽に考えよう
・「気になる」「行ってみたい」「やってみたい」を妄想し、仕事が終わったら実践しよう
・ささやかなことでも自分で楽しみを作れば、それが仕事のモチベーションになるはず
(文:ヨダエリ、イラスト:黒猫まな子)