ユニ・チャームは、3月14日の「世界睡眠デー」に向け「生理中の睡眠に関する調査」を実施しました。
その結果、2人に1人以上の女性が経血モレへの不安により、精神的・身体的な影響を受け「がんじがらめ睡眠」※1の状態にあることが明らかになりました。さらに、生理中の睡眠時間は体感で2時間短縮※2されることがわかりました。
※1 「Q.生理中の睡眠では、経血モレへの不安を感じることはありますか?」に「はい」と回答し、かつ「Q.普段に比べて生理中の寝姿勢は制限されていると感じますか?」にも「はい」と回答した人を、精神的・身体的な制限を受けることから「がんじがらめ睡眠」と定義。
※2 意識調査の回答の中央値を基に算出
世界睡眠デーとは:
「世界睡眠デー(World Sleep Day)」は、世界睡眠学会(World Sleep Society)により、睡眠に関する正しい知識の普及などを目的に制定され、毎年3月の第3金曜日と定められています。睡眠の重要性を認識し、睡眠に関する問題に目を向け改善行動を促進するため、世界中でさまざまな講演やイベントが開催されています。
■(1) 2人に1人以上が経血モレの不安で「がんじがらめ睡眠」
生理中の睡眠時に経血モレの不安を感じる女性が約8割に達し、さらに、6割以上の女性が「普段と比べて寝姿勢が制限されている」と回答しました。この結果から、多くの女性が生理中の就寝時に不安を抱え、無意識のうちに寝姿勢を調整していることがわかります。
さらに「生理中の睡眠時にモレの不安を感じたことがある」「普段に比べて生理中の寝姿勢が制限されている」と両方に当てはまる状態を「がんじがらめ睡眠」※1と定義したところ、2人に1人以上の女性が精神的・身体的な両方で「がんじがらめ睡眠」※1の状態に陥っていることが明らかになりました。
また「睡眠時に実際に経血モレを経験したことがある」と多くの女性が回答。「朝から汚れた衣類や布団を洗うのが面倒」「家族に知られるのが恥ずかしい」といった声が寄せられました。
生理中の寝姿勢として「あまり寝返りを打たないようにしている」「ナプキンがずれないように、きつめのショーツをはく」など、普段とは異なる対策をしているという声が寄せられました。
■(2)生理中の睡眠時間は体感で2時間短縮※2
生理中の睡眠不足を感じる女性は約8割にのぼり、約半数が「生理中は睡眠時間が2時間以上足りていない」と回答。これにより、生理中の女性における睡眠の質に関する課題が明らかになりました。
■(3)現状の経血モレ対策に満足していない女性が約5割
約5割の女性が現状の経血モレ対策に「満足していない」と回答。そのうち約4割の女性が、満足していないにもかかわらず、経血モレ対策を見直す予定はないと回答しました。
また、見直す予定がない理由として、約4割の女性が「自分に合う対策方法が分からない」と答えており「どの夜用ナプキンも同じで、改善しない」と諦める声も多く見られました。
■調査概要
「生理中の睡眠に関する調査」
調査方法:インターネット調査
調査期間:2025年2月5日〜7日
調査対象:15〜49歳の女性
調査人数:500名
※回答率(%)は小数点第2位を四捨五入しているため、合計数値は必ずしも100%とはならない場合があります
(エボル)