ラジオ体操にまつわるトリビア・5選 「ラジオ体操指導士という資格がある」ほか
小学生時代、眠い目をこすりながら参加したラジオ体操。あのころはマジメにやった記憶はないけれど、セミが鳴きはじめるころになると、懐かしく感じますよね。実は、ラジオ体操には、さまざまな逸話があるってご存知でしたか? 今回は、そんなラジオ体操トリビアをご紹介!
●ラジオ体操は何度も生まれ変わっている!
1928年にはじまったラジオ体操ですが、戦争を機に「旧ラジオ体操」の放送が中止されます。1946年には「新ラジオ体操(第1~第3)」の放送がはじまるも、浸透せず1年足らずで放送を中止。その後、1951年には現在の「ラジオ体操第1」が生まれたそう! 中間にあった「新ラジオ体操」のことが気になります……。
●まぼろしの「ラジオ体操レコード」
戦後、1946~1947年にのみ放送されていた「新ラジオ体操」。それだけでもまぼろしの存在なのに、この体操に使用された伴奏はレコード化していたそうです。「旧ラジオ体操」のイメージを一新し、号令をなくしてワルツ調のものだったとか! ワルツで体操って、あまり想像がつきませんね。
●長寿番組「ラジオ体操」
昭和3年11月1日から「旧ラジオ体操」こと「国民保険体操」の放送が東京中央放送局(現NHK)からはじまりました。現在は6:30から放送されていますが、当時は7:00からの放送。身近な存在「ラジオ体操」は、放送開始85周年の長寿番組だったのです。
●「ラジオ体操第2」は、職場向けだった!
1952年に制定され、ネット上でも「動きがゴリラっぽい」としばしば話題になる「ラジオ体操第2」。実はこの体操、職場向けに考えられたものだそう。ラジオ体操第1は「いつでも」「どこでも」「だれでも」行えるように考慮された運動なので、激しい動きはありませんが、青・壮年向けに、より激しい動きとなっているとか!
●「ラジオ体操の指導者」向けの資格がある!
日本人の誰もが知っているラジオ体操には、「ラジオ体操指導士(1級・2級)」「ラジオ指導員」の資格認定制度が存在します。ラジオ体操の理論と実技などを問われる資格試験なんだとか!
最近では、短い時間で身体をまんべんなく動かせるという効果から、注目度が上がっている「ラジオ体操」。明日からさっそく、ラジオ体操で気持ちのいい朝を迎えてみてはいかがでしょうか?
(大貫未来/清談社)
※この記事は2013年07月13日に公開されたものです