永遠の謎解明!「なぜショーツにはリボンが付いているか?」女性用ショーツに関する話
女性のショーツには小さなリボンが付いていることが多いですが、これはどういう意図で付けられているのでしょうか。ネットでは「暗闇でも後ろか前かが分かるように」という説がまことしやかに流れております。本当でしょうか? ショーツについてワコールさんに聞いてみました。
ショーツのリボンは前後判定のため!?
――ショーツの前身頃に小さなリボンが付いていることが多いのですが、これはなぜでしょうか?
ワコール広報・宣伝部 デザイン上の理由であり、リボンのついていないショーツも多数存在します。
――ネット上で、このリボンが付いている理由は「暗くても前・後ろが判断できるように」などといわれていますが、これは本当でしょうか?
ワコール広報・宣伝部 少なくともワコールでは、そのような意図で付けているわけではありません。
どうもネット上の説は当たってはいないようです。もちろんワコールさん以外の下着メーカーで、この理由で付けているところがあるかもしれませんが……。
ショーツのデザインは誰が行っている!?
――リボンはあくまでデザイン上のことなんですね。では、ショーツのデザインは誰が行っているのですか?
ワコール広報・宣伝部 ワコール社内のデザイナーが担当しています。
――社内にデザイナーがいるんですね! ショーツのデザインで留意されることとはどんな点なのでしょうか?
ワコール広報・宣伝部 ブラジャーとペアになるショーツの場合、ブラジャーに使うレースやアップリケ、モチーフなどをリンクさせ、雰囲気を合わせることが大切です。
また、ペアショーツの場合、お好みに合わせて「ノーマル」「ボーイレングス」、さらに「ソング(Tバック)」「サニタリー(生理用)」といったバリエーション展開をすることがほとんどです。
見た目のデザイン以外に「はき心地」は非常に重要なポイント。快適に着用できるか、足ぐりやヒップの食い込みがないかなどを検証します。
また、単品ショーツと呼ばれるものは、何らかの機能性を備えているものがほとんどです。「おなか押さえ」「ヒップアップ」のような、軽い補整機能のあるショーツも人気です。
さらに、動いてもショーツの裾がズレ上がりにくい「すそピタショーツ」は、ワコール独自の商品で、人気を得ています。
ショーツの新作は年間500種類以上!
――相当多くの商品が販売されていると思いますが、ショーツの新作は年間に何種類ぐらい発売されるのでしょうか?
ワコール広報・宣伝部 ワコール全体ですと500~600種類に及びます。
――何かユーザーにアピールしたい新製品があったら教えてください。
ワコール広報・宣伝部 裾がズレ上がりにくく、小尻シルエットを作る『すそピタショーツ 小尻ラクアップ』をご紹介します。
動いても裾がズレあがりにくいショーツ『すそピタショーツ』の新タイプとして、『すそピタショーツ 小尻ラクアップ』を2013年6月中旬より、全国の百貨店、下着専門店、チェーンストア(量販店)、ワコールウェブストアにて発売しました。
2012年6月に発売した『すそピタショーツ』は、お尻の底からしっかり包み込む、ワコール独自の立体構造【特許出願中】で、動いても、ショーツの裾がズレ上がりにくいデイリーユースのショーツとして、多くの女性たちの支持を集め、2013年5月末までに51万枚を売り上げました。
今回発売の新タイプ『小尻ラクアップ』は、これまでの、お尻の底からしっかり包み込む立体構造はそのままに、周囲から支えることで、たわんだお尻を支え、小尻シルエットを作る機能を付加。年齢とともにお尻の「たわみ」や「形の変化」が気になりだした、という女性たちにも、手軽にお尻をサポートできる機能アイテムとして訴求していきます。
『すそピタショーツ』は、新タイプの『小尻ラクアップ』をはじめ、デザイン・カラーの バリエーションを増やし、ワコールの「機能性ショーツ」というカテゴリーの確立とともにさらなる売り上げ拡大を目指します。6月27日から一部地域でテレビCMの放送を開始しましたので、ご覧ください。
(高橋モータース@dcp)
(C)ワコール
※この記事は2013年07月11日に公開されたものです