この秋冬、せっかくのおしゃれも一気に台ナシに!? センス以上に大事な●●スキルって?
小物使いや重ね着など、よりいっそうおしゃれが楽しくなるこれからの季節。だけど、せっかくトレンドのファッションに身を包んでも、気づけば一気に台ナシになってしまうマイナスポイントがあります。
それは、シワや型くずれ、毛玉、色あせ、テカリといった衣類のダメージ。実際にアンケートをとったところ、なんと82%もの人が「他人の服のシワ・毛玉・型くずれが気になった経験あり」と回答。「清潔感がないしだらしなくみえる」(28歳/専門職)、「メイクをばっちりしておしゃれな洋服を着ていても、シワが目立っていたら台無しだと思う」(25歳/秘書・アシスタント職)というコメントもありました。
もちろん、お気に入りの服はできれば長く着続けたい! とはいえ、毎回クリーニングに出すのは手間だし、金銭的にも痛いですよね? それなら、服をきれいに長持ちさせるための洗濯スキル、勉強してみませんか?
FASHION CHECK!
知らないと完全に損する!
ちょっとの工夫でまったく違う、お洗濯How to
生活するうえで欠かせない家事のひとつ、“洗濯”。だけど、「家庭科の授業で習ったことがあったような……」程度で、大人になってからは特に、きちんとそのやり方を教わる機会ってないですよね。
また仕事の忙しさも相まって、なんとなく溜まってきたらタオルも洋服もまとめて洗う、という女性は少なくないはず。さらに、家庭で洗うと傷みやすそうなものは、消臭スプレーでごまかしながら、何度も着回したり……。
だけど、適切な方法で洗いさえすれば、いつも清潔で、かつ長持ちさせることができるんです! そこで、洗濯のプロに、洗い方の基本やおしゃれ着洗いのコツを聞いてみました。
ライオン お洗濯マイスター 大貫 和泉さん
洗濯用洗剤などの製品開発・調査に約20年携わってきた洗濯のプロ。主婦・母親・女性目線で日々のお洗濯に役立つ情報を広く発信している。消費生活アドバイザー、繊維製品品質管理士、健康予防管理専門士の資格も持つ。
まずは洗濯表示をチェック!
お家で洗えるものは意外と多いんです
洗い方の手順として、まずは衣類についている「洗濯表示」を確認しましょう。この表示をみると、お家で洗えるかどうかや洗い方が分かります。
現状、洗濯表示には、従来の絵表示と新洗濯表示(2016年12月1日生産品~)の2種類があります。新洗濯表示は、マークも22種類から41種類に増え、より細かな表示に変わりました。
ポイントは、従来の絵表示が「おすすめの取扱い方」であったのに対し、新表示は「取扱い方の上限」である点。新表示に関しては、表示よりも強い作用や高い温度での洗濯・アイロンがけは衣類にダメージを与える可能性があるので注意が必要です。
また手洗いマークの衣類を、洗濯機を使って洗う場合は、洗濯機メーカーの取扱説明書などを確認し、推奨されているコースで洗濯するようにしましょう。
洗濯表示を覚えるのは面倒……と思う人も少なくないと思いますが、実はこのひと手間が、衣類をできるだけ長持ちさせる重要なポイントです。覚えるのが大変だという人は、洗濯表示を選ぶだけでおすすめの洗い方・おすすめの洗剤などを簡単にチェックできる、ライオンの無料アプリ「これ洗える?」などを活用するのもおすすめですよ。(大貫さん)
服のダメージを最小限にするには
使う洗剤+洗濯コース選びが最重要です!
標準コース(一般衣料洗剤)で洗濯したニット〈左〉とおしゃれ着コース(おしゃれ着用洗剤)で洗濯したニット〈右〉を比べてみると違いは一目瞭然。縮みやすいニットは標準コースで洗うと、編み目がつまって縮み、色あせも気になります。(※標準コースで洗濯すると、すべてのニットが縮んだり色あせするわけではありません。)
洗濯表示を正しく把握したら、次は洗剤&洗濯コース選びがポイントです。
タオルや肌着、靴下、パジャマなど標準コースで洗える普段の洗濯物は、皮脂・ドロ・ニオイ汚れなどの洗浄力に優れる「一般衣料用洗剤」を使い洗濯してOK。ですが、気をつけなければいけないのは、毛や絹、レースなどデリケートな素材が使われていたり、ニット、ワンピース、スカートやスーツなど型くずれが心配な衣類。標準コースだと、縮みや型くずれ、シワなどにつながってしまう可能性があります。
ですから、洗濯機で洗う場合は、弱い水流や軽めの脱水でやさしく洗濯する「おしゃれ着コース」(手洗いコース、ドライコース、ソフトコース、おうちクリーニングコースなど)を選びましょう。
もちろん、洗剤選びも重要です。やさしいコースで洗う際には「おしゃれ着用洗剤」を使用しましょう。おしゃれ着用洗剤は、“型くずれは防いでくれるけれど洗浄力は弱い”と勘違いしている人も多いようですが、実は、弱い機械力でもしっかり汚れを落とすための成分が入っています。さらに洗濯時の色あせや型くずれ、テカリ防止効果があるので、お気に入りの風合いを長く保てるはずですよ。(大貫さん)
汚れをしっかり落として型くずれを防ぐには
「前処理」や「洗濯ネット」もポイント!
おしゃれ着はもちろん、衣類を洗うときには、そのまま洗濯機にポンと入れるのではなく、目立つ汚れに「前処理」をしましょう。たとえば、襟や袖汚れ、皮脂や汗、化粧品などの汚れが気になるときは液体洗剤やおしゃれ着用洗剤を直塗りしてから洗濯機へ。食べ物のシミ・黄ばみには液体酸素系漂白剤を直接塗布してみてください。それだけで、洗浄力がぐんとアップします。
そして、衣類のシワ、型くずれなどを防ぎたい場合は「洗濯ネット」も必須です。
ワイシャツは、洗濯した後にもたたんだ状態が保持できるサイズのネットがベスト。
●衣類の大きさに合った洗濯ネットにたたんで入れる
衣類より大きい洗濯ネットを使用すると、洗濯中に洗濯ネットの中で衣類が偏り、シワができてしまったり、洗濯物の重なりが増えるので、洗浄力が低くなります。ワイシャツ・ブラウスなどは、中サイズ(約30×33cm)の洗濯ネットが目安です。ブラジャーは型くずれしないよう専用ネットが◎。きちんとたたんでネットに入れることで、シワや型くずれを防ぎます。
●洗濯ネット1枚につき、1アイテムずつ
何枚も入れがちですが、汚れ落ちがわるくなったり、中の衣類同士がこすれて生地が傷んだりすることがあります。洗濯ネットには衣類1着ずつが基本です。
大きめのネットに、いくつか衣類をいれている人も多いと思いますが、実はNG。衣類のサイズにあったネットに、基本的には1枚づつたたんで入れるのがベストです。(大貫さん)
お気に入りの服を長く楽しむ!
洗いながらダメージケアできる『アクロン』
“おしゃれ着用洗剤”と聞くと、結婚式の2次会用ワンピースなど特別な衣類専用の洗剤を思い浮かべるかもしれませんが、そんなことはありません。大貫さんに教わったポイントで洗濯表示を見れば、やさしいコース&洗剤で洗うべき衣類が意外とたくさんあることにも気づきますよね。
お気に入りの洋服を長く楽しみたいなら、やはり洗剤選びにはちゃんとこだわりたいもの。そこでおすすめしたいのが、洗いながらダメージケアもできるおしゃれ着用の中性洗剤『アクロン』です。
弱い水流でも、皮脂汚れやニオイをスッキリ落とすほか、摩擦を防ぐ「シルキータッチ成分」「繊維保護成分」を配合し、着用中のこすれ毛玉や毛羽立ち、テカリを防ぎます。また高浸透ダメージケア組成を採用し、伸びやヨレをケア。色あせ・型くずれも防ぐので、衣類の色合いを守り、シルエットもキープしてくれます。
洋服選びだけでなく、こんなふうに洗濯の仕方や洗剤選びにも少しだけ意識を向けて、もっとおしゃれを楽しんでみませんか?
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アンケート:マイナビウーマン2017年10月webアンケート|22~34歳の社会人女性(有効回答数200件)
提供:ライオン