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まろやかで味わい深い「早矢仕ライス」が名物。書店丸善・日本橋店の帰りにぜひ寄りたい「Maruzen Cafe」

丸善創業者が考案したと言われる早矢仕ライス

丸善・日本橋店と言えば、明治初期に設立され、漱石、芥川などの文豪たちにも愛された老舗書店としてあまりに有名。3階には「Maruzen Cafe(マルゼンカフェ)」が併設されているが、実はここが、書店によくある休憩スポット的カフェとは一味違う、フードメニュー大充実の隠れたグルメ店なのだ。

看板メニューは「早矢仕ライス」。丸善創業者の早矢仕有的(はやし ゆうてき)が考案した、ハヤシライスの原点とも言われる歴史深いメニューである。

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●フルーツをふんだんに使用したまろやかなハヤシソース
早矢仕ライスメニューにも数種あるが、一番人気は「早矢仕オムライス」1,250円。白米をふんわり焼いた卵で包み、自慢の早矢仕ソースをたっぷりかけた、ボリューム満点の一品だ。
じっくり煮込まれた早矢仕ソースは、フルーティーな甘みと酸味が特徴。味はたしかにハヤシライスなのだが、リッチで深い、独特の味わいだ。店長に製法を聞くと、「玉ねぎをしっかり炒め、トマトにチャツネ、バナナやりんごなどのフルーツも加えて8時間煮込んで作っています」と言うから納得。

さらに、「ハヤシソースにしては珍しく豚肉を使っていて、これも旨みの元になっています」(店長)とのこと。
そのほか、「ビーフプレミアム早矢仕ライス」1,250円、「彩り野菜の早矢仕ライス」1,250円も人気のメニュー。平日の開店から15時までは、食事メニューを注文するとミニサラダが付いてくる。プラス400円で、コーヒー、紅茶、オレンジジュース、グレープフルーツジュースから選べるドリンクセットを付けることも可能。

比較的空いている時間帯は、平日の午前中と、午後2時から4時ごろ。シックなインテリアで統一された店内は落ち着いた雰囲気で、気品と文化の香りが漂う。丸善の書籍売り場でじっくり本を選んだ後は、ぜひカフェに立ち寄って、歴史に思いを馳せながら名物「早矢仕ライス」を味わってみては?

【店舗データ】
店名:Maruzen Cafe
所在地:東京都中央区日本橋2-3-10 日本橋丸善東急ビル3F
営業時間:9:30~20:30(ラストオーダー20:10)
定休日:なし(年始除く)
メニューはすべて税込価格

※この記事は2014年10月17日に公開されたものです

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