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六本木交差点で60年の老舗イタリアン!ピッツァがウマすぎる『六本木シシリア』

彩りあざやか芸術的な盛りつけの「グリーンサラダ」700円と軽い食感の生地とコクのあるチーズの「ミックスピッツァ」800円

●六本木の顔として60年の時を刻む老舗イタリアン
戦後間もない昭和29年創業というから、今年で実に60年の歴史をもつイタリアンレストラン。六本木交差点そばで、洋菓子のアマンドとともに六本木の顔を担ってきた老舗だ。
創業当時の六本木は、各国大使館の関係者や海外からのビジネスエリートが集う大人の街で、80年代バブル期以降よりもグッと落ち着いた雰囲気だったという。そんな六本木で外国人客をターゲットにイタリアンを提供しはじめた『六本木シシリア』は、東京のイタリア料理店としても草分け的な存在だ。

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戦後間もなく情報も乏しいころに主にイタリア関係者から聞き出し、創業者の工夫も加えてラインナップされていったメニューは、80年代以降ブームとなった“イタメシ”の流れとは異なるものの、60年間変わらない個性あふれる品々がならぶ。

しかも、ほとんどの品が1000円前後という手ごろな価格で、六本木の一等地で長年営業を続けてきたことを考慮すると実に良心的。かつてはVIPの店だったが、現在はカップルからファミリーまで幅広い客層に愛されていることもうなずける。

●常連ファンも多い、変わらぬ味わい
半世紀以上も営業していると、変わらぬ味を求めて訪れる常連も多いことから容易にメニューを変えるわけにはいかないという同店。前菜からピッツァ、パスタ、肉料理など、創業時からの伝統の味を品数も絞り込んで提供しているが、ほとんどのお客が注文するメニューのひとつが「グリーンサラダ」700円。

レタスを敷いた上に扇を広げたよう放射状にならられているのは、超薄切にしたキュウリ。自家製フレンチドレッシングのサッパリとシンプルな味わいで、巧みにカットされたキュウリの食感も軽快。なによりも彩りのよさと芸術的な盛りつけで、食の楽しさあふれる逸品だ。

イタリア海軍の潜水艦士官から教わったという、四角い生地のピッツァも創業時から変わらぬ人気メニュー。狭い艦内でスペースを取らずに調理できるというのが、この形状の由来だそうだが、極薄でサッと焼かれた生地はサックリと軽い食感。

熟成感あるコクが特徴の、デンマーク産マリボチーズをトッピングしているのも特徴で、「アンチョビとガーリック」800円がワインにもビールにもよく合うとあって一番人気だ。

【店舗データ】
店名:六本木シシリア
所在地:東京都港区六本木6-1-26 天城ビルB1
営業時間:16:00~24:00(23:30ラストオーダー)
定休日:なし
HP:なし

【その他メニュー名 価格】
・バジリコのパスタ900円
・ラザニア950円
・仔牛のカツレツ ガーリックバターソース1200円
・グラスワイン700円、ボトルワイン3300円から、ビール550円

※この記事は2014年10月17日に公開されたものです

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