【医師監修】シムス位は妊娠中におすすめ? 妊婦にシムス位がおすすめの理由

【医師監修】シムス位は妊娠中におすすめ? 妊婦にシムス位がおすすめの理由

お腹が大きくなっていく過程では、体を休めるときや寝るときに楽な姿勢が普段とは違ってくることがあります。そこで楽な寝姿勢として世界中で知られるという「シムス位」について調べてみました。


シムス位とは

妊婦さんの楽な寝姿勢としてよくあげられるのがシムス位です。

実際には、どのような姿勢で寝るのが楽かは人によって違いますから、寝返りが打ちづらい妊娠中に比較的、楽な寝姿勢のひとつとして覚えておくといいかもしれません。

補助的に足の間に「抱き枕」などクッションになるものを入れるとより快適になる人もいます。
ぜひ、さまざまなパターンで試してみて、自分の楽な姿勢をいくつか見つけておきましょう。

「シムス位」のとり方

体の左側を下にして横を向く姿勢(左側臥位/ひだりそくがい)で横向きに寝る

少しうつ伏せ気味になり、下の左足を楽な位置へ伸ばす

③ 上の右足は付け根から曲げて、クッションなどを使って左足より前に出す
※抱き枕を利用するときは枕に抱きつくように寝て、右足を抱き枕の上にのせるなどして浮かすのもOK(図の左側)

④ 右手は前に出して曲げ、楽な位置に

⑤ 左手は体の後ろで伸ばすなど楽な位置に

シムス位が妊婦にいい理由

シムス位は次のような理由から支持されることが多いようです。

安心感がある

シムス位をとってみると、まるでお腹を守っているようなポーズになりますから、ママにとってはお腹が無防備な仰向けなどと比べると安心感があるといわれます。

仰臥位低血圧症候群の予防になる

お腹が大きくなってきてから仰向け(仰臥位)に寝ると脊柱の右側を通っている下大静脈を圧迫し、静脈の血流が悪くなって、低血圧を引き起こすことがあり、これを「仰臥位低血圧症候群(ぎょうがいていけつあつしょうこうぐん)」といいます。左側臥位で寝るシムス位はこの予防になります。

【医師監修】妊婦は仰向けに寝ちゃダメ?妊娠中におすすめの寝方

https://woman.mynavi.jp/kosodate/articles/7188

寝るとき、好きな寝方やつい自然にとる体位は仰向けや横向きなど、人によってまちまちでしょう。普段は無意識に、好みの体位で眠れますが、妊娠中、とくに中期以降はすこし注意が必要です。妊娠中のおススメの寝方についてご紹介します。

お腹の重さを感じにくい

敷布団にお腹をあずけるようにしてとるシムス位はお腹の重さを感じにくく、足もリラックスしやすい体位です。

妊娠後期には、お腹が大きくなったことや子宮の収縮・胎動による違和感などから眠りが浅くなるなど睡眠障害を起こす人もいます。快眠のためにも楽な寝姿勢を工夫しましょう。

特におすすめの時期

おすすめは、お腹の重みが増す妊娠後期や寝苦しさの増す夏期です。妊娠している女性の体温は高いので、暑くて寝苦しい日もあるでしょう。体の背面が涼しいシムス位は比較的、快適です。

もっと楽に寝るためのワンポイント

なるべく体が沈みすぎない硬さのマットレスを選ぶと、自然な安定感が増します。

まとめ

楽だと感じる寝姿勢は人によってまちまちです。気持ちよく目覚めたら仰向けだったという場合もあるかもしれませんが、熟睡できたなら問題はなく、妊娠後期の寝返りが打ちづらい時期であっても、睡眠中、体は楽な姿勢を探して動くのは自然なことです。
シムス位は楽な寝姿勢のひとつとして試し、自分がより快適なようにアレンジなどもして、どうぞぐっすり、健やかにお休みください。

この記事の監修ドクター
松峯美貴先生
医学博士、東峯婦人クリニック副院長、東峯ラウンジクリニック副所長、産前産後ケアセンター東峯サライ副所長(いずれも東京都江東区)妊娠・出産など女性ならではのライフイベントを素敵にこなしながら、社会の一員として悠々と活躍する女性のお手伝いをします! どんな悩みも気軽に聞ける、身近な外来をめざしています。
http://www.toho-clinic.or.jp/

(文・構成:下平貴子、監修:松峯美貴先生)

※画像はイメージです

※この記事は、マイナビ子育て編集部の企画編集により制作し、医師の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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