【初マタ出産記】Vol.5 妊娠悪阻にコロナ禍での発熱!! 不安だらけのマタニティライフ~Tさんの場合~

【初マタ出産記】Vol.5 妊娠悪阻にコロナ禍での発熱!! 不安だらけのマタニティライフ~Tさんの場合~

妊娠・出産は一大イベント。特に初マタだと夫や家族への報告、妊婦検診、職場への報告や引き継ぎ、産前の準備などなど、初めてのことで大忙しです。 妊娠出産は人それぞれといいますが、それでも先輩ママたちの経験を聞くと心強いもの。本連載では働く「初マタママ」の妊娠から出産までの体験記をご紹介します!


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今月の初マタママのプロフィール

Tさん(39歳/編集/1歳の女の子のママ)
2020年に出産。雑誌編集や、冊子などの制作・進行管理などを行う。2021年の春に育児休業から復帰。

【妊娠初期】自分のにおいすらダメに……妊娠悪阻に翻弄

体調

予定より生理が遅れたため、妊娠検査薬で検査。陽性が出たので産婦人科を受診したところ、胎嚢と心拍の確認ができ、妊娠が判明しました。妊娠8週のころです。

それから特に体調不良もなく元気に過ごしていたのですが、妊娠12週を過ぎたあたりから突然つわりに。食欲がなくなり、食べ物も飲み物も受け付けなくなってしまいました。あらゆるもののにおいがダメで、麦茶を沸かすにおい、電車内のにおい、自分のにおいまで苦手に……。料理もできなくなってしまったので、このころの家事はすべて夫に頼っていました。また、ホルモンバランスのせいか涙腺がゆるくなって、悲しくないのに涙が出て仕方ない、ということもありました。

仕事

「周囲への報告はまだ早いかな」と思って誰にも伝えていなかったのですが、つわりが悪化して妊娠悪阻になり、通院して点滴を打つ事態になり、そのタイミングで上司に妊娠報告をしました。仕事の繁忙期で申し訳ない思いがあったのですが、幸い上司も同僚も「体調優先で」と言ってくれる人ばかりだったので、周囲のサポートを受けながら無理のない範囲で業務を続けることができました。

同時に、混雑する通勤電車を避けるため、会社の人事部に妊娠を報告し、時差出勤の申請をしました。仕事では撮影現場に出ることも多かったのですが、激しい動きはしないように気をつけ、つわりがひどいときはこまめに休憩するなどしながら乗り切りました。

妊娠悪阻が回復してからは、とにかく口に入れられそうなものはなんでも口にして、少しでもカロリーを摂るようにしていました。私の場合は、ツナサンドやファストフードのポテトなどが食べやすかったです。

プライベート

妊娠検査薬で陽性が出た時点で夫に伝えて、病院に一緒に来てもらいました。また、妊娠が判明してすぐに母子手帳の交付を受け、両親にも電話で伝えました。

里帰り出産をしたかったのですが、実家近くの産院に問い合わせたところ、「コロナ禍のため、早めに実家に戻って隔離期間が必要」と言われ、仕事との両立が難しいと判断して断念。自宅近くの総合病院での出産を決めました。

この段階で準備したグッズは母子手帳ケースくらいで、かさばる検査結果などの書類を保管するのに重宝しました。妊娠悪阻がひどかったので赤ちゃんの様子が心配でしたが、妊婦健診の結果は特に問題なく、安心して過ごすことができました。

母子手帳ケースは、現在も子供の医療証や診察カード、予防接種の予約票などを入れたりして大活躍しています。

【妊娠中期】コロナ禍で突然の発熱! まさかと思い内科を受診

体調

引き続きつわりに悩まされていたのですが、後半くらいから吐きづわりが食べづわりに変化し、仕事中も常にアメや梅昆布などを口にしながら過ごしていました。

体調的に少し余裕が出てきたので、赤ちゃんの成長によいレシピ本を買ってきて作ったりもしました。ただ、相変わらずジャンクフード熱は収まらず……。我慢しすぎるのもよくないと思い、あまり気にせずほどほどに食べていました。

コロナが流行ってきたころだったので、感染対策や体調管理を徹底していたのですが、ある日、体の節々が痛くなって発熱。「まさか!」と思い近所の内科にいって検査したところ、インフルエンザにかかっていることが判明。産婦人科の主治医にも問い合わせて、「薬を飲んでも大丈夫」とのことだったので処方してもらった薬を飲みました。一日ほどで熱が下がり回復できたので、ホッとしました。

仕事

仕事が繁忙期だったためあまり穴を開けられない状況だったのですが、体調がどうしてもすぐれないときはお休みさせてもらったり、半休をとらせてもらったり、無理のない範囲で仕事をさせてもらうことができました。

一方で、万が一自分が動けなくなったときに、抱えている案件がブラックボックスに入ったままというのが一番よくないと思ったので、情報を整理して同僚に共有しておくことを常に意識していました。このころはリモートワークの仕組みも整っていなかったので、「在宅で仕事ができたらよかったな……」と今なら思います。

安定期を過ぎて体調もよくなってきたころ、徐々に仕事のやり取りをしている社外の人にも報告していきました。

プライベート

インフルエンザから回復してからすぐに、念のため産婦人科を受診。以降、感染の影響がないか、念のため毎回エコーでしっかりチェックしてもらえて安心でした。妊婦健診は毎回ドキドキしていたのですが、夫がいつも一緒に付き添ってくれました。
戌の日のお参りは、コロナの感染予防のため密を避け、空いていそうな戌の日以外の日を選んでお参りしました。
このころはとにかく仕事を滞りなく進めることや引継ぎで手いっぱい。コロナもあったため、お出かけしたりおいしいものを食べに行ったりといった妊婦ライフを楽しむ余裕もなかったのですが、天気のいい休日にゆっくり散歩したり、穏やかに過ごしていました。

水天宮で戌の日のお参り。ようやく体調も安定してきたころで、やっと落ち着いて妊娠をかみしめることができました。

【妊娠後期】骨盤が小さく帝王切開に! 不安なひとりぼっち出産

体調

後期に入り、つわりもすっかり収まってやっといつも通りの生活ができるように。お腹が大きくなって寝がえりがうてない、胃痛がする、足の爪が見えなくて切れないといったトラブルはありましたが、目立った問題もなく穏やかに過ごすことができました。また、大きな胎動を感じるようになり、「もうすぐ会えるんだな」という楽しみがどんどんふくらんでいきました。
そろそろ出産に向けて、陣痛タクシーを申し込んだり、入院グッズをそろえたり、陣痛が起きた時のシミュレーションをしておこうと思っていたころ、私の身長が低いため、念のため骨盤のレントゲン検査をしようということになりました。そして、最後の妊婦健診の日に検査をしたところ、児頭骨盤不均衡(骨盤の大きさに対して赤ちゃんの頭が大きい状態)が判明して安全のために帝王切開が決定。ずっと経腟分娩を想定していたのでかなり動揺しました。
正産期に入るころだったので、「じゃあ、この日かこの日どっちがいい?」と主治医に聞かれる形でとんとん拍子に手術日(出産日)が決定。気持ちを切り替える間もなく、その日はどんどん近づいてきました。

仕事

関わっている雑誌や制作物がすべて校了し、仕事のきりがよくなったタイミングで、有給休暇&産休に入りました。体調が悪いときに代理で進行してくださったり、体調を気遣ってくださった上司や同僚には本当に感謝しています。
「休みに入ったら、どこかにでかけたりおいしいものを食べにいったりしたいな」と考えていたのですが、ちょうど緊急事態宣言が発令。結局どこにも行けず、部屋の片づけをしたり、ドラマを見たり、赤ちゃんグッズをネットショッピングで買いそろえたりと、家で静かに過ごしていました。

プライベート

手術予定日はコロナ感染者数が日に日に増えているころだったため、入院前に私もPCR検査を受けました。また、感染予防のため、入院中はお見舞いの制限があり、手術当日の家族の待機も不可という状況でした。入院するときは夫についてきてもらったのですが、夫が帰ってしまったあとは、手術が終わるまでひとりぼっち。かなり不安で孤独を感じたのですが、病院のスタッフの方々や、元気に動いているお腹の赤ちゃんに励まされながら耐えることができました。
入院は大部屋か個室か選べるのですが、産後は母子同室ということもあり私は個室を希望。妊娠がわかったころ、念のためにと帝王切開手術にも適用される医療保険にはいっていたのは本当に良かったと思います。
それとこのころ、家にくる赤ちゃんのためにエアコンクリーニングを専門店に依頼しました。

産後に病院で出たお祝い膳。お赤飯、ステーキ、天ぷら、デザート、果物と盛りだくさんの内容で食べ応え満点でした。

【産後】術後の激痛に耐えつつの母子同室。体力的につらかったけれど……

体調

産後一番つらかったのは、手術の傷の痛み。麻酔が取れるにつれてお腹の痛みがズキズキと全身に響き、1センチ体を動かすだけでも涙が出るほどでした。また、術後2日ほどは絶飲食のため、お腹が空いているのに食べられないという状況がかなりつらかったです。
基本的には母子同室の病院のため、産後はすぐに赤ちゃんが病室にやってくるのですが、さすがに身動きが取れないため術後24時間は新生児室で預かってもらいました。おかげで、ゆっくり体を休めることができました。
尿カテーテルが取れ、少し体が動くようになってきたら、赤ちゃんを部屋に連れてきてもらってお世話が始まりました。手術当日に少し顔を見たきり離れ離れだったので、やっとゆっくり抱っこできるようになってとてもうれしかったです。
赤ちゃんはよく寝てくれるほうだったようで、授乳の時間以外は私も一緒に眠ってしっかりと体を休めることができました。
また、看護師さんから「できるだけ動いたほうが傷の治りが早い」と言われたので、点滴スタンドを押しながらがんばって病院内を歩くようにもしていました。傷の痛みが本当につらかったです。

術後のお世話は体力的につらかったですが、とにかくよく寝てくれる子だったので、夜泣きで悩むこともあまりありませんでした。

仕事

コロナ禍だったため復職するころの状況が読めず、不安や焦りを感じることもありましたが、人事部から定期的に会社の状況を知らせてもらったり、同僚から連絡をもらったりして、会社や社会との繋がりを感じることができました。
また、復職のタイミングについては、「次の4月で保育園に入園させて、春から職場復帰したい」と上司と人事に伝え、保育園探しを並行して行っていました。

プライベート

赤ちゃんグッズは最低限のものしか用意していなかったのですが、リビングで赤ちゃんにくつろいでもらう場所としてハイローチェアとバウンサーを追加で購入。心地よさそうに乗っていてくれていたので、どちらも重宝しました。また、着替えのお洋服があまりなかったのでネットショッピングで追加購入。赤ちゃんグッズについては、生まれる前よりも、実際に生まれてから買い足すほうが多かったかもしれません。
コロナの影響で両親のお手伝いもお願いできなかったので、買い物や料理などの家事は完全に夫任せでした。また、夫も仕事を調整して赤ちゃんのお世話をしてくれたのでとても助かりました。
保活については、コロナで見学不可のところが多かったため、ネットのみで情報収集をしていました。

最後に、初マタのみなさんへ

今はコロナがあって、なかなか人に会えなかったり出かけられなかったりして孤独を感じてしまう方も多いかもしれません。私も、「こんなはずじゃなかったのにな……」と思うことが多々ありました。そんなときは大好きなドラマを見たり、漫画を読んだり(東村アキコさんの『ママはテンパリスト』がおすすめです!)、お取り寄せでおいしいものを食べたりして気分をあげるようにしていました。
世の中の状況だったり、自分の体調だったり、思い描いていた理想どおりにはいかず戸惑うこともあるかもしれませんが、あとから振り返ると全部いい思い出になっています。まずはご自身と赤ちゃんの体調を第一に、無理せず過ごしてくださいね。

(文:Tさん、編集:マイナビ子育て編集部)

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※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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