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「孤独」をテーマにした映画10選! 洋画・邦画別にあらすじ&見どころを紹介

yuuden

孤独を感じたとき、心に寄り添う映画を観てみませんか? 本記事では、洋画・邦画それぞれから「孤独」をテーマにした名作を厳選して紹介します。切なさや希望、人生の意味を描いた作品を通して、気持ちをリフレッシュしましょう。

忙しい毎日が続くと、心に余裕がなくなり、ふと孤独を感じることがあります。誰かに話を聞いてほしいと思っても、その相手がいなかったり、話すこと自体が面倒に感じたりすることもあるでしょう。

現代社会では、多くの人が少なからず寂しさを抱えています。そんなとき、映画は心を癒やし、視点を変えるきっかけになります。

今回は、孤独をテーマにした洋画・邦画の名作を厳選して紹介します。ぜひ、あなたの気持ちに寄り添う一本を見つけてください。

【洋画編】孤独をテーマにした映画

まずは孤独をテーマにした洋画を紹介していきます。

(1)『鑑定士と顔のない依頼人』(2013)

世界的な美術鑑定士ヴァージル・オールドマン(ジェフリー・ラッシュ)は、潔癖症と接触恐怖症を抱え、孤独な生活を送っていた。ある日「両親が遺した遺品の査定をしてほしい」という依頼を受けて屋敷を訪れるが、クレアと名乗る依頼人(シルヴィア・フークス)は何かと理由をつけて姿を現さない。

依頼を断ろうかと思ったが、屋敷の中に歴史的価値のある美術品の一部を見つけ、依頼を受けることに。作業を進めていく中で、なかなか姿を現さない依頼人クレアの美しさや生い立ちが少しずつ判明し、次第にヴァージルの心は不信感から恋心に変化していき……。

天才鑑定士が遺品整理の仕事を受けたところから物語が始まり、ストーリーが進むにつれてさまざまな人間関係が露わになります。

クレアとの関係も、うまくいったと思ったら離れてしまうなど、何を、誰を信じていいのか分からない状態に。人のつながりや孤独を考えさせられるテーマの映画となっています。

(2)『オデッセイ』(2015)

アンディ・ウィアーの小説『火星の人』をリドリー・スコット監督が映像化した本作。

主人公マーク(マット・デイモン)は、火星での調査中に嵐に巻き込まれ、仲間に死亡したと誤認されて火星に一人取り残されてしまう。絶望的な状況の中で、彼は知恵と科学を駆使し、生き延びるための方法を探し続ける。

通常であれば絶望しそのまま息絶えてしまうような極限の孤独に置かれながらも、希望を捨てずに数々の困難に挑んでいく彼の姿は、観る人に勇気を与えてくれます。

(3)『キャスト・アウェイ』(2000年)

主人公チャック(トム・ハンクス)は、秒単位で物事を管理するほど多忙なシステムエンジニア。ある日、乗っていた飛行機が太平洋上で墜落してしまう。チャックは奇跡的に助かったが、流れ着いた先は無人島だった。そこから、チャックの孤独なサバイバル生活が始まる。

物語には無言のシーンが多く、言葉を超えた孤独の重みが描かれています。トム・ハンクスの演技は圧巻で、沈黙の中に絶望と希望が交錯する様子が強く伝わってきます。極限の孤独に置かれた人間の精神力を描いた名作です。

(4)『タクシードライバー』(1976年)

主人公トラヴィス(ロバート・デ・ニーロ)は、ベトナム戦争から帰還した元兵士。戦争で心に深い傷を負い、社会に適応できず孤独な生活を送る中、ニューヨークでタクシードライバーとして働き始める。街を走りながら目にするのは、腐敗した都会の現実と暴力、そして自らの孤独を映し出す景色……。

物語は、14歳の少女アイリス(ジョディ・フォスター)との出会いをきっかけに転機を迎えます。彼女を救おうとする行動は、トラヴィスの孤独と狂気が入り混じった衝動を鮮明に描写しています。

都会の喧騒の中で深まる孤独と、人間の心の闇を鋭く描いた本作は、観る人に強烈な余韻を残すはず。社会の不条理と孤独をテーマにした映画を求めるなら、必見の一本です。

(5)『善き人のためのソナタ』(2006年)

舞台は東西ドイツが対立していた時代の東ベルリン。主人公ヴィスラー大尉(ウルリッヒ・ミューエ)は国家保安省シュタージに所属し、優秀な諜報員として評価されていた。

ある日、彼は反体制派の作家ドライマン(セバスチャン・コッホ)の監視任務を命じられる。ドライマンのアパートに盗聴器を仕掛け、日々監視を続ける中で、ヴィスラーの心に変化が生じ始める……。

この映画は、自由を奪われた社会で生きる人々の孤独を丁寧に描いています。ドライマンは創作の自由を求めて孤独に戦い、ヴィスラーもまた感情を押し殺して生きる中で孤独を背負っています。

静かな緊張感と人間の良心を問う物語に、深く考えさせられます。ぜひ一度観てほしい作品です。

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