まちの水産業を守りたい! 希少な高級魚の養殖に取り組む宮崎県都農町のふるさと納税寄附金の使い道とは?
まちの水産業を守りたい! 希少な高級魚の養殖に取り組む宮崎県都農町のふるさと納税寄附金の使い道とは?
宮崎県のほぼ中央部に位置する都農町(つのちょう)は、東に日向灘、西に尾鈴(おすず)の山並みを望むことができる、海と山に囲まれた自然豊かなまち。
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豊富な海の幸・山の幸のなかでも、地元産ぶどうにこだわった「都農ワイン」は、国内での度重なる受賞歴に加え、世界からも高い評価を受けています。
そのほか、内閣総理大臣賞4連覇を果たした「宮崎牛」をはじめ、“農の都”という名にふさわしく、野菜や果実、畜産物などのさまざまな農産物が生産されており、食の宝庫として注目されています。
そんな都農町の、ふるさと納税寄附金の使途として「水産業夢未来プロジェクト」という事業を紹介します。
“まちの水産業を守りたい! ”との想いのもと、水産業の活性化、地域ブランドの創出、水産事業による新たな雇用の創出を目指す取組とは、一体どのようなものなのでしょうか。
本稿では、マイナビふるさと納税担当者が注目する寄附金の使い道について紹介していきます。
今回は、「水産業夢未来プロジェクト」という都農町のふるさと納税寄附金の使い道について詳しく調べてみました!
都農町のふるさと納税寄附金の使い道「水産業夢未来プロジェクト」について

記者発表会
・対象年度:令和7年度以降
・対象使途:養殖場の建設等
・対象事業:水産業夢未来プロジェクト
都農町の漁業は沿岸漁業が中心であるため、以前より採る漁業から育てる漁業として漁礁の造成や藻場育成などに取り組んできました。
しかしながら、高齢化や後継者不足から漁業従事者や漁獲量は年々減少している状況であり、漁業従事者数の維持と新たな特産品開発が課題となっています。
「このままではまちの水産業は衰退する一方である」との懸念から、水産業の活性化や地域ブランドの創出、水産事業による新たな雇用の創出を目的として、陸上養殖及び水産加工センターを軸とした都農町「水産業夢未来プロジェクト」を展開。
令和5年3月から、「タマカイ」「クエタマ」という2魚種の試験養殖を開始しました。

完全閉鎖循環式陸上養殖
約1年後には2魚種のいずれも90%を超える生存率を記録し「完全閉鎖循環式陸上養殖」に世界で初めて成功! 今後はその中でも高い成長率が確認できた「タマカイ」に注力し、本格的な量産体制の構築を目指しているとのこと。「タマカイ」は、成長すると体長2m、重さ180kgにもなるハタ科の魚で、絶滅危惧種にも指定されている高級魚なのだそう!
ふるさと納税寄附金は、令和7年度以降に新たに量産体制に向けた養殖場を建設する費用に活用されるそうです。
養殖場の管理担当者からの声

まちの水産業の夢と未来をかけた高級魚「タマカイ」の成長を日々見守っています。都農町ならではの特産品の開発はまちをあげた重要なプロジェクトであり、多くの人の期待も背負っています。都農町といえば「タマカイ」と言われるような存在になることを祈って、毎日コツコツがんばっていますのでみなさん応援してください。
自治体からのメッセージ
世界初となる陸上養殖に成功したタマカイをまちのブランドにするため、次のステップとなる量産化に向けて取り組んでいます。本町水産業の未来のため本プロジェクトが成功できるよう皆様のご支援をよろしくお願いします。
都農町のふるさと納税返礼品について
今回紹介した「水産業夢未来プロジェクト」において養殖されている、まちの特産「タマカイ」が味わえる返礼品を紹介します。
都農町産「つのタマカイ(鍋用・ぶつ切り)2~3人前」計500g

・提供事業者:つの水産振興・加工品開発協議会
・宮崎県児湯郡都農町川北1184-7
・内容量:つのタマカイ(鍋用) 計500g※あら・身(各1パック)
・寄附金額:2万3,000円
鍋用にぶつ切りにした「つのタマカイ」です。皮は厚く、ゼラチン質の層がありコラーゲンたっぷりの魚で、脂が乗っているにもかかわらず弾力があり淡泊な味わいが特徴。旨みと甘みのバランスが抜群!
今回は宮崎県都農町のふるさと納税寄附金の使い道「水産業夢未来プロジェクト」と、返礼品を紹介しました。まちの水産業を守りたいとの強い想いのもとで取り組んでいる事業です。取り組みに興味をもった人は、ぜひ一度チェックしてみてください。
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※この記事は2025年03月18日に公開されたものです