“転職”経験者143人に調査! 20代の転職、前半と後半のどっちが大変?
R&Gは、20代前半と後半の両方で転職経験がある男女を対象に実施した「20代前半・後半の転職の違いに関する意識調査」の結果を発表しました。
20代前半の転職理由1位は「仕事内容・業種を変えたい」
「20代前半の転職理由」を尋ねたところ、最も多い回答は「仕事内容・業種を変えたい」(29人)で、2位は「人間関係に問題がある」(28人)、3位は「待遇を改善したい」(14人)でした。
20代半後半の転職理由1位は「待遇を改善したい」
次いで、「20代後半の転職理由」について聞いてみると、1位は「待遇を改善したい」(38人)、2位は「仕事内容・業種を変えたい」(26人)、3位は「ワークライフバランスを整えたい」(18人)という結果になりました。
転職は20代後半のほうが大変
20代前半と20代後半の転職はどちらが大変だったか尋ねると、39.1%が「20代後半」、21.1%が「20代前半」と答えました。
20代前半のほうが大変だった理由を聞くと、下記のような回答が目立ちました。
・どのように転職活動を進めたらいいのかわからなかったから。またスキルもないので、アピールポイントが少なかった(女性)
・経験が少ない中での転職となったため、転職理由などはかなり深堀りされました。またほぼ未経験だと、選べる仕事が少なかったです(女性)
一方、「転職は20代後半のほうが大変だった」と回答した人は、次のような理由を挙げています。
・20代後半ではすでに結婚していて、家庭の事情を考慮しながら転職先を探す必要があったため(女性)
・歳を重ねているので経験やスキルが重要視されるなか、アピールできる資格もなかったため苦労しました(男性)
20代前半と後半で転職先を選ぶポイントの違い
20代前半と後半での転職先を選ぶポイントの違いについて聞くと、最も多い回答は「ワークライフバランスを考えた」(41人)でした。「20代後半ではプライベートを重視して長い目線でキャリア形成ができる企業を選びました(女性)」「家庭環境に影響が少ないかどうか(男性)」といった声が挙がっています。
2位は「待遇をより重視」(33人)でした。「生活基盤を安定させるため」「スキルに見合った収入を得るため」などの理由が目立ちます。
3位は、「20代前半は自分に向いている仕事をわかっていなかった」などの理由で、「仕事内容をより重視」(30人)がランクインしました。
まとめ
20代後半の転職では、20代前半よりも求められるスキルレべルなどが高くなります。そのため、20代後半のほうが転職は難しいと感じた人が多くなりました。
ただ20代後半の転職では「一度転職を経験して、転職活動の流れやポイントがわかっている」「経験を積み、自分の強みや希望が明確になっている」というメリットもあります。
20代後半での転職に難しさを感じる場合は、経験・スキルの棚卸や自己分析を深めるため、転職エージェントやハローワークに相談するのもおすすめです。
調査概要
調査対象:転職経験者(20代前半と後半の両方で)
調査期間:2024年8月27日~9月10日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:143人(女性87人/男性56人)
(フォルサ)
※この記事は2024年11月15日に公開されたものです