お彼岸に「やってはいけない」5つのこと【9月19日~25日はお彼岸】
2024年の秋のお彼岸は、9月19日(木)~9月25日(水)までで、9月22日(日)の秋分の日を中心とした、合計7日間です。
一般的にお彼岸は、お墓参りをしたり、お供え物をしたりして、ご先祖さまを供養する期間として考えられています。しかし、お彼岸には「やってはいけない」とされることも存在します。
本記事では、スピリチュアルな観点、そして現実的な観点の両方から、お彼岸に避けた方がいいことについて解説していきます。
お彼岸にやってはいけないこととは
早速、お彼岸に「やってはいけない」と考えられていることについて、確認していきましょう。今回は、代表的な5つのことについて紹介します。
(1)水辺で遊ぶこと
お彼岸には、海などの水辺で遊んではいけない、という言い伝えがあります。これは、きちんと供養されずにさまよっている霊が、水辺で遊んでいる人たちを水中に引きずり込むため、といわれています。もちろん科学的根拠はありません。
しかし、特に秋のお彼岸の時期は台風が発生しやすいこともあり、水辺で遊ぶと事故に巻き込まれる可能性があります。そのため海などに入るのを、できる限り避けた方がいいというのは、事実でもあると考えられるでしょう。
(2)彼岸花を持ち帰ること
彼岸花とは、9月中旬~下旬くらいにかけて見頃を迎える美しい花で、その名前の由来も、秋の彼岸ごろに咲くからとの説があります。しかし、いくら魅力的な花だからといって、この彼岸花を持ち帰ってしまうと火事になる、という恐ろしい伝承があります。
こちらも科学的根拠はないものの、実は彼岸花には猛毒があるため、持ち帰ることで誤って小さい子どもなどが食べてしまうのを防ぐように、こういった言い伝えができたのではないかともいわれています。
彼岸花は墓地に植えられているケースも多いので、お墓参りに行った際など、くれぐれも口にしないよう注意しましょう。
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(3)仏教で避けられているものを食べること
仏教行事であるお彼岸には、仏教で避けられている食べ物を口にするのはタブーとする考え方もあります。
その食べ物とは、肉や魚などの殺生が関係するもの、そして辛みのあるものや、香りの強い食品です。例えば香辛料を使った料理や、ニンニクを使ったものは避けた方がいいかもしれません。
この機会に、豆腐や野菜をメインとして作られている精進料理にチャレンジしてみるのもいいでしょう。
(4)お見舞い
仏教的にタブーとされているわけではないのですが、お彼岸の時にお見舞いに来られることを失礼だと考える人もいるようです。お彼岸には多くの人がお墓参りをするため、「まだ生きているのに縁起が悪い」と感じるのでしょう。
気にしない相手なら良いですが、もしかするとそういった考えの人だという可能性もあるため、せっかくお見舞いをするのならば、お彼岸の期間を避けておいた方が無難といえそうです。
(5)結婚式
お彼岸に慶事を行うことは、仏教的なタブーに該当するわけではありません。ただしこちらもやはり「お彼岸にお祝い事をするのは縁起が悪い」と考える人もいるため、できるだけ結婚式などをするのは避けた方が無難でしょう。
また、お彼岸には実家に帰省したり、お墓参りをしたりと、多忙な人も多いです。現実的な側面からも、招待客への配慮という意味で、結婚式はお彼岸を避けた日取りにするといいかもしれません。
お彼岸にやってはいけないことを覚えておこう
お彼岸に「やってはいけない」とされていることには、霊にまつわるものなど、決定的な根拠がないものも多いです。
しかしそれらをひもといてみると、海辺で遊んではいけないのは、秋のお彼岸の時期には台風が多いからだったり、結婚式をしてはいけないのは、その時期はお墓参りなどで多くの人が忙しいからだったりと、理にかなっている場合もあるのです。
こういったことを心にとどめておきながら、心穏やかにお彼岸を過ごしましょうね。
(マイナビウーマン編集部)
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※この記事は2024年09月19日に公開されたものです