すみっコぐらし初の舞台がスタート！　大人にも観てほしい理由を語る『パペットミュージカル すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』ゲネプロレポート

すみっコたちがいきいきと会場全体を駆け巡る！

いよいよゲネプロがスタート。会場に入る際には、入場者特典の「オリジナルほこりうちわ」が配られました。

会場が暗くなり、音楽がスタート。楽しい雰囲気の中、すみっコたちが順番に登場します。

囲み取材のときはすみっコたちのパペットを見て「つくりが細かいな～」「意外と大きいかも」と思っていたのですが……実際に動いているすみっコたちを見ると「か、かわいい……！」とあまりのかわいさに思わず声が出てしまいそうになるほど。川島さん石田さん新津さんが言っていたように、すみっコたち、生きています。

さらに、オープニングの歌の中では、入場者特典「オリジナルほこりうちわ」をキャストと一緒に振って盛り上がれるシーンも。ぜひ一緒にやってほしいので、うちわは手元に置いておきましょう。

本作は「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」を原作とするミュージカル。あらすじは下記のとおりです。

“いつもの喫茶店、いつものすみっこ。
その地下室に隠された、ふしぎな絵本とは・・・？
ある日すみっコたちは、お気に入りのおみせ「喫茶すみっコ」の地下室で、
古くなった一冊のとびだす絵本をみつける。
絵本を眺めていると、突然しかけが動き出し、絵本に吸い込まれてしまう
すみっコたち。
絵本の世界で出会ったのは、どこからきたのか、自分がだれなのかもわからない、
ひとりぼっちのひよこ・・・？
「このコのおうちをさがそう！」新しいなかまのために、
すみっコたちはひとはだ脱ぐことに。
絵本の世界をめぐる旅の、はじまりはじまり。”

（公式サイトより引用）

石田さんと、Wキャストの川島さん、新津さんのナレーションのもとにお話が進みます。ゲネプロでは川島さん出演バージョンで上演されたのですが、ナレーションの二人も本当にすごい。

二人が「どこ行っちゃったのーーー!?」と言えば後に続いて「どこ行っちゃったのーーー!?」と言いたくなりますし、石田さんが観客に問いかければついつい答えたくなります。そして川島さんのピュアな歌声にほろりと涙してしまう場面も……。川島さんは囲み取材では「不安がたくさん」と言っていましたが、ミュージカル初挑戦とは思えません。

会場の「品川プリンスホテルクラブeX」は劇場としてはコンパクトな空間ですが、そこを逆手に取ったような、会場を広く使った演出も。まるですみっコたちの世界に一緒に入っているかのようです。

迫力のある演出もあり、また、すみっコとみにっコのやり取りがかわいかったりと、まさに“すみからすみまで”見逃せない舞台となっています。

原作の映画は2回視聴した筆者。ストーリー展開は知っているはずなのに、いきいきと動くすみっコたちや、切なげに見える『ひよこ？』を見ていると、思わず涙が止まらなくなるシーンも……。映画は「大人も泣ける」と話題でしたが、ミュージカルでも心を揺さぶってきます。

大人の“すみ活”にもおすすめ！　動くすみっコたちを見に行こう

囲み取材の中で石田さんが「全世代が楽しめることを目標にしている」と語っていましたが、実際に観てみて、たしかにその意気込みが感じられました。

すみっコぐらしのミュージカルというと「大人の私が行っても大丈夫なのかな」「親子連れの中で浮いてしまうのでは」と心配なファンもいるかもしれませんが、これは大人のすみっコファンにもぜひ観てほしい！　舞台は9月1日まで毎日上演中。大人の皆さんもぜひ“すみ活”しにきてくださいね。

（取材・文：錦織絵梨奈／マイナビウーマン編集部）

※この記事は2024年08月21日に公開されたものです