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みりんの選び方も! 今すぐマネできる料理家「長谷川あかり」自炊のコツ

#トレンドニュース

小浜みゆ

経済的にも良く、自分の好きな味を楽しめる「自炊」。でも、「おいしくできない」「レパートリーが少ない」など、料理の悩みは尽きませんよね。

7月某日、自炊を頑張る一般の方を対象に、料理家・長谷川あかりさんが講師の体験型イベント『「日々を楽しむ暮らしのコツ」 supported by 日の出みりん』が開催されました。長谷川さんによる毎日の自炊のコツは、マネしたいものばかり。味の良し悪しを左右する「みりん」の使い方も、日の出みりんを手がけるキング醸造の竹山さんと浅間さんに教えてもらいました。

レパートリーはどう増やす? 長谷川あかりさんのアンサー

長谷川あかりさんはSNS総フォロワー49万人の人気料理家。今回のイベントでは、参加者から寄せられた料理のお悩みあるあるに対し、1問1答で長谷川さんが答えてくれました。

最初の質問は「レシピを考える上で、長谷川さんが大切にされてること」。普段SNSで発信しているレシピは、「自分が食べたいもの」をシェアしているそうです。そんな等身大の投稿が、長谷川さんが支持される理由の一つでもあります。

「自分の心も含めての健康状態、季節、気分。食はそういったものが連動していると思うので、ただおいしいだけではなく、食べた時に浮かんでくる感情や身体の状態がどうなるかなという、食べたその先にあるものまで想像し、みなさんにレシピをお届けしています」

「レパートリーが限られてしまって、同じようなものばかり食べてしまっています」という悩みに対しては、「大前提としてレパートリーは、実はそんなになくて良いと思ってるんです」と長谷川さん。増やそうとすると、幅は広がっていくものの一つの料理が深まっていかないため、自分の得意技を一つ見つければ良いと、アドバイスをくれました。

その得意技として、長谷川さんが例として挙げてくれたのが「酒蒸し一本打法」。旬の野菜とタンパク源(肉や魚など)の2つの食材、そして料理酒・水を入れて火にかけ、蒸している10分ほどの時間で味付けを考えるそう!

長谷川さん「今日はバター醤油にしようかな、ごま油やパクチーをかけようかな。もしくは塩味でレモンをキュッと絞ろうかな。火にかけている間にぼんやり考えるのが、私の定番です」

本みりん・みりん風・みりんタイプの違いって? 賢い選び方

続いて行われたのは、キング醸造の竹山さんと浅間さんによる、おいしい料理を作る上で欠かせない「みりん勉強会」。甘みを加えつつ、旨味やコクを深めてくれる大切な調味料です。ちなみに「みりん」と言うと、「本みりん」や「みりん風」などスーパーではたくさんの商品があり、どれを買っていいか難しいところです。イベントではキング醸造の「国産米本みりん」、みりん風調味料「新味料(醇良)」、「割烹みりんタイプ」の3種類を味比べしました。

こちらの高野豆腐は、3種類のみりんを使って同じレシピで作ったもの。食べてみると甘さや塩味が少し変わってきます。味としての違いは「本みりん」が上品な甘み、「みりん風調味料」は甘みが強め、「みりんタイプ」は塩味を感じる濃さが特徴。どれもおいしく、自分の好みで選ぶのが1番ですが、長谷川さんは「本みりん」を愛用しているそうです!

ちなみに「本みりん」はほかのみりんと比べると少々お高め。なぜかと言うと、「酒税」が関係してきます。本みりんはアルコールが含まれているため、酒税の対象となり、20歳以上のみが購入可能。そして「みりん風調味料」はアルコール分が1%未満、「みりんタイプ」は塩分を含んでいるため酒税がかからず、お得なのです。コスパ良く自炊をしたい時は「みりん風調味料」もしくは「みりんタイプ」を使うのがおすすめで、みりんタイプを使う時は、塩を入れない・もしくは少なめにするとちょうど良い味になります。

「みりん風調味料」は、実は夏にぴったりの調味料! アルコール分が1%未満のため煮切りの必要がなく、キッチンでグツグツ煮て汗をかく……なんて夏ならではの悩みともおさらばです。ちなみに「煮切り」とは、本みりんや料理酒に含まれるアルコール分を加熱して、蒸発させること。「アルコール臭が得意ではない」という人にもみりん風調味料がおすすめですよ。

料理酒やみりんを賢く活用することで、より高まる自炊の楽しさ。特に長谷川さんの「酒蒸し一本打法」は、ぜひ働く女子にも試してほしい方法です! そのほか料理酒・みりんを使った詳しいレシピは、2024年7月よりスタートした日の出みりんHP内のレシピコーナー「長谷川あかりのいつものごはん」でも紹介中なので、ぜひチェックしてみて下さいね。

・日の出みりん「長谷川あかりのいつものごはん」
URL:https://hinode-mirin.co.jp/recipe/itsumono/

(撮影・取材・文:小浜みゆ)

※この記事は2024年08月10日に公開されたものです

小浜みゆ

神奈川県在住の旅ライター。旅が大好きなのでフットワークは軽く、国内・海外の素敵な場所を求めてどこへでも。得意ジャンルはホテル・リゾート・美容。写真にこだわります。

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