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今注目の「ミドルコスメ」とは? @cosmeベストコスメアワード2024 上半期新作ベストコスメ発表【前編】

#ビューティーニュース

マイナビウーマン編集部

2024年下半期のトレンドを大胆予測! 気になるトピックスは?

2024年上半期のトレンド傾向をつかんだところで気になるのは下半期。@cosmeトレンド予測部は下記の5つのトレンドトピックスを発表しました。

おくち美活動
旅備コスメ
コンシーラー七変化
成分フリーPick
バリュパ消費

一つずつ詳しくチェックしていきましょう!

オーラルケアの関心は「見た目」に


マスク生活をきっかけに、口臭対策としてのオーラルケアが関心を集めたコロナ禍。マスク着用が緩和されても引き続きオーラルケアアイテムの売り上げは高水準をキープしているそうです。

意識の高まりから、オーラルケアはお口の健康・衛生にとどまらず「美容」の一部であるという認識へ。@cosmeが実施したアンケート(※)では、全体の半数以上が「オーラルケアは美容の一部だと思う」と回答しました。

そんな中、美容ブランドから「審美系」のオーラルケアアイテムが発売されており、2024年上半期のベスト日用品1位にも「歯磨撫子 重曹歯ぬぐいシート」がランクインしています。マスクをしない人が増えたことで「歯を白くしたい」というニーズが高まっているのかもしれません。

さらに、「オーラルケアのために使用する商品アイテムの数が増えた」とアンケート(※)で回答した人は全体の3割弱に。タブレット型歯磨きアイテムや使用シーン・お悩みに合わせた歯磨き粉、歯の美容液など、オーラルケアアイテムの用途や種類が多様化しており、今後もカテゴリ全体で売り上げが伸びていきそうです。

旅行用コスメは「備え」にも便利

昨年から旅行に行きやすくなったことから、クチコミにおいて「旅行用」「旅行」といったワードが増加中。同時に、旅行用コスメを防災バッグに備えているといったクチコミも多く見られたようです。

2024年1月1日に起こった能登半島での地震も記憶に新しく、防災意識の高まりからミニサイズ、多機能なスキンケアアイテムやドライシャンプーをいざという時のために備えておきたいというクチコミが投稿されています。

2024年上半期はコンシーラーが豊作

今年の上半期はコンシーラーの新作商品登録数が昨対比1.4倍と、コンシーラーが豊作な半年間でした。クチコミでも「眉コンシーラー」「涙袋コンシーラー」といったコンシーラー関連ワードが多彩に。今や、コンシーラーは気になる部分を隠すだけのアイテムではないのです。

眉マスカラのような感覚で使えるコンシーラーや、ハイライトとして使いやすいリキッドコンシーラー、立体感・陰影を演出できるパレットコンシーラー、涙袋に使いやすい極細のコンシーラーペンシルなど、種類が豊富に。目的に合わせて複数のコンシーラーを使い分けるのが今後のトレンドとなりそうです。

「成分買い」ブームはあえての「○○フリー」に

成分を意識してスキンケア化粧品を選ぶ傾向は今後も続くと予想。クチコミには「酸化亜鉛フリー」「グリセリンフリー」といった「○○フリー」の出現率が上がっており、特定の成分が流行っていた流れから、今後はあえて「○○フリー」を選ぶ流れがきそうです。

昨年、ベストコスメを多く受賞した「SHISEIDO エッセンススキングロウファンデーション」は、ユーザーの中で「酸化亜鉛フリー」であることも話題になっているように、自分に「合う成分」だけではなく「合わない成分」を見つけて特定の成分を避けることで素肌や髪をいたわりたいというニーズの高まりがうかがえます。

今後はカラーメイクアップなどにおいては「タルクフリー」、ヘアケアアイテムでは「サルフェートフリー」、スキンケアでは「グリセリンフリー」などにも注目が集まりそうです。

本質的なタイパ=バリューパフォーマンスを求めて

2023年以降、「タイパ」「コスパ」を意識した商品やサービスがヒットしています。@cosmeのクチコミの中でも「タイパ」の出現率は昨対比で7倍に急上昇。「時短」は横ばいで、生活者にとって「タイパ」と「時短」は明確な使い分けがなされていないようです。

しかし、アンケート(※)を深堀りすると、「タイパ」は「時短をしながら効果やリターンがトレードオフにならず、いいとこどりできること」「最初に時間、お金をかけることで後々それを上回るリターンや時短効果が得られること」の意味で使われている傾向が見えてきました。

例えば、パーソナルカラー診断を受ける人が増えていたり、90問以上の質問から性格を分類する診断コンテンツが流行っていたりするなど、時間やお金を多少投資してでも自分のことが詳しくわかるもの、今後の美容や人間関係に役立つものを選ぶ傾向は身近に感じる人も多いのではないでしょうか。

そういった、本質的なタイパ、つまりバリューパフォーマンスが今後の消費傾向において存在感を出してきそうな予感。コスメにおいては時短になりつつも高い効果が得られるスキンケアアイテムや、コスメのライン使いが人気を集めそうです。また、メイクアップツールも「バリュパ」アイテムとしてさらに注目されるのではないでしょうか。

後編では今回の結果をさらに深堀り

相次ぐ値上げや円安など、経済状況が美容トレンドにも深く関わっていることを改めて強く感じられたランキング結果となりました。

後編の記事では@cosmeリサーチプランナーにインタビューを実施! 「働くアラサー女性」に関連する情報をさらに深~~く聞いちゃいます。

Check!

後編の記事はこちらから
https://woman.mynavi.jp/article/240611-2_12000673-2/

@cosme ベストコスメアワード2024 上半期新作ベストコスメ
https://www.cosme.net/bestcosme/
集計対象期間::2023 年11 月1 日~2024 年4 月30 日
集計対象クチコミ件数: 115,316件
集計対象アイテム数: 3,806アイテム
・化粧品、美容グッズ、日用品などを対象としています。
・複数のカテゴリにまたがりクチコミ投稿されている商品は、商品性質を考慮し、主たる1 つのカテゴリに絞って集計しています。

※化粧品に関するアンケート
調査地域:全国
調査方法:Web
調査期間:2024年5月20日~21日
調査対象者:@cosmeプロデュースメンバー 女性 15-69歳(@cosmeの年代構成比に合わせて割付)
調査対象者数:6,212人

(取材・文:錦織絵梨奈/マイナビウーマン編集部)

※この記事は2024年06月11日に公開されたものです

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