仕事終わりに海外旅行気分! 人気のガチ中華「米線(ミーシェン)」を食べてみた
最近流行りの「ガチ中華」は、仕事終わりでもプチ海外旅行気分を味わえる注目のジャンル。ガチ中華初心者でも気軽に入りやすく、今東京で話題のお店が「譚仔三哥(タムジャイサムゴー)」です。香港のミシュランガイドで「ビブグルマン」に3年連続で掲載された実力店のヌードル「米線(ミーシェン)」を取材してきました! 女ひとりでもふらっと入りやすかったですよ。
おひとりさまも入りやすい! スパイシーなスープで体ポカポカ
タムジャイサムゴーは2022年に日本上陸し、香港だけではなく世界中に100店舗以上を展開する人気ヌードル店。日本1号店の新宿中央通り店はいつも行列が絶えない大人気店で、そのほか恵比寿店と吉祥寺店で同じ味を楽しめます。恵比寿店は恵比寿駅より徒歩約1分の抜群の立地! 新宿よりも混雑が少なく、カウンター席やテーブル席でゆったり食事を楽しめます。
注文方法は6種類のスープからベースを選び、辛さレベルを選択し、約25種類からトッピングを選ぶのが基本。香港で一番人気のスープは麻辣(マーラー、710円)です。花椒(ホアジャオ)パウダーとチリオイルの痺れるような辛さがクセになるおいしさ! 辛さはLv.1のゼロ辛からLv.10の極辛以上まで選べて、Lv.4のピリ辛は辛すぎず、マイルドすぎず、食べやすい辛さでした。トッピングは豚バラ(230円)・油あげ(110円)・きくらげ(110円)の3つが大定番となっています。
そもそも米線とは中国雲南省発祥の、お米と水だけで作られたグルテンフリーの麺。米粉が原料の麺といえばビーフンやフォーが思いつきますが、そのどちらとも異なる食感が面白い……! 製造の段階で「発酵」させるため、「モチッ」「プリッ」とした弾力があり、ツルツルと食べやすい丸太麺です。温かいスープは冬にぴったりで、辛さもあいまって体の内側からポカポカでした。
辛さゼロのスープも。トッピングを楽しむ「清湯(クリアスープ)」
6種類のスープのうち、まったく辛みがなくスープの旨みやコクを楽しめるのが「清湯(クリアスープ、650円)」。体に染み渡るような優しいスープがとてもおいしく、「パクチー(180円)」など自分好みのトッピングで味わいを変化させることができます。
特に相性が良いトッピングが「香港風の肉味噌(180円)」。甘辛い濃厚な味わいの肉味噌で、2通りの食べ方を店員さんに教えてもらいました。1つ目は、別添えで提供された肉味噌の器に麺を入れて、肉味噌の味わいをダイレクトに楽しむ、混ぜそばのような食べ方。濃い肉味噌の味と、清湯の旨みを吸った麺が合わさると激ウマでした……!
もう1つは、香港風の肉味噌をスープの中に投入する食べ方。すっきりとしたスープにちょっとした辛みと肉のジューシーさが加わり、これまたおいしい……! 途中で味変すると、まるで2種類のスープを味わった気分でした。米線は1杯食べるととても満足感があり、お腹いっぱい!
サイドメニューも充実しているタムジャイサムゴー。「土匪鶏翼(トーフェイ・チキン、3本480円)」は秘伝のスパイスがたっぷりかかった鶏手羽中です。スパイスの詳細は企業秘密ということですが、うま辛スパイシーな味わいとともに八角のガチ中華らしい香りがふわり……! ビールやハイボールと一緒に食べるのもおすすめです。
ドリンクは「香港レモンティー(330円)」やコーヒーとミルクティーをミックスした「香港鴛鴦茶(ユンヨンチャ、380円)」がスパイシーな米線のスープと相性抜群。特に香港レモンテイーが一番人気で、たっぷり入ったレモンを潰して自分好みの酸味に整えて味わいます。甘めのレモンティーですが、甘さの変更も可能。
グルテンフリーで体に気を使いつつ、気軽にガチ中華を楽しめる「譚仔三哥(タムジャイサムゴー)」。もしお店の近くで働いていたら、昼も夜も通っちゃうだろうな……と思うおいしさでした! ちなみにランチの場合、「米線(トッピング2つ)+ドリンクorサイドメニュー」で1,150円のお得なセットも販売中。東京で香港に行った気分を楽しんでみてくださいね!
・譚仔三哥(タムジャイサムゴー)恵比寿店
住所:東京都渋谷区恵比寿1-10-7 TIB恵比寿ビル 1F
HP:https://www.tjsamgor.jp/
(撮影・取材・文:小浜みゆ)
※この記事は2024年01月28日に公開されたものです