【Ep.7】まさかの新ルール発表!? “フライングキス”と“初めて見せた涙”の意味
2023年12月16日から配信がスタートしたABEMAの『LOVE CATCHER Japan』。「真実の愛」を求めるラブキャッチャーか、「賞金500万」を求めるマネーキャッチャーか。本能のままにどちらかを選択した参加者たちが、欲望を叶えるために参加するリアリティショーを、恋愛コラムなどの執筆を手掛けるライターの瑞姫さんが毎週考察していきます!
※このコラムは『LOVE CATCHER Japan』エピソード1~7のネタバレを含みます。
最終回目前、まさかの新ルール発表
真実の愛を見つけるために参加したラブキャッチャー2人が、投票によってマネーキャッチャーだと疑われて脱落してから一夜明け、ついに7日目となったこの日。
メンバーには、みんなでバーベキューを楽しむことができるという嬉しいお知らせと共に、「最後の告白を前に改めてラブキャッチャーか、マネーキャッチャーかを選択し直すことができます」という、ここに来てまさかの新ルールが明かされます。
一瞬、これまでの考察は何だったんだ?! とも思ってしまいましたが、最初にマネーを選択したものの、“真実の愛”を見つけて、最後はお金よりも愛を選ぶ……という純愛が生まれるのではないかと、淡い期待を抱かずにはいられません。それこそ、何だか恋愛リアリティっぽいじゃないですか。
しかし、そんな新ルールに淡い期待を抱いたのも束の間。今度は「秘密の部屋で正体が気になる1人を選択してください」との指示が下ります。やはり、ここは一筋縄ではいかない「LOVE CATCHER Japan」。最後の最後まで安心させてくれなさそうです。
最悪すぎる運命の悪戯
自分の選択を変更できることを知った初音は、プールサイドで凌と2人きりになると「自分の中で自分が最強になったの。何も怖くなくなった」とすっきりした表情で今の心境を吐露。
すると凌も「俺もそうかも。正直俺は本気で恋愛しにここに来ているから、やっぱり最初にマネーキャッチャーの人をいいと思ってしまったら、そこからの時間って無駄になってしまうのかなって考えたけど、初音ちゃんがマネーキャッチャーだろうがラブキャッチャーだろうが、今それを知ったところで……って思った」と、相手がどんな立場であれ自分の気持ちが変わらないと伝えます。
美沙紀から「初音ちゃんはマネーだと思う」「凌くんのこと100%マネーだって言ってる」と言われても「それでもいい」と、相手を“信じる”のではなく、“受け入れる”ことを選んだ凌。そしてそのスタンスは、初音も同じように思え、どうかこの2人がこのまま誰にも邪魔されずに両想いになって欲しいと純粋に願わずにはいられません。
しかし、そんな願いを打ち砕くかのように、設置されたテレビの画面に突如表示されたのは、「最も正体が気になる人を発表します」の文字。最も投票を集めたメンバーの正体が発表されることになり、動揺を隠せない一同。
さらに、最も正体が気になる人に選ばれた凌がラブキャッチャーだと明かされると、「誰のどんな正体を見ても驚かないかも」「逆にあーそうだったんだ! と笑える気がする」と言っていた初音はなぜか顔を覆って涙を流します。え?! 何の涙?!
突然のことに驚いていると、再び画面には「最も正体を知りたい人」と表示され、そこには「初音」の文字が。嗚咽の止まらない初音の様子に「え? まさか?」と最悪の事態を想定していると、初音の正体がマネーキャッチャーだと明かされます。ああ、地獄だ。あまりの残酷すぎる展開に、動揺するメンバーとスタジオのMC陣。こんな最悪すぎる運命の悪戯ったらない。
しかし、「全然大丈夫」「あっちで話そう?」と、号泣したままの初音の肩を優しくさすったのは凌。動けない初音を後ろから抱きしめて「行こっか」と2人きりで話そうと誘い出します。言葉も行動も200点満点すぎるし、こんなことされて好きにならない女子はいないはず。この愛情深く優しい凌の姿には、MC陣からも「凌、いいぞー!」「凌好きになるわ」と絶賛の声が上がります。この瞬間、絶対視聴者は凌を絶対好きになったよ……。
自分の選択が変えられると分かって安心し、やっと大好きな人に罪悪感なく向き合えると思った瞬間、自分の正体がバレまった初音。凌の隣で「私、今日めっちゃ安心したの。変えられるって知って。自分の気持ちも楽になったし、自分の気持ちに素直になれるから」「騙したいとも思ってないし、ずっと罪悪感を抱えてた」と必死に訴える初音の言葉は、純粋に募っていく恋心とは裏腹に、どんどんと募っていった後ろめたさを表しているようで、どうしても疑うことができませんでした。
そして、そんな初音を一度も責めることなく隣で肩を抱く凌。「でも、俺言ってたじゃん。初音ちゃんがラブでもマネーでもどっちでもいいって」「大丈夫よ」ともう一度自分の揺るぎない気持ちを伝える姿は、もう優しすぎてかっこよすぎて、重いシーンではあるもの「好きいいいいいいいいいいい」と叫びたくなりました。こんなの好きにならない女子いる??(2回目)私はもう完全に持っていかれましたね。
最終告白前の動揺
最終告白目前に初音と凌の正体が暴かれたことは、それぞれに大きすぎるダメージを与えたようで、美良もプールサイドで1人涙を流します。
その側には想いを寄せる夏輝でそっと寄り添うように座っていましたが、同じように美良を好きな亞門のいつもとは違う「美良ちゃんと2人で喋りたい」との強気なお願いによって、夏輝はその場を去り、亞門と美良の2人きりに。そして「仕事や立場上、強くいないといけないし、強い姿を見せていないといけないけど、仕事と関係ない関わりの俺には弱いところを見せてもいい」と、美良の心の鎧を剥がすように言葉をかけます。
正直「頑張らないと」と思っている人間にとって、この言葉は染みるし、泣ける。美良にとって亞門は本音で話せて素でいられる存在な気がするから、この2人が結ばれて欲しいと思ってしまうところは正直あります。
しかし、その後戻った女子部屋で美良は、夏輝がマネーであると確信してしまったため話すことができなかったと明かし、「どこまでが本心で、どこまでが私を騙すための嘘だったんだろう」と俯いたまま言葉をこぼします。
亞門の言葉が心を溶かしながらも、夏輝への想いが捨てきれない様子の美良。そんな姿を見て初音は「自分の気持ちに素直になって、真っ直ぐに行ったほうが後悔しないと思う。自分に嘘つくことが一番つらい」と、これ以上ないほどの説得力でアドバイスを送るのでした。
嘘か? 愛か? あざとすぎる濃厚な“フライングキス”
そんな残酷すぎる展開にも、全く動揺しないどころか笑みすら浮かべていたのが、これまで周りの状況をこれでもかというほどかき乱してきた美沙紀。重い空気が流れる脱落者発表の直前もメンバーを無邪気に茶化していた美沙紀でしたが、それは今回も変わらず。ずっと「初音ちゃんはマネーだと思う」と言いふらしていた予想外が当たって嬉しいのだろうか。それにしても、空気が読めなさすぎるというか、怖い。
その姿に、同じように不信感を抱いたのが、これまでずっと盲目的に美沙紀を信じてきた友貴。昨日の脱落者の場面の振る舞いがどうしても引っかかっており、それは美良に思わず「脱落者発表の時の美沙紀の配慮のなさとかが、俺はうーんって思っちゃった」「人間性の面が見えた」とこぼすほどでした。
しかし、2人きりの男子部屋で何も知らない美沙紀から手紙といつもつけている香水を渡されると、その意思はなぜか弱まります。美沙紀の脱落者発表の際の行動を指摘しつつも、「俺はもし結ばれるんだったら、ちゃんと長く向き合いたい」とさっきまでかなり冷めたように見えていた様子とは打って変わり、“二人の未来のため”と言わんばかりに説明します。話を聞いている間もずっと上目遣いで手を握る美沙紀に、すでにもう流されていませんか……?
さらに、手紙に綴られていた美沙紀からのストレートな想いを受け取った友貴の想いはもうグラグラ。手紙と香水、そして畳み掛けるように「日本に帰ってからも一緒にいたい。大好き」と告白され、「勇気出していい?」の言葉の後に美沙紀からキスをされると、友貴はもう完全にとりこ。メロメロです。数時間前の美良への発言と自分の心の中の言葉を思い出せよ友貴いいいいい!! っていうか最終告白前のキスってありなんだ? めっちゃフライングするじゃん。
友貴は1人でいる時は美沙紀に対して冷静になって俯瞰して見れるのに、2人きりになるとすぐに流されるので、何というか本当にちょろい。美沙紀にとって涙は武器だから、キスだって罠かもしれないんだぞ!!! って、キスすら疑う私は流石に疑心暗鬼すぎですか? 「LOVE CATCHER Japan」に毒されすぎ?
次回はいよいよ最終告白の様子が放送される最終話。メンバーはそれぞれ最後にどんな選択をするのか。愛か金か、どちらかを手に入れる参加者はいるのか。
まだ最終話でもないのにこんなにかき乱されていて、これ以上何か起こったら心臓に悪いし、どんでん返しの連続が流石にトラウマになりそうです。
『LOVE CATCHER Japan』番組概要
毎週土曜夜10時~放送中(全8回)
放送チャンネル:ABEMA SPECIAL
配信URL:https://abema.tv/video/title/90-1904
(瑞姫)
※この記事は2024年01月26日に公開されたものです