タロットカード「女教皇」の意味は? 正位置・逆位置別に解釈を紹介
タロット「女教皇」は冷静さや知性を表すカードです。このカードが表す恋愛運、金運、仕事運とは? 本記事では、タロットカード「女教皇」の意味と正位置、逆位置別の解釈について紹介します。カードからのメッセージを読み解き、未来に役立ててくださいね。
タロットカードの絵柄にはさまざまな意味が隠されています。これを深く読み取れば、未来に役立つヒントが得られるかもしれません。
本記事では、タロットカード「女教皇」の意味や正位置、逆位置別の解釈を紹介。また、「女教皇」が表す恋愛運、金運、仕事運を読み解いていきます。
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【大アルカナ一覧】タロットカードの解釈を正位置・逆位置別に紹介
※本シリーズでは、マルセイユ版タロットに準じたカード番号を採用しております
タロットカード「女教皇」の基本的な意味
タロット「女教皇」は冷静さや客観性、優れた知性を表すカードです。
女教皇が持つ書籍が象徴するのは、彼女の知性。両脇に描かれた白と黒の柱は相反する2つの物事を表し、間にいる女教皇は二元性の間でバランスを取っているようにも見えます。世界を冷静に見て公正な判断を下そうと、理性を働かせているのでしょう。
一方、理性が優位に働きすぎて、潔癖になる面もあるようです。
正位置の意味
正位置の「女教皇」は、「知性」「冷静に受け止める」「経験に裏打ちされた洞察力」などを表します。
今のあなたは頭脳明晰。非凡な才能に恵まれ、物事の真実について見極める目を持っているようです。
冴え渡る直感や真偽を見極める目のおかげで、望む結果に到達することが可能でしょう。また、問題点に気づいて対応する性質が、人生の局面で有利に働きそうです。
今は理知的で計画的に行動できるので、物事を良くしたり目の前のトラブルを解決したりできるかもしれません。
【正位置のキーワード】
冷静、理性的、知性、学識がある、教養、聡明さ、直感力、洞察力、思慮深さ、慎重、忍耐、ミステリアス
逆位置の意味
女教皇のカードが逆位置だったら、「知識が浅い」「他人の意見を聞かない」などと解釈できます。
能力や経験が足りないのに無知なことを認めたがらず、周囲を批判したり嫉妬したりするかもしれません。勉強不足や不安定な感情がわざわいし、せっかくのチャンスを逃してしまう可能性もあります。
また、度を超して完璧主義だったり潔癖だったりするようです。プライドだけが高く柔軟性に欠けるので、古い考えに縛られて成功を逃すことも。
この状況を脱するには、すぐイライラしないよう気をつけ、悪口はつつしむと吉です。理性で物事を見極めて行動しましょう。
【逆位置のキーワード】
ヒステリックな感情、無慈悲、独善的、潔癖症、完璧主義、気にしすぎ、視野が狭い、未熟
絵柄・シンボルから読み解く「女教皇」の意味
タロットの絵柄にはたくさんのシンボルが散りばめられています。ここでは「女教皇」のカードに隠されたシンボルのメッセージを紹介します。
女教皇がまとっているヴェール
女教皇が身につけている青いヴェールは、神秘性と秘匿性を暗示しています。
女教皇が持つ書籍
女教皇が持つ書籍は、ユダヤ教の法律書といわれています。女教皇の気品ある知性を象徴しています。
白と黒の柱
白と黒の柱は、天と地、精神と肉体など、この世が相反する2つの要素で成り立っていることを表します。
他のタロットカードとの関係から読み解く「女教皇」の意味
タロットカードは前後のカードと深い関わりがあり、お互いに影響を及ぼし合います。そのカード同士の関係性を読み解くことで、より深く意味を理解できるでしょう。
ここでは、2番「女教皇」の意味を、1番「魔術師」・3番「女帝」との関係から考察します。
1番「魔術師」
「女教皇」のカードは、物事を受け止める姿勢や思慮深さ、英智を象徴します。
そんな「女教皇」の1つ前にあるのは、無限の可能性に恵まれ0から1を生み出す「魔術師」のカード。
「魔術師」が「女教皇」のカードに移っていく過程で、1つ上の精神的な知恵を得たのかもしれません。
3番「女帝」
「女教皇」に続く3番目のカードは、豊かさや実り、家族的な愛情などを示す「女帝」のカード。
物事を静観して受け入れ、眺めているだけだった「女教皇」。「女帝」のカードへ移ることで豊かな実りを生み、母性的な力であらゆるものを創造していくのでしょう。
▷次のページでは、タロットカード「女教皇」が表す恋愛運と相手の気持ちについて解説します。