寅の日にやってはいけないことは? 避けるべき理由とおすすめの過ごし方
寅の日とは、12日に1回の周期で訪れる吉日。そんな寅の日にやってはいけないこととは? 逆に、やると良いことはあるのでしょうか。この記事では、寅の日の意味や由来、避けたいこと・おすすめの過ごし方について占い師の紅たきさんが解説します。
日本には古来より特別な開運日や不運な日があり、「寅の日」もその1つ。
その日がどんな意味を持つのか、やってはいけないことは何かを知っておくと、さまざまな予定も立てやすくなるでしょう。
この記事では、12日に1度やってくる開運日である「寅の日」について、やってはいけないこと・やると良いことを紹介します。
寅の日とは?
日本では古くから、年月日や時刻、方位などを十二支の干支を用いて表していました。寅の日は、そんな暦の上で十二支の寅にあたる日であり、12日に1度訪れる吉日。「出て行ったものが戻ってくる日」といわれています。
というのも、トラは古来より「千里往って千里還る」といわれ、とてもパワフルな動物と考えられているから。つまり、1日で千里の道を往復するトラのパワーにあやかった開運日が「寅の日」なのです。
そのため、「お金を使ってもすぐ戻ってくる」「旅に出ても安全に戻ることができる」などの意味合いを持っています。
ただし、戻ってくると都合が悪いものに関しては、あえて寅の日を避けることが大切です。やってはいけないことについては次の章で具体的に紹介しますので、ぜひ頭に入れておきましょう。
寅の日にやってはいけないこと
縁起が良いとされる寅の日ですが、やってはいけないことはあるのでしょうか?
(1)結婚式
寅の日には、結婚式を避けた方が良いでしょう。
前述したように、寅の日は「出て行ったものが必ず戻ってくる日」と考えられています。つまり、嫁いでも離婚して戻ってくるということが想起されてしまうのです。
結婚式の他、結納や婚姻届を提出する日としても、寅の日は向いていません。
(2)お葬式
寅の日に葬式を行うと、死者が戻ってきて成仏できないと考えられています。
その理由は結婚式と同様で、寅の日は「出て行ったものが必ず戻ってくる日」だから。
香典を渡すのも、「香典を出しても返ってくる」=「自分の身内にも不幸がある」ということを想起させるため避けるべきです。
▶次のページでは「寅の日にやると良いこと」を紹介します