嫌がらせする心理7つとは? 男性心理と女性心理の違い
嫌がらせをする人の心理とは? 友達や恋人、全くの他人の嫌がらせに悩んだ経験はないでしょうか。彼らの心理が分かれば、対処法も見えてくるもの。男性心理と女性心理の違いも理解しながら、相手の本心を見抜いていきましょう。
「相手に嫌われることをした覚えはないのに、なぜ嫌がらせするのだろう」「嫌がらせする人の心理が分からない」と悩んでいませんか?
嫌がらせをする人は、相手を素直に認められず、自分の思い通りに他者を操りたい気持ちが強い傾向にあります。また、男性と女性では仕事や恋愛・人間関係など状況によって、嫌がらせする心理に違いがある場合も。
今回は、嫌がらせする人の心理について、男女の違いに触れながら解説します。
嫌がらせする心理7つ
人はなぜ嫌がらせをするのか。まずは、嫌がらせする人の心理を見ていきましょう。
(1)自分の方が相手より上だと示したい
相手に劣りたくない気持ちから、嫌がらせを通して自分の権威を示そうとする心理が考えられます。
嫌がらせの対象は自分より上で敵わない立場ではなく、同等の立場である場合が多いと言えるでしょう。ライバル関係の相手に嫌がらせをして勝つことで、自分の方が優れている認識をどうにか得たいのです。
(2)自分が正しいと思っている
嫌がらせする人は、自分は間違っていないという考えを持つ人が多い傾向にあります。
嫌がらせによって相手を攻撃し、そんな自分の考えを無理やりにでも認めさせようとする心理が働くのです。
相手の考えが自分と異なる場合に「そういう考えもあるのかもしれない」と受け入れるのではなく、「それは間違っている」と否定することでアイデンティティを保ちます。そして、その否定の手段が“嫌がらせ”というわけです。
(3)嫉妬心がある
嫌がらせする人は自分に劣等感があり、嫉妬する気持ちから嫌がらせする場合があります。
「あの人みたいになれるように努力しよう」と前向きに捉えるのではなく、自分にとって不利な相手は排除しようと考えがちです。
(4)自分の立場を周りに認めさせたい
自分の立場を周りに認めさせようとする気持ちから、周囲が見ている場所で厳しい発言をしたり、不機嫌な態度を見せたりすることもあります。
「敵に回せば同じように嫌がらせを受けるかもしれない」と周りに思わせることで、自分の立場を確立しようとするのです。
(5)ライバル心が強い
ライバルに負けたくない気持ちから、自分が確実に勝つための嫌がらせすることもあるでしょう。
相手の立場を悪くすることで自分が勝算を得ようという打算を持っています。
(6)相手が落ち込む姿を見て喜んでいる
嫌がらせをする人は、相手が落ち込んでいる姿を見て喜んでいる可能性があります。
相手が落ち込む姿に優越感や喜びを覚え、自分にとって気に食わないことがあるたびに嫌がらせを繰り返します。
イライラしやすいタイプの人は、相手への嫌がらせによって自身のストレスを発散しようする傾向も。つまりあなたの落ち込む姿を見て、ストレスを解放しているのです。
(7)心に寂しさを抱えている
嫌がらせする人は、寂しくて自分に目を向けて欲しい気持ちを抱えている場合もあります。人間関係での愛情不足などによる寂しさに悩んでいるのかもしれません。
嫌がらせという行為でしか他人に注目してもらう術がないのでしょう。
【男女別】嫌がらせする心理の違い
嫌がらせする心理は男女共通するものも多いですが、男性と女性で気持ちに違いがある部分も。男女でどのような差があるのか見ていきましょう。
男性心理
男性が嫌がらせする場合、自分が一番でありたい気持ちが強い傾向にあります。
仕事でもっと上にいきたい、ライバルを出し抜きたいといった向上心(?)から、自分に都合の悪い相手を攻撃しようとするのです。
自分より仕事ができる・自分が手にするはずだった地位が危ういなど、相手に負ける可能性が生じた時に、嫌がらせをして自分の立場を見せつけようとする可能性があるでしょう。
女性心理
女性が嫌がらせをする場合、相手を妬む気持ちが強い傾向にあります。
嫉妬が強い人は、仕事やプライベート・恋愛などにおいて、自分より相手が優れていると劣等感を抱き、嫌がらせすることで優越感を得ます。
自分よりもかわいい・仕事ができるなど、うらやむ気持ちが生まれると相手のことが気に食わなくなり、自分に注目を集めようと考えます。
また、片思いの相手や恋人を取られたくない・自分が一番の親友でありたいなどの場合にも、相手を攻撃して自分の立場を守ろうとする傾向があるでしょう。
嫌がらせの心理を理解すれば適切な対処ができる
嫌がらせをされると嫌な気持ちになりますが、その度に落ち込んだり悩んだりしていては相手の思うつぼです。
嫌がらせする相手の心理を知り、適度に距離を置いて接しましょう。
また、相手の言葉を正面から受け止めず、自分の心を強く保つ意識も大切です。つらい時には1人で抱え込まず、周りに相談して助けを求めてくださいね。
(赤松茉怜)
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※この記事は2022年11月21日に公開されたものです