フリマアプリでお買い物上手になるにはどうしたらいいの?
働き方も、恋愛も、生活様式も、全てのあり方が少し前とは違う令和の今。数えきれない変化の裏にある「新マネーハック」を、さまざまな分野の専門家たちが回答します。今回の回答者は、FP(ファイナンシャルプランナー)の丸山晴美さん。
今回のお話「フリマアプリでお買い物上手になるにはどうしたらいいの?」
節約のためにフリマアプリを利用するという人も多いでしょう。しかし、届いた商品を見てみたら思ったのと違う……といった経験がある人もいるのでは? 個人間のやり取りとなるフリマアプリを上手に利用するにはある程度の経験が必要。今回はフリマアプリでのお買い物上手になる方法をチェックしてみましょう。
タイミングを見計らうことで節約に
私もついこの間、フリマアプリを使って国産ニンニクを購入しました。スーパーでは高い商品もフリマアプリだとお得に手に入れられるケースがあるので、上手に活用することで節約に繋がるでしょう。
たまに、300円以上の商品に使える200円引きクーポン……のように破格なクーポンが出されていることもあるので、タイミングを見計らってお買い物をするのがおすすめです。
好みのアプリで一度検索してみて
主なフリマアプリと言われて皆さんが頭に浮かべるのは、メルカリ・ラクマ・PayPayフリマあたりですよね。では、この主要フリマアプリは、どういった形で使い分けるのが良いのでしょうか。
基本的に取り扱い量が多いのはメルカリです。女性も男性もさまざまなユーザーがいるので、欲しい物が見つかりやすいといえるでしょう。
またラクマは、フリルという女性向けフリマアプリと統合して今の形になっていることもあり、比較的女性ユーザーが多いことが特徴。そのため、女性向けアイテムを探すならラクマの方が適しているかもしれません。
ただし、複数のフリマアプリで同時に出品している人もいるので、自分が使いやすい好みのアプリで一度検索してみることをおすすめします。
出品者の評価は要チェック
利用する際は、出品者の評価はチェックしたいところ。評価が高い方から買うようにすることで、余計なトラブルの回避に繋がります。
また、ブランドのアイテムや電子機器は避けた方がベター。本物である保証が無いので、壊れていることや偽物である可能性があり、しかも想像と異なっていても返品ができません。高額すぎるものは購入しない方が安心といえるでしょう。
その他、メイク用品を始めとした衛生品も、気にならない場合はお得に買えるので問題無いですが、他人の使いかけが気になる方は避けることをおすすめします。
クーポンは利用条件・利用期限に注意しながら活用して
フリマアプリでは、時々、お得なクーポンが発行されていることがあります。利用条件や利用期限がクーポンごとに異なるので、それらに注意しながら使うことで、よりお得なお買い物が実現するでしょう。
フリマアプリは基本的に、個人が一点物として出品している場合がほとんど。購入金額の交渉は可能ですが、中には交渉を嫌がる方もいます。交渉NGなどはプロフィール欄や商品の紹介欄に記載されているので、しっかり読んでから取引を進めるようにしましょう。
“怪しい人”にはご注意を!
フリマアプリはお得に買う方法のひとつ。ただし、中には怪しい人も混ざっているので注意が必要です。
「アプリ外でやり取りしませんか?」と誘ってくる人は、良くない取引を持ちかけてくる可能性があるので、甘い誘い文句を言われても対応しないのが吉です。
消費税がかからないことがうれしいポイント
フリマアプリの大きなポイントは、個人間売買では消費税がかからないこと。基本的に中古品の取り扱いなので、「新品しか使いたくない」という方にとっては難しいかもしれませんが、上手に使うことで家計の助けになるはずです。
また、使い慣れていけば、ご自身の不用品を処分する際にも使えます。高く売りたければヤフオク、モバオクといったオークションサイトの利用が適していますが、手っ取り早く売りたいならフリマアプリがおすすめ。
不用品の処分で得たお金も、メルカリならメルペイ、ラクマなら楽天ペイといったスマホ決済として利用できるため、気になっていたアイテムを購入するなど、お得なサイクルを作って、お買い物上手を目指してみてはいかがでしょう?
スピーディーなコミュニケーションがコツ
出品されているアイテムに関して分からないことがあれば、出品者に質問してみるのもおすすめ。
ただし、「コミュニケーションは早く取らないといけない」といった暗黙のルールがあるので、早く返信したり、アイテムが送られてきたらすぐに受け取り確認をしたりなど、スピーディーなやり取りを心がけるといいでしょう。気持ちの良い取引で、お得なお買い物をかなえてくださいね。
令和のマネーハック56
フリマアプリは上手に使えば家計の助けに! でも、ブランド品や電子機器は避けるのがベター。ルールや取引相手はよく確認して使おう。
(監修:丸山晴美、取材・文:ameri、イラスト:itabamoe)
※この記事は2022年08月29日に公開されたものです