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新体操日本代表美容コーチに聞いた「絶対崩れない夏メイク」

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例年に比べて気温が高い今年の夏。ただ暑いだけではなく、マスクもしているため、どうしてもメイクが崩れやすくなってしまいますよね。しかもどうやら今年の夏はいつもより長いなんてうわさも……。特に過酷な2022年の夏を、なんとかして乗り切りたい! そこで今回は新体操日本代表 フェアリー ジャパン POLAの美容コーチに崩れにくいメイクテクニックを教えてもらいました。

どんどん気温が高くなり、息苦しい日々が続いていますよね。そんな中でも通勤や外回りなど、外出しなければいけない方は多くいるでしょう。さらにコロナ禍でマスクが必須のため、マスク内でメイクがドロドロに……なんてことも。出来ることなら、崩れないメイクのコツが知りたいですよね。

そこで今回は、新体操日本代表 フェアリー ジャパン POLAの美容コーチを務める花高さんに、「絶対崩れない夏メイク」のポイントを伺いました。

花高 亜紀さん
新体操日本代表 フェアリー ジャパン POLA美容コーチ。近畿の教育部門にてメーク教育のリーダーを長年担当。本社異動のタイミングで、ずっと憧れていた美容コーチに任命される

厚塗りが崩れの原因に! 「油分控えめ」がポイント

ベースメイクのポイントは3つ。1つめは崩れにくいベースアイテムを使うことです。そして、部位によって量を調節することで、崩れにくさをアップできます。目周りや口周り、皮脂の出やすいTゾーンなど、崩れやすい部分は少なめに伸ばしていきます。

目周りのくすみが気になる人もいるかもしれませんが、目の下のクマはカバーしつつ、目周りのキワ2mmには塗らないのがポイント。ベースは油分なので、アイラインなどアイメイク崩れの原因になってしまいます。目のキワにはこのあとポイントメイクで色をのせることになるので、無理にカバーせずあえてくすみを陰影として生かしていきましょう

下地の段階で血色感とカバー力を高めて

2つめのポイントは、全体的に厚みを出さないこと。手を密着させながら滑らせ、薄く塗布します。パープルのベースを使い、下地の段階で自然な血色感とカバー力を高めておくことで、ファンデーションを厚塗りしなくても美しい仕上がりに。

また、今回使用したような透明感をアップさせる色の下地は、顔の側面を避けて塗るのがおすすめです。顔全体を明るくしてしまうと膨張して見えてしまうので、顔の中心部に光を集めるイメージで塗布しましょう。

コンシーラーの厚塗りは崩れの原因になるため使用する量を少なくします。気になる部分にはファンデーションをポンポンと重ね塗りをし、更にカバーしたい時はその上からコンシーラーを薄めに塗りましょう。

使用アイテム

下地:B.A デイセラム リキッド SPF40・PA+++ 30mL 9,900円
ファンデーション:B.A セラムクッションファンデーション SPF20・PA++ 全5色 リフィル(パフつき) 12,100円、別売ケース 2,750円、取替え用パフ 385円

ブラシのくるくる塗りで肌の凹凸までパウダーを密着

3つめのポイントは、サラサラに仕上げることです。ベースメイクの最後に、フィニッシングパウダーを使ってサラサラに仕上げるのがコツです。

ブラシにパウダーを含ませたら量を調節し、まずは顔全体に均一に塗布。その後、ブラシでくるくると塗って肌の凹凸までパウダーを密着させてあげることで毛穴をカバーでき、汗や皮脂が出てきても吸着できます。使用するブラシは、柄の短いものの方が使いやすいでしょう。

眉や目まわりにもフィニッシングパウダーを塗ることで、その後のポイントメイクの崩れを防止できます。

▲ベースメイクまで完成

使用アイテム

B.A フィニッシングパウダー 16g リフィル(パフつき) 10,450円、別売ケース 2,750円、取替え用パフ 550円
熊野化粧筆(艶パウダー) 2,970円

ちなみに、新体操選手へのベースメイクは……

・B.A デイセラムリキッド
・B.A リキッドファンデーション
・B.A パウダリィファンデーション

上記3アイテムを使用。テクニックはここまで説明したものと同様ですが、選手の場合はリキッドファンデーションの上からパウダータイプのファンデーションをパフで塗布することで、よりカバー力を高めています。

塗る前にパウダーや綿棒で油分を除去するのがコツ

夏場はマスクによる蒸気でアイメイクの崩れも気になりますよね。スキンケアの油分が目元に残っていると崩れに繋がることもあるので、アイラインやマスカラを塗布する前に、パウダーや綿棒で油分をオフしてあげましょう。

眉毛も、描く前にパウダーを塗ることで崩れにくさアップ! スクリューブラシを使って眉毛をとかしてあげるだけでも持ちがだいぶ変わります。

マスカラは“2段階塗り”で重さに負けないまつ毛へ

目を大きく見せるために目の下にもカラーやアイラインを使いたくなりますが、崩れの元になるので避けましょう。その分、マスカラでボリュームを出すのがポイント。ビューラーでしっかりとカールさせることで、まつ毛が皮膚につかず、崩れにくくしてくれます。

そして、マスカラの塗り方もコツが。まずはまつ毛の根元にだけマスカラを塗り、その後、毛先だけ弾くように塗ることで、ビューラーで作ったカールをキープできます。1巡目で全体に塗ってしまうと、重さでまつ毛が下がってきてしまうので、この塗り方をぜひ取り入れてみてくださいね。

また、アイシャドウにも油分が含まれているため、いろいろなものを重ねて塗ると崩れの原因に。1色で完成させるのもひとつの手ですよ。

目の下はマスクをつけていると特に崩れやすい箇所です。クマが気になるという方は、仕上げにパウダータイプのコンシーラーを使ってみて。パウダーなのでマスクによる目もとのヨレにも強く、メイク崩れしにくいです。

▲アイメイクまで完成

使用アイテム

B.A カラーズ アイマスカラ BK(ブラック) 5,060円
B.A カラーズ アイパウダー アイパウダー5(ウォームブラウン&コーラルオレンジ) 5,500円
ディエム クルール カラーブレンドパウダーコンシーラー 5g 5,280円

ちなみに、新体操選手へのポイントメイクは……

選手専用品を開発し、ウォータープルーフで崩れにくいものを使用。アイカラーは油分の少ないパウダータイプ( B.A カラーズ アイパウダー)を使っています。

リップメイクも油分を取ってサラサラに

マスク着用がスタンダードになり、リップメイクをなかなか楽しめていない方が多いかもしれません。また「塗ってもマスクの中でどうせ崩れてしまうから」と、そもそもリップを塗っていない方も増えてきているでしょう。

基本は指塗りがおすすめ

リップメイクを崩さないポイントは、油分を取ってサラサラにしてあげること。カラーを唇全体に塗る時は指塗りがおすすめです。指の腹で優しくトントンと叩き込みながら塗ることで、ブラシや直接塗布するよりも密着感がアップします。

口角などの指が入りにくいところはブラシでラインを取っていきましょう。

使用アイテム

ディエム クルール カラーブレンドデュオリップカラー PI02 3,850円

ティッシュごしにパウダーをのせて完成!

塗布した後は、2層になっているティッシュを分け、1層を唇に軽くあてて油分をオフ

さらに残りの1層を唇にあて、ティッシュの上からフィニッシングパウダーをパフで押さえるようにのせます。ティッシュごしに粉を入れることでほどよくパウダーがのり、油分が吸着されてマスクにつきにくいリップメイクが完成します。

▲メイク完成

油分をできる限りオフすることがポイント

特に夏場は、ドロドロに崩れてしまいがちだと言われていますが、テクニック次第でメイクを崩さず美しい状態をキープできます。

トータルで言えるのは、「油分を取り除き、いかにサラサラにするか」ということ。特にベースメイクを油分たっぷりに仕上げてしまうと、全体のメイク崩れの原因に……。なるべく薄くカバーし、パウダーを最大限活用して汗・皮脂を吸着するように仕上げてあげましょう。

今回花高さんに紹介していただいたテクニックを身につければ、今年の夏はメイクを思いっ切り楽しめそう。ぜひ参考にしてみてくださいね!

(取材・文:ameri、撮影:三浦晃一、メイク:花高亜紀/POLA)

※この記事は2022年07月29日に公開されたものです

ameri

2016年より執筆をはじめ、主に美容・恋愛・ウエディングについて書いています。美容とコーヒーとチョコレートをこよなく愛するフリーライター。コスメと触れ合うこと、旅行、カフェ巡りが趣味です。百貨店のコスメフロアによく出没する特徴あり。

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