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理不尽なことを言う人の心理とは? 理不尽への対処法や乗り越え方

服部希美(心理カウンセラー)

理不尽なことで怒られて、イライラしたり、許せなかったり……。理不尽なことを言う人には、どのような心理があるのでしょうか? 今回は、心理カウンセラーの服部希美さんに、理不尽なことをする人の特徴と対処法を解説してもらいます。

上司に無茶な仕事を押し付けられた。自分にだけキツく当たってくる同僚がいる。指示された通りに処理をしたのに、間違っていると叱られた……。

社会に出ると、このような理不尽なことを経験する機会があるのではないでしょうか。

できれば理不尽な思いはしないに越したことはないですし、ダメージを食らわずに過ごしていきたいところです。

今日は心理カウンセラーの視点から、理不尽な人の心理と対処法をお伝えします。

理不尽なことを言う人の心理

理不尽なことをされた時、「自分が悪いのではないか」と思って落ち込んでしまう人も多いかと思います。しかし、理不尽な言動をする理由はその人の事情によるものがほとんど。

では、どんな心理で理不尽な言動をしているのでしょうか。まずは、理不尽なことを言う人の心理をひもといてみましょう。

(1)劣等感が強い

劣等感が強い人ほど、「私の方がすごい」と証明するために、相手を理不尽な競争に巻き込む傾向があります。

「能ある鷹は爪を隠す」というように、自信がある人ほど、実際は周りに謙虚で優しいもの。他人に対する理不尽なうわさ話や文句ばかりを言っている人には注意しておきましょう。

(2)感情的になりやすい

誰でも感情的になることはありますが、カッとなった時にも冷静に現状を整理して、「これを言ったら、相手が嫌な思いをするだろうか」「どう伝えたら、相手に伝わりやすいだろうか」などを考えることができず、そのまま感情をぶつけてしまう人がいます。

基本的に、感情的な発言には理屈が通っていないことが多いため、周りは理不尽な思いを抱くことになります。

(3)仕事は理不尽なものだと思い込んでいる

理不尽な下積み時代を乗り越えてきた経験から「上司は部下に感情的に怒っても許される」「仕事ができない人はバカにしても構わない」など思い込んでしまう人もいます。

なので悪気なく部下や同僚に理不尽な言動をしてしまうことがあるでしょう。

▶次のページでは、理不尽なことをされた時の対処法を紹介します。

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