請求額に驚くその前に!一人暮らしでかかる水道・光熱費の相場と家計節約術
一人暮らしを始めると、家賃以外にも食費や光熱費など、さまざまな費用が発生します。中でも、暮らしていく中で必ず使う水道・光熱費は、目に見えづらいお金のため、請求が来てから金額の高さに驚くこともあるでしょう。
しかし一人暮らしなら、自分さえ気を付ければ水道・光熱費を節約することが可能です。ここを節約できれば、家計全体の節約にもなりますよ。今回は、一人暮らし家計の水道・光熱費の相場をご紹介!簡単にできる節約術も一緒にお伝えします。
節約のその前に!やっておきたいことは
基本中の基本!自分の支出を把握
あくせくと節約に励む前に、まずは自分の支出をきちんと把握することから始めましょう。家計簿をつけるのもいいですが、きっちりやろうとすると途中で挫折してしまう可能性もありますよね。
まずは、簡単にできる方法から試しましょう。例えば、レシートを取っておき定期的に支出を把握する、クレジットカードの支払い履歴や通帳を毎月確認するなど。無理なく続けられる方法を探してみてください。
目標貯金額や期限を設定
目的のない節約は、モチベーションを保つのが難しくなってしまいます。辛い節約生活を乗り切るためには、目標の貯金額や目的、期限などを具体的に定めるのがおすすめです。
ただし、目標が大きすぎるとなかなか達成できず、途中で気持ちが折れてしまうこともあるでしょう。節約癖をつけるためにも、初めは「来年の夏に韓国旅行するために10万円貯金する!」といったように、自分の楽しみに即した達成しやすい目標を立てるといいかもしれません。
一人暮らしの水道光熱費の平均相場と節約のポイントは
水道・光熱費の平均相場はどれくらい?
水道・光熱費は、住んでいる地域や住居形態によっても差があるため、実際にかかっている水道・光熱費が、周りと比較して高いのか安いのか、判断がつきにくいですよね。そこで今回は、総務省が2020年に実施した家計調査から平均を見ていきます。
単身世帯の水道代と光熱費である電気代、ガス代の平均相場は、およそ11,000円弱。それぞれで見てみると、水道代がおよそ2,500円、電気代がおよそ6,000円、ガス代がおよそ2,500円となっています。また、時期によってもかかる費用が変わり、冷暖房を使う頻度が高くなる夏と冬は、水道・光熱費が高くなる傾向にあるようです。
光熱費の節約、ポイントは?
光熱費の節約で、毎月の請求金額が大きく変わるかというとそうではありません。しかし、不要なところにまでお金を払うのは、だれしも避けたいはず。ひとつひとつは小さくても、年間で考えれば大きな節約になるはずです。
水道・光熱費の節約のポイントは、毎日の生活の中に節約習慣を取り入れること。日々少しずつ意識づけし、それを行うことが、結果的に節約に繋がります。
水道代の節約方法
では、具体的にどう節約していくのか、見ていきましょう。
水道代の節約①食器はためて洗う
当然ながら、水を出しっぱなしにするとその分水道代がかさみます。食器を洗うときに、水を出しっぱなしにするのはやめましょう。お湯で洗うという人も、お湯が出るまでの水をためておいてすすぎで活用するなど、水を無駄にしない意識づけが大切です。
また、こまめに食器洗いをすると、その分使う水の量も増えるため、食器はある程度ためてから一気に洗うと、水の節約になりますよ。同じく水を使う場面のお風呂や歯磨きの際も、水の流しっぱなしをしないよう気を付けてくださいね。
水道代の節約②お風呂はシャワーで済ませる
特にたくさんの水を使うのは、入浴時です。シャワーはこまめに止め、水の出しっぱなしはやめましょう。浴槽にお湯をためたときの量は、シャワーを15~20分使い続けたときと同じくらいだそう。
毎日シャワーだけでは疲れが取れにくくなってしまうかもしれませんが、シャワーだけで済ませるのも水道代の節約になります。節約を意識するなら、時間は長くても15分以内にとどめたいですね。
また、使用水量を抑えるタイプのシャワーヘッドに変更するのも、節水対策に有効です。シャワーヘッドにあるボタンにより、ワンタッチでシャワーを出したり止めたりできるものなら、蛇口に手を伸ばす手間が省けてより効果的でしょう。ただし、賃貸住宅の場合は退去時に原状回復する必要があるため、元のシャワーヘッドは必ず保管しておいてくださいね。
水道代の節約③トイレの大小レバーを使い分け
ほとんどのトイレには、大小のレバーがあり、流れる水の量を調整できるようになっています。1日に何度も利用するトイレの節水は、忘れがちですが、実は重要項目。大小レバーをきちんと使い分け、水の使用量を調整するのがおすすめです。
※この記事は2021年02月26日に公開されたものです