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【難読】“じゅく”じゃない!? 「熟」の読み方

ななしまもえ(芸術系ライター)

本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?

社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。

今回考えるのは「熟」の読み方です。

“じゅく”? いやいや、なんのこと? そんな葛藤をしたら、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。

「熟」の読み方は?

「熟」は成熟、熟睡と読むので、“じゅく”と読む人が大半だと思います。十分に、よく、といったニュアンスで使いますよね。でも「熟」の一文字だけだと、なんと読むのか想像できない人も多いのではないでしょうか。

気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“つくづく”とも読みます。

「熟」の意味と使い方

『デジタル大辞泉』によれば、「熟」の意味は以下のように解説されています。

つく‐づく【▽熟】
[副]

1 物事を、静かに深く考えたり、注意深く観察したりするさま。よくよく。じっくり。「寝た子の顔を熟(と)眺める」「熟(と)将来を考える」

2 物事を痛切に感じるさま。しんから。しみじみ。「熟(と)自分が嫌になる」「社会の厳しさを熟(と)感じる」

3 もの寂しく、ぼんやりしているさま。つくねん。
「―と臥したるにもやるかたなき心地すれば」〈源・紅葉賀〉

つまり、じっくり、しみじみといった意味合いで「熟」という言葉を使います。

読み方は難しいのすが、「今日は熟ついていない」なんて言ったりしませんか。日常的によく使う言葉ですよね。

読めない漢字はきっとまだまだたくさん

あなたは「熟」を正しく読むことはできましたか?

きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。聞き慣れた言葉も、漢字になるとまったく読み方がわからない、なんてものも案外多いですよね。

漢字のイメージがない言葉も、調べてみたら実は意外な漢字が使われているかもしれませんよ!

(ななしまもえ)

※この記事は2021年02月07日に公開されたものです

ななしまもえ(芸術系ライター)

漢字の形の美しさに惚れ込む元ダンサー。漢字はダンスで表現できると信じている。サッカー好きで一時はレッズの追っかけをした経験もあり。おっとりしているが、サッカーの話になると早口で熱くなる。3代続く正真正銘の湘南ガール。

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