具にの正しい読み方とは? 「ぐに」じゃなくて「●●に」
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「具に」の読み方です。
ぐに? いやいや、絶対そんな読み方じゃない! そんな葛藤をしたら、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「具に」の読み方は“つぶさに”
具体的、絵具などに使われ、“ぐ”としての読み方のイメージが強い「具」という漢字。道具のことを表したり、料理の材料を表したり、はたまた詳しく何かを申し立てることを表したりするのに使われます。
これに「に」の送り仮名をつけた場合の正しい読み方は、もちろん“ぐに”ではありません。正解は“つぶさに”と読みます。
この“つぶさに”という言葉は、他にも「備に」や「悉に」とあてることがあります。
「具に」の意味と使い方
とはいえ、「具に」は普段そこまで使用頻度の高い言葉ではないかもしれません。では、どんな意味があるのでしょうか。
デジタル大辞泉によれば、意味と使い方は以下のように説明されています。
1 細かくて、詳しいさま。詳細に。「事の次第を―報告する」
2 すべてをもれなく。ことごとく。「―点検する」
つまり、元々「具」という漢字が持つ、詳しく何かを申し立てるという意味と似ていて、事の経緯を詳しく誰かに説明する際などに用いられる表現だということです。
知らない言葉は「具に」調べよう
私たちが知らない漢字の読み方や、言葉の使い方は世の中にまだたくさんあることでしょう。その一つ一つを追っていけば、あなたの表現の幅もきっと広がっていきます。
興味を持った言葉があったら、詳しく調べてみるとそこには面白い発見があるかもしれませんよ。
(マイナビウーマン編集部)
※この記事は2020年11月19日に公開されたものです