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シンクロニシティ(共時性)の意味とは? 心理学の観点からわかりやすく解説

高見綾(心理カウンセラー)

シンクロニシティの具体的な事例・現象

では、シンクロニシティとは具体的にどういった現象なのでしょうか。よくある事例を挙げてみました。

(1)連絡しようと思っていたら、相手から連絡が来た

「そういえば、〇〇ちゃん最近どうしているかな~?」と友達のことを思い浮かべていたら、その友達からちょうどLINEや電話が来たというケースです。これは比較的よくある事例なので、体験したことのある人も多いと思います。

(2)気になっていた情報が、たまたま手に入った

「あることで悩んでいたら、たまたま目にしたブログに答えが書いてあった」「知りたいと思っていた情報が、友達の口から出てきた」「気になっていたことのヒントが、たまたま開いた本のページに書いてあった」など、さまざまな手段を通じて、欲しかった情報が手に入るというケースです。

(3)同じタイミングで同じようなことを考えていた

家族や友達など親しい人と話した時に、「えっ、それ私も昨日同じことを思ってた!」ということがあったり、自分と友達が話していたことと全く同じ話題を、近くにいたカップルも話し始めた……など、不思議とタイミングが合うようなことが起こったりします。

(4)虫の知らせを感じた

「ふと、何となく早く出かけようと思い、新幹線の時間を1本早めた。すると、当初乗るはずだった新幹線は事故が起きて運行がストップしていたと後からニュースで見た。もし虫の知らせに従っていなかったら、今頃大切な商談に間に合っていなかった」というように、予兆のようなものを感じ取るケースもあります。

(5)ある人のことを思い浮かべていたら、街で偶然会った

例えば、好きな人のことを考えていて「会いたいな~」と思っていたら、たまたま遭遇してびっくりしたというケースです。

これが恋愛で起こると、運命を感じる人もいますよね。それほど頻繁に起こるわけではないですが、経験したことのある人も少なくないはずです。

次のページでは、シンクロニシティが起こる原因を解説します。

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