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自我が強い人の特徴5個。自我が強い性格になる原因と長所・短所も解説

高見綾(心理カウンセラー)

自我が強い性格をプラスの方面で生かすには?

長所にも短所にもなる「自我の強さ」。これをよりポジティブな方向へ育てるにはどうしたらよいのでしょうか。

最後に、自我の強さをプラスに変えるコツについて解説をします。

(1)反対意見を「否定」として受け取らない

自我が強い人は、自分の意見を相手に受け入れてもらえないと、「自分が間違っているの?」「否定された」などと解釈して、感情的に反応してしまいます。

みんなが同じ意見であることはそもそも難しいもの。反対意見を言われたとしても、それは自分と違う意見なだけであって、別に否定されたわけではないことをしっかり認識しましょう。

(2)「なぜ相手はそう思うのか?」に興味を持つ

自分の意見をはっきり持つことは良いことなので、自分の意見を大切に思うように、相手の意見も尊重してみてください。

自分と考えが違えば理解できないこともあるかもしれません。しかし、「どうしてこの人はそう思うんだろう?」と相手の背景に興味を持ってみましょう。その人の置かれた立場や気持ちなど、気づくことがあると思います。

(3)意見を何パターンか想定する

「これ!」というひとつの意見や方法だけではなく、いろいろな状況を想定して、何パターンか案を考える癖をつけてみましょう。

いくつかの案を考えるようにすると、自分にとってゆずりたくない本当に大切なものと、そこまでこだわらなくていいものに分けて考えられるようになります。そして、融通が利きやすくなります。

(4)いろいろな立場を経験する

たとえば部下の立場にいるときと上司の立場になったとき、子どもの立場のときと親の立場のときなど、私たちは自分が置かれたポジションによって、見える景色がまったく変わってくるものです。

いろいろな立場を経験したり、自分とポジションの違う人と話したりする機会を持つことで視野が広がり、相手に対する想像力が養われます。

(5)自分の影響力に気づく

自我の強い人は、意志が強くブレないので集団の中にいても目立ちます。

物怖じせずに堂々としているのもあって、まわりの人に対する影響力はかなりあります。自分では普通だと思うかもしれませんが、思っている以上に自分の振る舞いには影響力があるということを再認識してみるといいですね。

後輩やお世話になった人たちなどに、「自分のどんな姿を見せていきたいか?」を意識してみると、自我の強さが良い方向で発揮されるようになります。

自我が強い性格をリーダーシップに生かそう

自我が強い人は、自分の意志や信念を大切にして主体的に人生を生きています。

ただし、まわりに対して自分の意見を主張しすぎてしまうと、反発を受けたり関係性がうまくいかなくなったりしてしまうことも。

そこで、他人の置かれた立場や状況に興味を持ち、いろいろな価値観や見方があることを知っていきましょう。

他人に対する想像力を身につけていければ、自我の強さがいつしかリーダーシップに変わるなど、良い方向で発揮されるようになるはずです。

(高見綾)

※画像はイメージです

 

※この記事は2019年09月05日に公開されたものです

高見綾(心理カウンセラー) (心理カウンセラー)

“質上げ女子”のカウンセリングをメインで行っている。電話、面談(ZOOM、名古屋)によるカウンセリングや講座を中心にあなたのお悩みをサポート。

大学卒業後、民間企業の経理・財務業務に従事。自身の悩みを解決するために心理学を学びはじめ、人生がうまくいくためには特定の法則があることに気づく。豊富な臨床経験から、心の世界で学んだことを現実に活かすアプローチに高い評価をいただいている。

著書は「ゆずらない力」(すばる舎)。他、PHPスペシャルに記事を寄稿するなどマルチに活動中。

高見綾のブログ https://takamiaya.com/

 

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