リップメイク、女性が“トレンド”よりも重視するものは?
リップメイクで使用するアイテムや悩みについての、調査結果が発表されました。
ファンケルは、20~44歳の女性400名を対象に「リップメイクに関するアンケート」を実施しました。
約8割が、特別な日は「口紅」を使用しメイクを華やかに
「リップメイクで使用するアイテム」について聞いたところ、毎日のメイクでの使用アイテムは「口紅」56.5%、「リップクリーム・リップトリートメント」が53.8%とほぼ同率。日常的なリップケアへのニーズの高さが明らかになりました。唇は他の皮膚に比べ刺激を受けやすくデリケートな部分であるため、日ごろから荒れなどに悩む人が多いことがうかがえます。
一方、特別な日のメイクでは約8割にのぼる人が「口紅」を使用すると回答。年齢とともにぼんやりしがちなパーツメイクを一気に引き締め、華やかにランクアップしてくれる口紅。大人女子のメイクには必須であることがわかります。さらに、「リップグロス」の使用率が口紅に次いで46.9%に伸び、唇にツヤをプラスしてメイクを華やかにしている傾向がわかりました。
トレンドよりも「発色」・「色もち」重視!
リップメイクの主役である口紅。選ぶ際に重視することに関しては、毎日、特別な日のどちらも「発色」が1位になりました。しかし、それ以外のポイントでは大きな違いが。毎日の口紅では2位「価格(49.5%)」。以下、僅差で「つけ心地」「肌なじみのよい色」「落ちにくさ・色もち」がいずれも4割前後と高く、毎日使うものだからこそ価格やつけ心地、色味など、使いやすさにつながる項目が選ばれているようです。
一方で、特別な日では2位「落ちにくさ・色もち(50.3%)」、3位「ツヤ感・マット感などの仕上がり(38.3%)」に票が集まりました。それ以外の回答はすべて3割以下で、特別な日であっても「トレンド感」を重視する人は1割程度と少ないことが明らかに。特別な日ほど、失敗のない口紅選びで、美をキープしたい女性の心理が結果にもあらわれました。
30代以上の働く女性は「1日7時間メイク、口紅塗り直し回数は減少」
メイクをした状態の平均時間・口紅を塗り直す回数毎日のメイクでも特別な日でも重視される口紅ですが、一日のうちどれぐらい口紅を塗って過ごしているのでしょうか。メイク時間と口紅の塗り直し回数を聞いたところ、メイク時間は「平均9.3時間」、口紅の塗り直しは平均「2回」となりました。さらに、働く女性ではメイクをして過ごす時間が「平均10.3時間」に増加。
年齢が上がるほどこの傾向は顕著で、30代・40代の働く女性では「平均10.7時間」に。仕事でもプライベートでも人前に出る機会が増え、メイクをしている時間も長くなることがうかがえます。ところが、口紅を塗り直す回数は年齢とともに減少する傾向も明らかになりました。
忙しくてメイク直しができないことなどが理由として考えられますが、いずれにしても、それだけ「長もちする口紅」が求められていると言えるでしょう。
3人に1人が「色落ち・色移り」に悩みあり、シワや皮剥けに悩む声も
リップメイクの悩みについて自由回答を求めると、3割以上が「色落ち・色移り」に関する内容に。「飲食ですぐに落ちてしまうのが気になる」、「知らないうちにとれてしまう」など、ここでも口紅に「色もち」を求める声が多いことが明らかになりました。
続いて多かったのが「乾燥してシワができる」、「荒れる・皮が剥ける」など唇の健康に関する悩み。「マットなものに興味があるが、乾燥してしまう」、「特別な日は落ちにくいものを選んで使うが、唇への負担が心配」という回答もあり、発色や色もちのよい口紅について唇への刺激を心配する声が多いことが分かりました。
自分では気づけない、残念な口紅体験
「他人のリップメイクが気になってしまったエピソード」には、「歯に口紅が付いているのを見た」という回答が多数。キレイに塗ろうとがんばるほど色移りしがちなのは口紅定番の悩み。特に歯についた口紅は自分では見つけにくいため、気がつかずそのまま過ごしてしまいがちです。「仲が良い友人だと教えられるけど、そうでないと言いにくい」という声も出て、化粧直しの時に気がついてショックを受けた経験を持つ人も多いのではないでしょうか。
逆によい意味で気になったエピソードでは「ご飯を食べても色落ちせず長持ちしているのを見て、どこのものを使っているのか気になった」という回答もあり、ここでも色もちを気にしている方が多いことがわかりました。
今、求められる口紅は“発色・色もち”
口紅は、一気にメイクを華やかにし“きちんと感”も演出できるキーアイテム。今回の調査では、大切な人と出掛ける特別な日ほど「発色・色もちのよい口紅」が求められることがわかりました。また、30代・40代の働く女性は毎日11時間近くもメイクしており、口紅を塗り直す回数が少ないことから、普段から色落ちしにくい口紅へのニーズが高いことがわかります。
一方で、多くの人がリップメイクによる唇の荒れや乾燥に悩んでおり、リップクリーム・リップトリートメントでケアをしながら口紅を使っていることから、トリートメント効果と色もちの両方を叶える口紅が求められているようです。今、口紅に求められることは、トレンドより“発色・色もち”であることがわかりました。
<調査概要>
・調査対象:20~44歳の女性400名(20代:160名、30代:160名、40代:80名)
・調査期間:2019年6月18日~6月24日
・地域:全国
・調査方法:インターネット調査
※この記事は2019年07月25日に公開されたものです