幸せになる方法とは? 心理カウンセラーが解説
幸せになるにはオンリーワンの「絶対的幸福認識」が必要
まず、幸せ・不幸せの認識には「絶対的幸福認識」と「相対的幸福認識」があります。
絶対的幸福認識とは、自分ひとりで感じる幸不幸のことで、相対的幸福認識とは、比較することによって感じる幸不幸のこと。
たとえば、大好きなAくんから時計をプレゼントされたら幸せですよね。これが絶対的幸福認識です。
しかし、あとからAくんはB子に自分がもらった時計の2倍の値段の時計をプレゼントしていたことを知ったらどうでしょう。不幸で惨めな気持ちになるわけです。これが相対的幸福認識。
さらにこの比較は他人だけでなく、過去や未来の自分との比較においても起こります。
幸せな時間を過ごして帰宅しても、家に帰って「でも昔はもっと楽しかったよな」と思ってしまったり、「このままこの生活を続けていたら将来どうなってしまうのか」と不安を感じたりしたら不幸です。
つまり人は、相対的な幸福認識の中では不幸と常に隣り合わせであり、オンリーワンである「絶対的幸福認識」を手にいれなければ幸せになれないということになります。
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幸せになる方法は簡単なものばかりでない
「幸せってハードルが高そう……」と思った人も多いと思いますが、その通りです。
幸せは簡単に手に入りません。
でも、だからこそ人間はそれを求めて一生成長できるのです。成長したことが幸せなのではなく、成長に向かって生きている「今」が幸せであり、それをきちんと感じるということが大切です。
アプローチはたがえど多くの心理学者が提唱している概念でもあり、多くの心理療法も「今ここにある自分」にアプローチしています。
ぜひ自分に合った考え方ややり方を調べて試行錯誤してみてくださいね。
(小日向るり子)
※画像はイメージです
※この記事は2019年04月24日に公開されたものです