「超熟」「本仕込み」「超芳醇」人気の朝食パン3種を徹底比較!
企業のマーケティング最適化のサポートをしているBONDICは、朝食として食べることが普通になった食パンに焦点を当て、独自アンケートを行った。その結果を元に、主な食パンブランドが持たれているイメージと、味に対する満足度をそのブランドのコアなファン(ロイヤルファン)・他ブランドのファン両方の視点から分析結果を発表した。
(1)総合的な満足度が最も高いのはフジパン「本仕込み」
各食パンブランドのファンに食パンに対する満足度を調査したところ、総合的な満足度が最も高いのはフジパン「本仕込み」で39%、次いでパスコ「超熟」で33%、ヤマザキ「超芳醇」で24%の順番だった。
(2)ファン全体の味と食感の満足ポイント
総合的な満足度に何が影響しているのかというと、パスコ「超熟」は「食感のバランス」と「焼いた時の香ばしさ」、ヤマザキ「超芳醇」は「もっちり感」と「小麦の風味」、そしてフジパン「本仕込み」は「もっちり感」と「味のバランス」であることが分かった。
(3)ロイヤルファンの味と食感の満足ポイント
各ブランドのロイヤルファンの満足ポイントを見ると、「超熟」は「甘さを感じる」が最も高いことが分かる。同様に、「超芳醇」は「カリカリ感」、「本仕込み」は「もっちり感」が最も高い結果となっている。
(4)総合的なイメージが最も高いのはパスコ「超熟」
今度は、各ブランドに対するイメージを調査した。すると、総合的なイメージが最も高かったのはパスコ「超熟」で50%、次いでフジパン「本仕込み」で43%、ヤマザキ「超芳醇」で28%の順番だった。
(5)各ファンが持つそれぞれのお気に入りブランドのイメージ
「安心感」は全体的に、総合的なイメージの良さにつながりやすいようです。また、パスコ「超熟」は「馴染み」、ヤマザキ「超芳醇」は「有名」というように、それぞれ違うポイントがイメージの良さに影響しているようです。
(6)他ブランドのファンから見たイメージもさまざま
「他ブランドのファンからどう思われているか」を偏差値として算出し、比較した。ここで上位と下位で差が大きい(ばらつきがある)ものは、特に特徴がはっきり出ている(他ブランドより優位な)イメージということに。こうしてみると、3ブランドで異なる特徴が現れていることがわかる。
まとめ
「味の満足度」と「商品イメージ」から、各ブランドのファンが何を基準にその食パンを購入しているのかが見えてきた。まず「味の満足度」だが、各ブランドのファン全体とロイヤルファンとでは、狙うべきポイントが違うようだ。パスコ「超熟」、ヤマザキ「超芳醇」のファンは、全体としてはそれぞれ「焼いた時の香ばしさ」と「もっちり感」に満足しているが、ロイヤルファンになると、「カリカリ感」と「甘さ」、「ずっしり感」に満足のポイントがあるよう。フジパン「本仕込み」は唯一、ファン全体とロイヤルファンの両方が「もっちり感」に満足しているという回答が多く見られた。この結果を参考に、さまざまなブランドの食パンを食べ比べてみてはいかがだろうか。
■調査概要
調査方法:WEBアンケート調査
調査期間:2016年12月1日~12月4日
調査対象:20歳~69歳の全国の男女
(マイナビウーマン編集部)
※この記事は2017年01月22日に公開されたものです