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3Dプリンターがアパレルも変える!? 「3D Normcocre」で服の量産化へ

3Dプリンターで作られた素材

バンダースナッチが運営するアパレルアイテムが作れるオンラインサービスSTARtedは、インダストリアルデザイナー小野正晴氏、東京大学大学院でデジタルファブリケーションなどを研究する大嶋泰介氏と共同で、Auxetic Materials(オーセチック構造)による「しなやかなプラスティック」を利用した共同開発プロトタイプ、「3D Normcocre」を発表した。

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オーセチック構造とは3D構造物の表面にあらかじめ計算されたパターンを与えることで、素材でなく構造による柔軟さと弾性のあるしなやかさを生み出すものだ。「3D Normcocre」ではこのオーセチック構造を採用し、さらに3Dプリントされたものを接合する手順、布地とプラスティック部の縫製、着心地なども細かく追求している。

布地にはないシルエットを表現できる

ノームコアは「究極の普通」といわれるファッションスタイルを指しており、ファッションショーなどで見られるものではなく、あくまで一般販売を目的に開発された「普通に着られる」プラスティック製の服で、かつ様々なデザインの服の製造が可能となっている。同社ではプロトタイプ「3D Normcocre」によるノウハウをもとにさらに開発をすすめ、2016年内には3Dプリンターからの服の量産・販売を行う予定だという。

(フォルサ)

※この記事は2015年11月18日に公開されたものです

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