どういう意味か分かる? 伝わらなかった“地元の言葉”エピソード「ほっといてと言ったら……」
日本は決して大きな国ではありませんが、地方ごとに異なる特色を持つ国です。食文化やマナー、そして特に意識する機会が多いのが「方言」について。以前は、ネガティブにとらえられることも多かった方言ですが、近年では「むしろかわいい!」と高評価です。しかしときには「言葉が通じなくて困った!」なんてことも……。働く女性たちが経験した、「実は東京では通じなかった地元の言葉」を紹介します。
鍵かけて
・「鍵かって(かけて)と言ったら何度も聞きかえされた」(29歳/情報・IT/技術職)
・「じょっぴんかっといて(鍵かけといて)は通じなかった……」(33歳/金融・証券/事務系専門職)
内容は同じなのに……地方によって、こんなにちがう! お互いに「今、なんて言ったの?」なんて確認してしまいそうですね。日常で使う言葉だからこそ、困る場面も多いでしょう。
捨てる
・「ほかして。って言ったら『?』ってされた」(27歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「ほっといてと言ったら放置された。捨ててほしかった」(31歳/学校・教育関連/専門職)
・「ぶちゃる。方言だった」(27歳/学校・教育関連/専門職)
・「投げてと言ったら、捨ててほしかったものが向かってきた」(29歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
「ほかして」は西日本エリア、「ぶちゃる」は山梨、そして「投げる」は青森周辺地域の方言です。このほかにも「ほかる」「うっちゃる」なんて言う地域もありますよ。通じないのも、また一興!? そこから会話が弾むかもしれません。
疲れた
・「こわかった。疲れたという意味としらず、何がそんなに怖かったのかなぁと不思議で仕方なかった」(26歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「今日えらいわ(しんどいわ)。と言ったら『身分が偉いの?』と聞かれた」(29歳/金融・証券/営業職)
伝わっているようで、伝わらない! こんな意見もありました。間違っている意味でも、通じなくもないのが難しいところ! 誤解したまま……なんてケースもあるのではないでしょうか。
まるで、クイズ!?
・「ちょけてんちゃうぞ。ってゆーたらまったく通じなかった」(24歳/機械・精密機器/技術職)
・「車がつむ。何それといわれた」(30歳/医療・福祉/専門職)
・「肩がこわる」(33歳/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)
・「ずってと言ったのが通じなかった」(28歳/医療・福祉/事務系専門職)
まるでクイズのような、これらの方言。あなたはいくつ理解できましたか? 「ちょける」は「ふざける」、「車がつむ」は「渋滞する」、「肩がこわる」は「肩がかたくなる」、「ずって」は「移動して」が正解ですよ。
当たり前に通じると思っていた言葉が、実は通じないとわかった瞬間の衝撃……! 地方出身者だけが楽しめる感覚なのかもしれませんね。あなたの周囲にも、こんな不思議な言葉はある? 身近な友人たちと盛り上がってみてくださいね。
(ファナティック)
※画像は本文と関係ありません
※『マイナビウーマン』にて2015年10月にWebアンケート。有効回答数190件(22歳~34歳の働く女性)
※この記事は2015年11月01日に公開されたものです