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【言ってはいけないクソバイス】友人の「女をがんばりなよ」発言にイラッとしたときの対処法

犬山紙子

自分ではしっかりオシャレをしている! と思っているとき、誰かに「もっとオシャレしたら?」と言われるとイラッとしてしまうもの。エッセイストの犬山紙子さんは、相手のためを思って言っているようで、実は上から目線で説教・持論をおしつけたいだけのアドバイスのことを「クソバイス」と命名。今回は、ファッションにまつわる「クソバイス」とその切り返し方について、犬山さんの新刊『言ってはいけないクソバイス』の中から紹介します。

◆女友だちからのクソバイス

・もっと女をがんばりなよ

普段からシンプルな服装が好きなのですが、女友だちから「もっと女をがんばりなよ」と言われました。別に女を捨てている訳じゃないし、放っといてほしい(Eさん/30歳/女性)

◆犬山紙子の回答

女をがんばるってなんだー!!!??? って、ヒール履いたりメイクしたり髪を巻いたり香水つけたりワンピ着たりすることだと思いますが、なぜか頭にゴーストスイーパー美神のイメージしかわかなくなってしまった……。美神はいいナオンだけど、それはもちろんメッチャ強いという中身ありきでっせ! オシャレな人はシャツにデニムとめちゃシンプルな事多いしね。

それにしてもこれで思い出すのは犬山が過去やらかしたおしゃれレイプクソバイス。地味な服を着ている子に「そんな地味な服じゃなくてこういうワンピ着なよ!」とかクズなことを言ってしまっていたあのときの私は、自分が「女」になった気がして気持ちよかったんです。昔おダサだった自分のコンプレックスがあるからこそ、こんな非道なことをして自分を安心させようって魂胆です。このバイザーもそうなのかな。コンプレックス……ぶつけちゃだめだよ……(猛省)。

このクソバイスに対する返しは……

「○○がんばってるもんねえ、目指せ、美魔女ってオーラすごい出てる!」

「女をがんばりなよ」って言ってくる女は、自分が女をがんばってると言われるとイラッとする矛盾。

◆犬山紙子『言ってはいけないクソバイス』(ポプラ社刊) 1,000円(税抜)
2015年10月15日(木)発売

※本文は、犬山紙子『言ってはいけないクソバイス』(ポプラ社刊)より

※この記事は2015年10月07日に公開されたものです

犬山紙子

1981年生まれ。エッセイスト。美人なのになぜか恋愛が上手くいかない女性たちのエピソードを綴ったイラストエッセイ『負け美女』(マガジンハウス)で作家デビュー、女性観察の名手として注目を浴びる。SPA!やananなどで連載中。「スッキリ!」、「みんなのニュース」などコメンテーターとしても活躍する。

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