【癒しの世界一周旅行記】憂うつな気分もスッキリ！　小さな国でも魅力がいっぱいクロアチア旅行

こんにちは。1年8カ月の世界一周旅行を経験、バックパッカーからラグジュアリーな旅行まで、世界65カ国を 旅したトラベルライター窪咲子です。

今年も梅雨シーズンが到来し、体にまとわりつくような湿度を感じるジメジメした気候に、心まで憂うつになりますよね。そんな嫌～な気分を払拭するために、今回みなさんにお届けする旅行記は「クロアチア」です！　クロアチアの6月は、カラッとしていて気候がよいベストシーズン。ジメジメした気候や気分を晴れやかにしてくれそうな、クロアチアの癒しの旅をご紹介します。

■“アドリア海の真珠”ドブロブニクはため息が出るほど美しい
雨が降っていると、家でのんびり映画でも観たくなりませんか？　それならぜひ観てほしいのがスタジオジブリの名作『魔女の宅急便』。作品の舞台は複数説あるようですが、そのうちのひとつと言われているのが、クロアチア最南端の街ドブロブニクなんです。まるで映画の世界から飛び出したかのような美しい街に、心がときめきます。オレンジ色の屋根が連なる旧市街が、あおく美しいアドリア海に浮かぶように見えることから、“アドリア海の真珠”とも称されているほど。特にオススメは、街中から出ているロープウェイに乗って行くスルジ山の展望台からの景色。展望台からの眺めはまさに絶景です！　午後は逆光になってしまうため、キレイな写真を撮りたいなら、ぜひ午前中に展望台へ。

■黒ネコ“ジジ”を探す冒険
絶景を拝んだら、街を散歩。ドブロブニクは、階段が多く、裏路地散策が楽しい街なんです。どこまでも続く石畳の階段や、色とりどりの洗濯ものが青空に浮かぶ様子は、どこを撮っても絵はがきになりそうなほどかわいくて癒されます。そして、裏路地を散策していると、気持ちよさそうに日向ぼっこをしているネコに遭遇することも。人慣れしているのか、とても人懐っこく、その愛らしい姿に思わず笑みがこぼれます。『魔女の宅急便』に出てくるような黒ネコ“ジジ”を探してみるのはいかが？　きっと、ワクワクする冒険が待っているはずですよ。

■アドリア海を眺めながらいただく絶品シーフード
歩き疲れたらやっぱりおなかがすいてしまいます。みなさんは、“クロアチア料理”と聞いて、何を想像しますか？　きっと、思い浮かぶ方は少ないかもしれませんね。実は、「クロアチア料理はあってないようなものだ」とも言われているんです。と言うのも、クロアチアは、隣国のトルコやハンガリー、ドイツ、イタリアなど、各国の料理がギュッと凝縮された言わばいいとこどりの国！　バラエティ豊かな味付けは飽きることがありません。特にオススメなのは、シーフード料理。アドリア海に面したクロアチアは、新鮮でおいしいシーフードを食べることができるんです。ドブロブニクやクロアチア第二の都市とも言われるスプリットには、海沿いにオシャレなレストランが立ち並んでいます。オープンテラスで波の音を聞きながらいただく料理は格別です。

■やさしい人柄を感じる、195cmのモデル級イケメン
クロアチアの人は明るくとても親切な人が多いんです。レストランでメニューに悩んでいたら隣の席のカップルがていねいに教えてくれたり、道で出会ったおばあちゃんが庭で採れたというオレンジをおすそわけしてくれたり……。そんな親切心にあふれるクロアチアで、こんなイケメンに出会いました。身長195cmのまるでモデルのような“ムスタファ・ナズ”くん。撮影のお願いをすると、とてもフレンドリーに応じてくれました。見ているだけでも癒されるイケメンなのに、性格もやさしいなんてステキですよね。こんな風に地元の人と触れ合うだけでも、小さな悩みなんて吹き飛び、ハッピーな気分になれますよ。

■クロアチアいちの癒しスポット「プリトヴィツェ湖群国立公園」
癒しの旅に忘れてはならないのは、ボスニア・ヘルツェゴビナ国境に近いプリトヴィツェ湖群国立公園。ここは、世界遺産にも登録されるクロアチアいちの癒しスポットなんです。公園内に存在する大小さまざまな16の湖と92の滝の水の色は、心奪われるほど美しいエメラルドグリーン。太陽の光が反射し、キラキラと光る水面は、見ているだけでも心が洗われます。マイナスイオンたっぷりの森に囲まれた湖畔は、ハイキングコースとしても大人気。澄み切った空気と幻想的な雰囲気に癒されることまちがいなしです。

クロアチアは、ヨーロッパでは比較的治安のいい国と言われており、海外旅行初心者にもオススメです。小さな国ですが、豊かな自然と歴史的遺産が存在し、魅力がぎっしりと詰まったクロアチア。きっとみなさんの憂うつな気分も、スッキリ晴れやかにしてくれますよ。ぜひ癒しの旅に出かけてみませんか？

（窪咲子）

※この記事は2015年06月25日に公開されたものです