怖い？　かわいい？　妻から夫へのささやかな仕返し・４つ

みなさんこんにちは、作家・イラストレーターの斉田直世です！

「家事や育児を手伝ってくれない」「飲み会続きで帰りが遅い」など、日々、夫への不満やイライラを募らせている妻たち。しかし、忙しい毎日の中で、文句を言う労力も時間ももったいない、または、ケンカをしてもいつも言いくるめられてしまう……そんなとき、彼女たちは、どんな風にストレスを発散しているのでしょうか。

共働き家庭の妻たちに話を聞いてみると、「ママ友に愚痴る」、「お菓子をドカ食いする」のほかに、意外と多かったのが、夫に気づかれないよう「ささやかな仕返しをする」というもの。というわけで今回は、実際に遂行された、夫への仕返し方法を取材してみました。

・水道水コーヒー

「普段、夫にコーヒーをいれるときはミネラルウォーターを使ってるんだけど、ムカついてるときは水道水で作ってだしてる」（31才・教育関係）

ほかにも、おかずを一品減らす、発泡酒を低価格のものに変えるなど、食事のランクを下げる仕返しは定番のよう。さらに、夫がまったく気づいていない様子なら、ストレスを解消した後も、節約のために続けるという意見も少なくありませんでした。

・衣類は裏返し

「いくら注意しても、洋服や靴下は裏返しのまま、脱いだら脱ぎっぱなしの夫。頭にきたから、そのまま洗濯して、そのまましまうようにした」（34才・事務職）

一口に「洗濯」と言っても、洗って、干して、取り込んで、畳んで、しまって……と、これだけの工程があるんですよね。そこに、「落ちている汚れものを回収する」「裏返しの衣類を元に戻す」という無駄な２工程が増えるのですから、妻の怒りも当然です。

・ハズレ食材

「焦げたハンバーグとか、骨が多い魚とか、ハズレのほうをだす。あと、賞味期限切れの食材とか、たまに消費期限のもだすけど、いままでお腹を壊したことはないからバレてないと思う」（30才・ＩＴ系）

帰宅時間が遅く、一人で夕飯を食べるご主人の場合、ほとんどバレる心配のないのが、この仕返し。ただ、骨の多い魚はセーフだとしても、消費期限切れは危ないような……。男性も、たまには冷蔵庫チェックをしたほうがいいかも!?

・鍵トラップ

「夫が飲み会続きで帰りが遅いときは、玄関の上下２つある鍵穴のうち、上の鍵を開けて、下の鍵を閉めておく。そうすると、いつもみたいに鍵が開かなくて焦るみたい。閉めたり開けたりを繰り返してる様子を見て、ざまーみろと思う」（29才・介護職）

■おわりに

いかがでしたか？　コーヒーの味や鍵の位置など「あれ、なんかいつもとちがうな……」と思ったら、もしかすると、それは妻からのささやかな仕返しかもしれません。それに気がついたときは、頭ごなしに怒るのではなく、まずは自分の行動を省みて、妻のストレスの元を断つ努力をすることが、夫婦円満への第一歩となるでしょう。

※この記事は2015年03月11日に公開されたものです