女たちのちょっと意外なゴキブリ撃退法【イラストコラム】
ひとつ屋根の下、ぜったいに遭遇したくない珍客といえば、一番に思いつくのはあいつですよね。そう、「GOKIBURI」!
もし彼らと鉢合わせてしまったら、安息の場であるはずの自室がたちまちバトルフィールドに。
知らず知らずのうちに共に暮していたのかもしれないけれど、姿を現してしまった以上、彼らには召されていただくしかないのであります。
そんな生死を賭けた激闘ぶりはすさまじく、「手で握りつぶす」「素足でふんづける」「包丁で突き刺す」と容赦ない。
恐怖による火事場の馬鹿力的なものかもしれませんが、このような真っ向勝負はなかなかできるものではありません。ただ、「痛みは一瞬」のこのやり方は、案外ゴキブリ思いなのかも。
それに比べて、「掃除機で吸って、掃除機ごと捨てる」だとか、「一部屋に殺虫剤を使い切った上に目張りをして確実に仕留める」は、ジワジワと死を迫る、なんて恐ろしいやり方なんでしょう。
まぁ、わたしも、もし彼らに遭遇したら、きっと後者で攻めますけど。
普段生活していて、これほどまでに殺意を抱く機会ってないんじゃないでしょうか。恐怖と憎しみは人を変えてしまうのですね……なんて。
ちなみにわたしは、まだひとり暮らしのおうちでゴキ氏に出会ったことはありません。実家にいたころはよくお会いしていましたが、強力な助っ人(父)がいたので己の手を汚すことなく彼らを闇に葬ることができました。
それにいつだったか、友人に勧められてブラックキャップを置いてからは、めっきり出なくなりました。
だから随分ご無沙汰。できればこのまま会わずにいられたらいいのだけど、お守りがわりの殺虫剤は二種類ほど常備しているので臨戦態勢はばっちりです。
文・イラスト MARI MARI MARCH(マリマリマーチ)/OFFICE-SANGA
※この記事は『素手で! 包丁で!? 女たちのちょっと意外なゴキブリ撃退法』を再構成しています。
※この記事は2015年02月28日に公開されたものです