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えっ何かマズイこと言った!? 妻を不機嫌にさせた夫のひと言・4つ

斉田直世/CaSy

考える夫婦考える夫婦みなさんこんにちは、作家・イラストレーターの斉田直世です!

世の既婚男性のみなさん、夫婦で会話をしている最中、いきなり奥様が不機嫌になり、「えっ、オレ、何かマズイこと言った!?」と焦った経験はありませんか。夫がなにげなく発したひと言が、妻の怒りをかってしまうのは、どこの家庭でもよくあることです。

妻たちは、なぜそのひと言にキレてしまうのか……今回は、思わず怒りがこみあげた夫のひと言と、その理由について、既婚女性たちに取材してみました。

嫌ならやめれば?

「保育園の保護者参加行事について愚痴を言ったら、「嫌ならやめれば?」と言われた。簡単に言うけど、こっちは付き合いだってあるわけだし……」(33才・事務職)

理論的で、無駄を嫌う男性のこと、何事も早く結論を出したい気持ちはわかりますが、妻が愚痴をこぼすときは、それついてアドバイスがほしいわけではなく、ただ話を聞き、共感してほしいだけであることがほとんど。それに、PTAやご近所、ママ友など、世の妻たちには、気が乗らなくても保たなければならないお付き合いが多いものです。それを「やめろ」のひと言で片付けるのは、少々無責任かもしれません。

なに怒ってんの?

「午前様が続いた夫と口を聞かずにいたら、こう言われて怒りが増した。原因はお前だ!」(28才・介護職)

家の中で妻が「ムスっ」としているとき、大抵の場合、その原因は夫にあります。押し黙ったり、不機嫌な態度をとったりすることで、「私が怒っている理由を考えなさいよ」と、相手に訴えているのです。そんなときに、「なに怒ってんの?」と理由を聞かれるのですから、「あんたのせいなのに、何でわからないの!?」と、余計に怒りをかうわけです。

……で(結局何が言いたいの)?

「夫に、子どものこととか、近所のこととか話してるとき、最後に「で?」って言われるのがイラっとする」(30才・パート)

男性にとって、会話は情報伝達の手段でしかありませんが、女性にとっては、話の内容よりも、「しゃべる」という行為自体が大切。おしゃべりすることで、ストレスを解消し、話の内容も、子育ての悩みから、ワイドショーの話題まで、その場のノリや思いつきで、どんどん変わります。夫には、話を聞いて共感してほしいだけなので、そもそもオチを求めてはいけないのです。

別に

「仕事から帰ってきた夫に、「なんだかお疲れだね」って言ったら、「別に」って言われた。感じ悪いわー」(31才・教育関係)

数年前、某有名女優さんが発して世間を賑わせたひと言でもありますが、何か質問されて「別に」と答えるときは、関心がないだけでなく、ふてくされているわけです。「何かあったの?」「別に」、「食べたいものある?」「別に」……毎回、こんな風に返されたら、誰でも話しかけたくなくなってしまうでしょう。

こっちは仕事で疲れてるのに

「家事の手伝いをお願いしたら、「こっちは仕事で疲れてるのに……」ってため息混じりに言われた。育休中の私が、楽してるような物言いにカチンときた」(30才・育休中)

妻の方が、家にいる時間が長いからといって、疲れないと思ったら大間違い。仕事には終業時間があり、ONとOFFもハッキリしていますが、家事や子育てには終わりがないばかりか、就寝中でも、子が泣けば「母スイッチ」を、即ONにしなければならない状態です。疲れているのはお互い様だということを、肝に銘じておきましょう。

おわりに

どれもささいなひと言ではありますが、こういった小さなストレスを積み重ねることで、ある日突然、大爆発を起こしてしまうのが女という生き物。円満な関係を築くため、言葉を発する前には、まず「相手を嫌な気持ちにさせないか」を考える……これは夫婦間だけでなく、誰に対しても心がけたいものです。

(斉田直世/家事代行Casy)

※この記事は2015年02月12日に公開されたものです

斉田直世/CaSy

作家・イラストレーター。作家雑誌や広告でイラストを描く傍ら、在学中に発表した『現役女子大生キャバ嬢が教える ちょいモテ男になる技術』(2005年幻冬舎刊)にて作家デビュー。お水経験を活かしたエピソードと、男女へのリサーチから導き出された恋愛テクを武器に、作家としての才能も発揮。各メディアで「恋愛アドバイザー」としても活躍。2006年に結婚・出産し、一児の母でもある。著書多数。家事代行CaSyなどで記事執筆中。

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