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パパ閲覧注意!? ママたちの本音座談会 ~50:50は幻想? 共働き夫婦の家事分担~

斉田直世/CaSy

はじめまして、イラストレーター兼作家、そして一児の母でもある斉田直世です。炊事洗濯、仕事に子育て……あー、働くママって本当に忙しい!

仕事がお休みの日も、母親業に休みはありませんから、ストレスは溜まる一方です。

そんな私の息抜きの場になっているのが、月1で開催している「ママ座談会」。育児の悩み、ママ友トラブル、夫婦関係、嫁姑バトル、同居問題……毎回、テーマを決めて、気のおけない友人たちと、あーだこーだぶっちゃけているうちに、心がスーっと軽くなるんですよね。心に溜まったモヤモヤを吐き出してスッキリするだけでなく、「へー、そんな考え方もあるのね」、「うちもマネしてみよう」など、タメになる情報もゲットできたりして、良いことづくめ。

というわけで、このブログでは、パパたちにも話したことない座談会の様子を、こっそり紹介していきたいと思います(もちろんママたちの許可はもらっていますよ)。

ではでは、今日も思う存分、本音で語ってもらいましょう!

・登場人物

ナオヨ 31才・イラストレーター兼作家、一児の母。(夫32才・電気関係)

ナオヨ

シオリ 32才・秘書、二児の母。(夫34才・アパレル系)

シオリ

ヒナ 31才・教育関係、二児の母。(夫40才・教育関係)

ヒナ

ヒナ

ユカ 30才・アパレル店員、一児の母。(夫35才・自営業)

ユカ

ユカ

カホ 32才・カフェ店員、二児の母。(夫32才・製造業)

カホ

カホ

ミチコ 31才 カフェ店員、一児の母。(夫32才・営業職)

ミチコ

ミチコ


■50:50は幻想? 共働き夫婦の家事分担

食事作り、皿洗い、洗濯、掃除、買い物、ごみ捨て……こうした毎日の雑用に、仕事や子育てが加わるのだから、共働き家庭において、夫婦の家事分担は必須ですよね。しかし、まわりの共働き夫婦に話を聞いてみると、どの家庭も、妻側がより多くの家事を請け負っているのが実情。どうすれば、夫にも家事を手伝ってもらえるのでしょうか。働くママたちに教えてもらいました。

ナオヨ:みんな、夫婦の家事分担の割合ってどれくらい?

ミチコ:うちは、夫:妻=3:7。あんまり男の人が家事出来すぎるのも苦手なもんで、これくらいがちょうどいい。

ユカ:うちは、2:8、理想は、3:7くらいかな。私も家事出来すぎる男の人は苦手かも。でも、簡単な食事くらいは作って欲しいかな。

カホ:うちは、3:7、理想4:6かな。夫には、こっちが「手伝って」って言う前に、自分から動いて欲しい。

シオリ:うちは、4:6。育児負担は、1:9なんだから、家事は5:5が理想。

ヒナ:うちは、1:9、理想は、3:7。夫の家事協力は半ば諦めてるけど、布団干しとか、重労働を手伝ってもらえたら嬉しいな。

ナオヨ:うちも、1:9。ま、在宅勤務だから、そうなっちゃうよね。どの家庭も、家事分担は妻側の負担が大きいようだけど、これに育児も加わるわけだから、旦那さんには、「もうちょっと手伝って欲しい」というのが多数意見なのかな。夫に家事を手伝ってもらうには、どうしたらいいんだろう?

ユカ:「私は料理と掃除、あなたは皿洗いと洗濯」って、ハッキリ役割を決めるって手もあるけど、これだと、できていないときに、もう一方がイライラしちゃうんだよね。理想は、相手の状況を見て、できることは自分がするっていう形かな。お互い、仕事で疲れているときもあるだろうし。でも、この「相手の状況を見て」っていうのが、なかなか難しい。

カホ:そうそう、雰囲気で察して欲しいのに、男の人ってそれができない。休日、ゴロゴロしてる旦那に、洗濯物干しながら、聞えよがしに咳払いして、やっと、「何かやることある?」って動き出す。本当は、そのセリフを言う前にやって欲しいのに。こっちから、「あれやって、これやって」って、一つ一つ指示するのもストレスになるんだよね。

シオリ:毎回「やって」って言わなきゃやらないんじゃ意味がない。頼んでイヤイヤやられるくらいなら、自分がやっちゃった方が早いし。それと、1回手伝っただけで、「どうだ、すごいだろ」みたいなドヤ顔されるのもイヤ。

ナオヨ:手伝わないのもイライラ、「やって」と指示するのもストレス、やったってドヤ顔したらNG……うーん、何だか世の夫たちが不憫に思えてきたわ。気持ちよく家事を手伝ってもらう方法は、何かないものか。

ミチコ:うちは、ゴミ捨ては夫にお願いしてるんだけど、全部屋のゴミ箱を回収してまとめるのは無理。だから、各部屋のゴミを、ひとつのゴミ箱にまとめるまでは、私がやってる。

ナオヨ:なるほど、お手伝いしやすいよう、「これくらいならできるだろう」ってところまで、お膳立てしてあげることも必要かもね。

ヒナ:うちは、スーパーから無料のお水を運んでくるのが、唯一夫の役目。これは妊娠中にお願いして、いまも続けてもらっている。

ナオヨ:そういえば、うちの夫も、妊娠中はよく家事を手伝ってくれてた気がする!
私も、「つわりがヒドイからお願い」「お腹が大きいからお願い」って理由をつけて頼みやすかったのもあるけど、何かと甘えが効く妊娠中に、「これは俺の役割」って上手く刷り込みができれば、その後も自然と続けてくれるのかもね。

ヒナ:よく、夫のことを「大きな子どもと思え」って言うけど、そうじゃなくて「大型犬だと思え」って、前に何かの雑誌で読んで。確かに、大型犬が新聞とってきたり、布団を干してくれたりしたら「すごーい」ってホメちゃうでしょ?
何かやってもらえるだけでありがたいって考えに変わると、気持ちがラクになる。

ナオヨ:た、確かに!
期待値が低ければ、裏切られることもないもんね。でも、犬が休日、縁側でゴロゴロしてる分には癒されるけど、旦那じゃイラっとするなぁ(笑)。

今回のまとめ

・キッチリしすぎた役割分担はイライラの元
・お手伝いにはお膳立ても必要
・夫の家事教育は妊娠中がチャンス

(斉田直世/家事代行CaSy)

※この記事は2015年01月20日に公開されたものです

斉田直世/CaSy

作家・イラストレーター。作家雑誌や広告でイラストを描く傍ら、在学中に発表した『現役女子大生キャバ嬢が教える ちょいモテ男になる技術』(2005年幻冬舎刊)にて作家デビュー。お水経験を活かしたエピソードと、男女へのリサーチから導き出された恋愛テクを武器に、作家としての才能も発揮。各メディアで「恋愛アドバイザー」としても活躍。2006年に結婚・出産し、一児の母でもある。著書多数。家事代行CaSyなどで記事執筆中。

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